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カテゴリ:音楽スタジオ(スタジオ0724)
弊社リハーサル音楽スタジオ「スタジオ0724」の広さは22畳もあります。
普通リハスタと言えば、7,8畳くらいが殆どで、22畳もある大きなスタジオは大阪では殆ど無く、あっても弊社のように「1時間1500円(高校生1000円)」という格安利用料金はありません。 この広いスタジオを、最近高校生が「学園祭向けの練習」で時々使ってもらっています。 通常の軽音楽部のバンド練習ではなく、「バンドとダンスのコラボ練習」です。 高校の学園祭といえば私達の頃もそうでしたが、学年を横断した縦割りの団を結成して、各団がイロンナ出し物で競い合っていました・・・ 私たちの頃は、女子がミニスカの色っぽいコスプレでダンスをし、男子は長ランで応援団風にダンスをしていました。 私はだんじりの大太鼓を持ち込んで叩いていました。 確か当時、双子デュオのリンリンランランの「恋のインディアン人形」という曲が流行っており、それに合わせて振付ダンスをしていました・・・ いずれにしても、若者と音楽とダンスはつきものです。 これは人間の本能に根差しているもので、4,50年前と全く根本的に高校の学園祭が変わっていないのが論より証拠です・・・ 若い頃に音楽とダンスに馴染めば、年齢を重ねてもそれが嫌いになる事は稀でしょう・・・ しかし、スタジオを始めて早や1年半になろうとしています。 「バンド」「ダンス」「だんじり鳴物」の3つが主な使い方であろうと、通常より広いスタジオにし、且つ2尺5寸の大太鼓が入るように防音ドア2枚を別注しました。 結局フタを開けてみると、90%が音楽(バンド&ドラム個人練習)で10%がダンスという想定外の結果でした。 だんじり鳴物がゼロには驚きました(普通の和太鼓が少しありますが)。 せっかく金を掛けて幅の広いドアを作ったのに・・・(涙)。 年齢層で言うと、70%が高校生と20代の若者。 これも、予想を覆す結果でした・・・4,50代以上が50%くらいだろうと思っていましたが・・・ この辺が、新しいビジネス(特にエンドユーザー相手)を立ち上げる場合に直面する課題です。 ヤッテみないと分からない・・・というのは、こういう事だったのです。 しかし、実際の結果を受け入れるだけのキャパがあり、更に今回のバンドとダンスのコラボという「新たな需要」を開拓したという意味で満足しています。 そう、学園祭需要という全く新しいニッチマーケットを開拓したのかも・・・? 先日も、わざわざ大阪市内の住吉高校から15名ものバンド&ダンスチームが来られました。 彼らはこっち方面は初めてのようで、阪和線和泉橋本駅からスタジオまで20分以上歩いて来られました。 帰りは、スタジオから歩いて4分の水間線名越駅を紹介してやりました。 まァしかし、「遠方からわざわざ来られる」というのは、全くトランクルームと同じマーケット動向です・・・ 人口270万人もある大阪市から火がついたのです・・・ 隣の泉州最大で人口85万人の堺市内の高校にも「飛び火」するのも時間の問題です。 バンドとダンスが出来る「大型スタジオ」という事で大阪市内や堺市にも口コミが広がれば、泉南エリア以外にもマーケットが広がります。 大阪市と堺市を合わせると貝塚市の40倍も人口がある日本有数マーケットエリアです。 貝塚市はここから電車や車で1時間以内の「好立地」です。 工夫次第で客を呼び込めるのです。 土地代が都会(大阪市、堺市)に比べて格段に安い貝塚市の優位性を活かせば、利用料金を安くしてお客さんに還元できます。 人口が密集する大阪市内のど真ん中のビルのワンフロアを借りてリハスタを経営するとなれば(3~5室)、普通5000万~1億円のイニシャルコストが掛り、毎月の賃料や人件費といったランニングコストも掛ってきます。 弊社の場合自社所有の土地と建物で賃料も人件費もゼロですから、トータルコストで言うと10分の1以下です。 更に建物も既に償却済みで固定資産税が安いのも、経営の安定化に一役買ってます。 となると、100分の1か・・・(笑)。 損益分岐点がここまで違うと、とても勝負になりません。 正に、この「好立地」を活かさない手はないという事だったのです・・・ 更に更に、オーナー兼スタッフ兼ドラマーである私が直接スタジオに関わっていますので、「痒い所に手が届く」サービスを提供できますし、地元音楽業界全体のマーケット動向が誰よりも手に取るように分かるという大きなメリットが計り知れないのです・・・ しかし、周辺の3市1町エリアだけでビジネスを考えていると勿体ない話です。 私は更に一歩進めて、弊社は関空に近いので、如何に得意の?英語力を活かしてインバウンド需要をトランクルームとスタジオとレンタル自習室に取り込むプラン?を密かに考えています・・・(笑)。 一見関係なさそうですが、固定観念を取っ払って、それを如何に結びつけるかを考えるだけでも「頭の訓練(イマジネーション)」になるのです・・・(笑)。 学校や資格勉強といった暗記や理解主体の学習とは全く違った頭の使い方によって、ビジネスに有効になるのです。 しかし、先日の大阪市内の高校生も「貝塚は生まれて初めて・・・」という子が多く、もちろんローカル単線で有名な「水間線」も初めてでしょう・・・ 間接的に弊社も水間線の乗降客数や貝塚の認知度に貢献しているかも・・・(笑)。 という事で、これからもリハスタの「新しい可能性」を弊社なりにトコトン追究していきたいと思います。 既に、ドラムレッスンという新しいカルチャークラブをスタジオ内で始めて1年過ぎました。 「バンドの要はドラム」という考え方で、ドラマー育成こそがバンドの底上げになると思うのです。 だんじり鳴物で言うと、小太鼓が鳴物全体の要で、小太鼓がシッカリしないと大太鼓のアドリブも効かせませんし、大工方も踊りにくい・・・ ココまで考えてドラムに力を入れているリハスタは、日本でも数少ないと思います。 最近バンド予約が先行して、ドラムの個人練習の予約が取り辛くなっていますが、早ければ来年「Bスタジオ」を増設すれば、それも解消できるでしょう・・・ スミマセン、ここまで力を入れるのは自分がドラマーだからか・・・(笑)。 にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.09.10 06:19:35
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