働くバツイチのつぶやき

2007/07/10(火)18:00

改めて、ブログに感謝。

結婚生活(81)

この前の土曜日に地元のお祭りへ来てくれた友達を駅まで見送り、 その後買い物などをしながら帰宅した22時過ぎに携帯電話が鳴りました。 こんな時間に誰だろう???と思ったら、唯一の地元のお友達からの電話。 家まで迎えに行くので、よかったらお茶でもしませんか?というお誘いでした。 うーーん、朝も早かったしどうしようか・・・とも思いましたが、 この時間にわざわざ来るという事は、何か切羽詰った事情かと思い、お茶しに外出。 やはり切羽詰っていた・・・。重い話だった。 彼女は、私の旦那の高校時代のお友達の奥さん。 去年待望の子供が産まれたばかり。 地方から出てきている為、彼女もここでの友達は私だけ。 彼女はとても生真面目な人。生真面目過ぎて、とても不器用な人。 それが影響して、結婚後数回精神科のお世話になってしまっている。 理想が高く、なかなか妥協が出来ない性格の人なのです。 そしてまたその症状が出てきてしまい、子供を連れて田舎へ帰ろうかと思っているという。 旦那さんも、そんな彼女の頑なさに渋々了承をしたらしい。 彼女が症状を再発させてしまった原因は、旦那さんやその実家との事など色々あるけれど、 聞いたことを大きくまとめると、今いる世界が狭すぎるんだと思う。 私が鬱に近い症状を出した時と、余りにも同じ空虚感を話していたので・・・。 私も結婚当初にかなり鬱っぽい症状を出した。(旦那は気が付かなかったらしい) 世間から孤立した感覚・必要とされていない感覚がずっと付きまとった。 それまでは会社で仕事をこなし能動的に動き、お給料を貰って好きな事をしていたけれど、 結婚したら家事をやっても誰も感謝してくれない、誰もお給料をくれない、 何て非生産的な毎日なんだろう・・・と全てが空しかった。 自分の稼いだお金では無いお金を預かり日々のやりくりしていると、 自分の為の買い物なんて、稼いできてくれる旦那に申し分けなくって出来なかった。 雑誌でも読めば気が晴れるかと思っても、出掛ける場所も無い私には、                            (外出するとお金がかかる)    OL向きの雑誌も、モード系の雑誌も遥か彼方の世界の気分がして手が伸びない。 だからと言って『クロワッサン』とか『オレンジページ』を買っても読みもしない。 最後には『クウネル』『天然生活』なんていう、生活を愉しむ方向へ行ってみたり、 『花時計』なんて買ってみたり、観葉植物に手を出してみたりもした。 (*以上の状況が、今の彼女と同じらしい。同じ事を思い、そこから抜け出したいと思っている) それでも全く改善されず、ラ・フランスを買ってきて旦那に剥いてあげながら 『誰かが私をヨウナシ(用無し)だと言っている・・・』と泣いたりしていた。 (冗談では無く、本当に泣いた。かなり危なかった) 旦那しか話し相手はいなかったので、旦那が帰るのを今か今かと待ち、 旦那が帰ってくると機関銃のように喋り捲った。 (うちは旦那も話し相手が私だけな状況だったので、結構付き合って貰えたけれど) その状況を救ってくれたのは2つ。 1つはアルバイトを始めた事。 昔から知っている人達に囲まれて、くだらないお喋りをしながら働ける環境は、 とても有難かった。 お金も貰えて、自分一人でコーヒーとか飲んでも罪悪感を抱かなくても済むようになった。 もう1つはブログを始めた事。 旦那や友達に話すほどの事でもない日々の小さな出来事や、 『これを読まれたら性格悪すぎだってバレルな』っていう毒吐きや、 『旦那のこんな話をリアル世界の友達が知ったら、旦那の立場が無くなるな』っていう話も、 このブログなら書ける。 同意を得られた時の嬉しさ。理解してくれる人達がいるという安心感。 顔を見て話している訳では無いので、返答が無言だったとしても気にならない。 書くだけで自分の中の言葉が消化・昇華されていく。 そして、このブログを通して色々な人達がいて色々な形の夫婦がいるんだ、とも気が付いた。 彼女にも、思わずブログを始める事をお勧めした。 書ければ楽になる部分もあると思うけれど、読むだけでも良いと思うの。 考え方が柔軟になって、彼女の生真面目さが少しでも緩むといいな・・・と思います。 『妻として』『母として』『夫として』『旦那として』思い描いている姿とかけ離れていると 思い込んでしまっている彼女が、少しでもお互いを認めてくれるように。 だって、彼女もその旦那さんも生真面目で頑なだけれど、とっても素敵な人達なんだもの。 彼女にブログの話などをしながら、改めてここの有難さを感じてしまった私なのでした。

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