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     トランクルーム貝塚のオヤジ奮戦記

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2019.11.30
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今でも思い出して、自分でも驚くことがあります。

それは2006年3月31日18:00の事です。

この時間は正に弊社が祖父の創業から57年間織物業を営んできて、工場を完全に停止した瞬間です。

何の式典もなく、ひっそりとした最後の幕引きでした・・・(涙)。

この時に、工場内に残っていた在庫商品は「たった1反(タテ糸)のみ」です。

このタテ糸は織機に掛かっていましたので、切って廃棄です。

ガランとした工場内には、何も残っていなかったのです。

昨日まで57年間ガチャガチャと織っていた織機音は全くないシーンとした工場なんて、だれが想像したでしょう・・・(涙)。

さぞかし、天国の祖父や父も泣いていたかも知れません。

まあしかし現実に戻ると、57年間の最終決算日に、在庫ゼロという事です・・・(驚)。

それ以外の糸と織物は全て出荷済みで、その後100%資金回収しました。

敢えて「損害」と言うなら、たった1反のタテ糸だけだったのです。

金額にして、せいぜい2,3000円程度です。

過去57年間で何十億の商いをしてきて、たった2,3000円の損害なんてゼロと同じです。

過去20年間月産20万mの織物工場で、廃業日当日1反しか残っていなかったというのは、織物業界では奇跡に近い事です。

私の知っている限り、廃業した同業他社の殆どは最後の在庫整理に苦労しています。

酷いところになると、事務員を雇い何年も掛かってでも処分できないところもあります。

そこには繊維業界や銀行との長年の複雑な取引関係や、同族企業内で兄弟が利害関係で揉めたり、コトはなかなか進まない事情もあったのです。

弊社の場合、経営合理化の一環として廃業数年前から徐々に取引銀行と借金の集約化に手を打っており、廃業と同時に全額借金を返済して不動産担保を全て銀行から抜いたのが功を奏しました。

アメリカと違って日本の中小零細企業は借金があれば銀行から経営者の個人保証を求められますので、無借金経営がこれほど身軽で自由かと・・・涙が出るほど嬉しかった事を昨日の事のように思い出します。

個人保証をすれば会社の倒産イコール経営者の自己破産で、離婚や夜逃げ、一家離散、自殺なんて普通にあるのが悲しいかな日本の中小零細企業の現実です。

日本の中小零細企業の倒産原因の殆どが借金過多なので、無借金なら倒産が防げて、誰にも迷惑を掛けないというのが私の日々の心の支えです。

しかし一体何故、弊社がそんな事を出来たのでしょうか・・・?

それは、1年前から緻密な計算をしていたからです。

1年前というのは2005年4月で「廃業を決断した日」です。

「1年後に廃業しよう・・・」と。

それから緻密な計算が始まったのです。

先ず、部品在庫整理から始まり、徐々に発注を減らしていき、最終的には残った部品を全てブローカーや同業者に転売しました。

営業活動も、それまで毎週金曜に大阪本町に出向いていたのですが、4月から9月までのシーズンオフも回数を減らし、10月以降のシーズンインに入ってからは3月までの受注を早い目に取ってからは大阪に全く行かず、電話で営業を済ませ極力工場現場に張り付いていました。

昼食は自転車で1分の自宅に戻っていたのですが、それも弁当持参で事務所で10分で済ませ、極力長時間工場に滞在する事によって営業、経理、現場の3つを完全にコントロールしていたのです。

特に大変だったのが生産計画で、織物の難易度によってこれまでの自社の実績から回転数と稼働率を推測するのです。

これが5%狂うと、工場全体の生産計画に大きく影響を及ぼし、再度計画を練り直さなければないのです・・・(汗)。

なので、廃業前の1年間は私の頭の中で「生産、効率、稼働率、修正、受注、製品在庫、預かり糸、サイジング、経通し、ドロッパ、ヘルド、テンプル(修理)、入荷、出荷、検反、縮率、筬番手・・・」で夢の中はもちろん24時間常にグルグル回っていました・・・(笑)。

それ以外にも、コンプレッサー室、電気室、空調室、結露対策(ダクト操作)、建て替え段取り、タイイング、織機修理(調整)といった現場の仕事や、営業、経理、受け渡し(パソコン入力)、銀行交渉、従業員送迎もしていましたか、自分の時間は殆どありませんでした。

工場は24時間エンドレス(年間355日)操業で月産20万mも生産していましたから大変だったので、これが織機台数が半分だったり稼働時間が半分の1日12時間で月産10万mだったらだいぶ楽だったのですが、採算的には全く合いませんでした。

そういった緻密な計算による努力が実って、工場が完全に停止した3月31日の1週間前まで織機全台がエンドレス操業していて、停止まで1週間切った日から1日1台、2台、3台・・・と止まっていき最終日で全台織機が停止したのです。

この57年間の家業を完全停止した瞬間、何とも言えない寂しさと共に充実感が込み上げてきたのを今でも忘れません・・・(涙)。

従業員から「明日から何か、残務整理手伝いましょうか?」と言われましたが、「有難う・・・でも何も残っていないので、その必要はないよ・・・自分の次の職を見つけてきて・・・」というのが精一杯でした(涙)。

事実、翌日の4月1日から織機の売却先が来社して、海外への出荷作業が始まったのです。

廃業1か月前の3月1日の「廃業宣言」した日から織機などの売却交渉をしていたのです。

幸い2年後の2008年北京オリンピックを控えた中国が空前の好景気に沸いていましたので、売却交渉もスムーズにいきました。

同じ2008年がリーマンショックでしたから、無理して織物業を続けていたらトンデモナイ事になっていたでしょう・・・(汗)。

という事で、織物時代に「多品種小ロット+高品質+短納期+低コスト」という鼻血も出ない非常に厳しい要求を取引先からされて、それを熟してきたことが大きな自信となりました。

ただ、その「下請け(賃織り=委託生産)」という経営体質が長年染みついていましたので、それをなかなか脱却できないのがトランクルーム転業後の大きな悩みでした・・・(涙)。

織物業から離れて13年・・・前回の増税時は増税分を転嫁できませんでしたが、今回の増税はやっと伝える事が出来るようになりました。

そして転業後の不動産仲介業以外の自社運営のトランクルームと音楽スタジオと卓球場とレンタル自習室の4つのビジネスは、織物時代に培われた「緻密な計算力」によって成り立っているのは言うまでもありません。

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Last updated  2019.12.01 10:47:51
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