2019/12/09(月)04:28
頻発する地震や台風の「防災意識の高まり」でトランクルームが注目される!
何ヵ月か前の全国放送の大手民放の朝のワイドショーで、トランクルーム特集がありました。
ここ1週間で関東に大きな地震が頻発している事や、昨年と今年に日本に大きな災害もたらした台風に対する国民の「防災意識の高まり」が、テレビ番組の特集を組んだテレビディレクターの意図でしょうか・・・?
昨年大阪を襲った台風21号以降、トランクルームに防災グッズ(非常食、保存食、水、ヘルメット)やそれなりに大事なモノを置いておこうという動きが見られます。
台風や地震で自宅が甚大な被害を受ければ一巻の終わりですから、「リスク分散化」としてもう1か所にもモノを置いて置こうという考えです。
「リスク分散化」という意味で、東京在住の方が大阪のトランクルームを借りるというような、自宅から離れた場所にトランクルームを借りた方が有効です。
やはり大阪は日本の第2の経済都市ですので、「関東に大地震が起こった時に、東京本社(自宅)に被害・・・」という想定した時の保管場所として大阪が最適だろうという考え方があるのでしょう。
考えてみれば、8年前の東北大震災の教訓からボチボチこのようなトランクルーム需要が増えているような気がします・・・
今年は関東に台風が上陸して大きな被害を被っています。
2年連続日本のこれほど大きな被害をもたらした台風が来るとは誰もが想像していませんでした。
2年連続というのは日本有史以来初めてかも知れません。
今後もこういった大型台風が、地球温暖化の影響で頻繁に来るだろうと専門家が予想しています。
13年前のトランクルームオープン当初は、マンションにお住いの方がシーズンオフのモノを置くというのが主流でしたが、その後それ以外にイロンナ使われ方をされています。
1.防災グッズ(非常食、保存食、水、ヘルメット)保管
2.離婚や別居時の家財道具の保管
3.ネット販売の商品保管
4.親の介護(同居や施設入居)での荷物保管(仏壇、アルバム、着物)
5.建替えやリフォーム時の一時的な家財道具保管
6.海外転勤(留学)時の家財道具保管
7.ミニマリストの荷物保管(ワンルーム賃貸に住んで)
8.お父さんの趣味のモノ(フュギュア、鉄道模型、プラモデル、レコード、CD、楽器)
といった想定外のトランクルーム利用に驚かされます。
特に2の離婚関連の荷物保管は、現在日本の離婚率が35%という世相を端的に反映しています。
また4の親の介護関連は、現在の相続税法では法定相続人である子は全員平等なので、「中立の立場」としてのトランクルームの存在が浮かび上がってきています・・・(驚)。
という事で、エンドユーザー直のトランクルームという私にとって全く未知のビジネスを、13年前の織物業からの転業で新規参入してきた訳ですが、世の中のリアルな動きがよく分かるという意味で非常に勉強になりました。
更にその2年後に、これも全く未知の世界であった「宅建」資格を取り不動産仲介業も始めた訳ですが、これもリアルな世の中を知るという意味で、仲介1本では儲けは少ないですが、悪戦苦闘しながらも楽しく仕事させて頂いています。
ここ最近3,4年は、これまた全く未知のビジネスでもあるエンドユーザー相手の「音楽スタジオ」「卓球場」「レンタル自習室」と全く違うカテゴリーのビジネスを立て続けに新規参入してきましたが、意を決して織物業からトランクルームへの「転業」に比べたら、もう何の抵抗もありませんでした。
人間、慣れとは恐ろしいモノです・・・(笑)。
ベースの元織物工場2棟(4フロア)を171室のユニットで区切って、2階の事務所で資格(宅建&FP&不動産コンサル)を活かして不動産仲介をし、その171室のユニットの中でスタジオ、卓球場、自習室を従業員を誰も雇わずネットを駆使して自分1人でやっているだけなんですが、知らない人が見たら、何をイロンナ事をシッチャカメッチャかやっているのか・・・・と思われているでしょう(笑)。
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