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横浜は燃えている!

横浜は燃えている!

のんびりスッポン鍋を食べに行く





    (もう少し、2006年8月19日土のつづき)

    さぁ~て夕食に向けてスパでプールで存分に泳ぎ、サウナで適度に汗をかいて身を
   軽くした大食い夫婦はワンの散歩も済ませた。夕食に行くスッポン料理の「河童」さん
   は最初に那須に行った時に訪れて旦那は大ファンになった。前回はお店のお休みと
   重なってしまい、今回の期待感はかなり高まる。

    こちらのお店は事前要予約(スッポンを捌く都合上のようだ)の時にお願いすれば
   車で送迎して貰える。私の白内障が進んでしまったので雨の夜はかなり見えなくて危険
   なのでお願いする(旦那は飲むので運転はダメだから)。




    最初にお伺いした時も雨だったが、今回もまた雨だった。ウチの車よりずっと立派な
   車でご主人が迎えに来てくれた。前回は旦那の「歩ける距離だ」という判断で歩いて
   大変な目にあったが、さすが車だとあっという間だ。

    今回もお客は我々のみのようで非常に恐縮する。出迎えてくれるお母さんは相変わらず
   とても笑顔で気持ちが良い。この辺りの人は初対面がとにかく無愛想な人が多くて怖い
   のだが、この人は全くそういった事が無い。(でも電話だと別人のように無愛想になって
   しまうんだよねぇ、不思議)。でも皆さん根は良い人なんですけどね...。

    ご主人もお母さんも半年程前に来た我々の事をすっかり忘れきってるようであったが
   話しているうちに「あぁ!あの雨の中歩いて来た人!!」と思い出してくれた。




    さてスッポン鍋の前に「これでもか!!!」と自家製野菜の手料理が出てくる。
   (詳しい写真は日記の8/21.22に!)
   見慣れない野菜も知ってる野菜も丁寧に野菜や調理法を説明してくれる。前回出た物も
   あるけど、季節が違うので(前回は冬)夏野菜のが多い。塩分制限のある私は漬物は
   おっかなびっくりなのだが(塩分使用量が明記されてる訳でないので)、どれも薄味で
   とってもとっても美味しい物ばかりなのだ。このお店で「これは食べられんなぁ」という
   物は一つも無い。

    首都圏ではあまりお目にかからない青唐辛子(別の名前で呼んでいたけど忘れた)の
   しょうゆ漬けが美味しいー!!前回も出て密かに多いに期待していたけど、今回も出た。
   しょうゆ漬けといっても全然塩っぱくないし、不思議に薄味なので唐辛子のピリ辛さが
   また美味い!!
    後日「あさの」とあちこちの「道の駅」に現物が売られていたので大量に購入して
   私も作ってみる事にした。お母さんによると細いのと太いのがあって太い方は辛いので
   注意するようにと言われた。この太いのよりもう二周りくらい大きいのは「甘唐辛子」と
   して売られているが色も形も全く一緒で、名前が表示されていないと見分けがつかない。
   東北地方ではよく食べられているものだという。

  
    スッポン鍋登場の寸前に毒消しの胆汁(スゴイきれいな緑色だが猛烈に苦い)と
   飲み易くカクテル風になった生き血が出る。




    さて満を持してすっぽん鍋が登場。ここのすっぽん鍋は食べごろの状態で出される。
   スッポンを食べていると自家製野菜の盛り合わせが出される(これは自分で投入する)。
   大根菜というのを前回ここで初めて出してもらってその美味しさに自宅でタネを蒔いて
   作ったものだった。今回も大根菜が登場。これは煮込んだ方がより美味しい。鍋を食べて
   いる途中にもまだまだ自家製野菜の料理が休み無く出る。


    鍋を食べ終わると雑炊にして貰える。前回はスープを倹約し過ぎて「もっと飲んで
   下さい」と言われてしまったので今回は大いにスープを楽しんでから雑炊をお願いする。
   雑炊を作るのに一旦鍋は下がり、その間にも自家製野菜の手料理が出るので目の前に
   食べ物が無くなる事は無い。




    雑炊はたっぷりの卵とモチモチの赤米(多分)で作られてくる。大食い夫婦を満腹に
   させる程の量で大満足なのだ。とってもとっても美味しいんだよ~。

    お母さんが「キュウリを持って行きなさい」というので我家でもキュウリを作っては
   いるが、遠慮なくお願いする。雑炊を食べているとものスゴイ雨が降って来た。確か、
   天気予報では雨が降るなんて言ってなかったのにと思っていると「この辺りではよく
   こんな夕立があるんですよ。あと二週間もしたら布団なしでは寝られなくなるんです」
   と何とも羨ましい事を言う。昼間も涼しいが、夜もメッチャ涼しい。「こんなに涼しくて
   良いですねぇ」と言うとビックリして「暑いですよ!」と言う。いいなぁ~





    夕立というその大雨はとても止みそうになく、お店を出る時もザンザン降っていた。
   帰りもご主人に車で送って頂く。帰り際にお母さんがドッサリ!!!とキュウリを
   持たせてくれた。まさかこんなにとは思わなかったのでビックリした。「中にトマトも
   入っているから」とニコニコして渡してくれた。恐縮しつつ車に乗り込む。

    前回も美味しかったけど、今回はもっと美味しかった気がする。前回は退院したてで
   初めての旅行だったからかなぁ。「また絶対来ますね」とご主人と別れる。部屋に戻ると
   ベランダには干したはずのバスタオルがグッショリと雨に濡れている。もう取込んだ所で
   どうしようもないし、サウナで座る時に使うのでそのままにする。





    塩原にいると「河童」や「花水木」といった決してオシャレではないけどとっても
   本気で美味しくて気持ち良く食べられるお店があるのでわざわざ那須高原に行く気が
   しなくなってしまう。那須高原での食事は勘違いしてるお店がほとんどで味もイマイチな
   くせに変に威張っているお店がほとんどなので疲れる。



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