2021/10/26(火)08:30
ドラム・テクニック「フラム」をだんじり大太鼓に使っていた
ドラムのテクニックに「フラム」というのがありますが、実はこのテクニックをだんじり祭りの大太鼓に無意識に使っていました。
それも小学生の頃から。
何故知っていたのか・・・?
50数年前の町内のだんじり祭りに、毎年岸和田から大太鼓を叩きに来ていた人に習ったのです。
今では他町の太鼓を叩くなんて考えられませんが、昔はだんじり祭り本場の岸和田から来たのですから、情けない話「どうぞ、どうぞ叩いてください」みたいな感じでした・・・(笑)。
当時は町内の鳴り物は横笛以外はテキトーで、学ぶべきものは残念ながらありませんでした。
それだけ木島地区5町の中で名越が1番ショボかったのが子供心を傷つけました・・・(涙)。
子供だった私も年に1回の本場の叩き方を学ぶチャンスでしたから、テクニックを盗もうと子供なりに必死でした。
この3,4年の経験が私のだんじり鳴り物の基本だったのです。
時には小太鼓の練習の時に子供にはキツイ駆け足4番の早いテンポを叩く時に、2.、3分も叩けば二の腕が痛くなり止めたくなりますが、そのタイミングでオジサンの師匠から「ココで止めたらあかんド!手ちぎれるまで叩け!」と叱咤され泣きそうになりました。
しかし我慢し続けると、不思議と叩けるようになるのです。
所謂コツを掴むというヤツです。
「これだ!これで1時間でも2時間でも叩けるぞ!」と子供心に叫びました。
平たく言えば、空手でもウインドサーフィンでもあるような「脱力」テクニックという身体の使い方です。
この感覚を子供の時に、だんじり鳴り物で掴んだのです。
それから青年団を卒業するまで10数年、祭になると朝から晩まで何時間叩いても疲れませんでした・・・(笑)。
イヤな事は1分もしないうちに欠伸ができますが、好きな事は長時間ヤッテも疲れない・・・という事です。
この好きな事に集中する経験が大事なのです。
好きな事を見つけられずに長い人生を終える人も多いですが、ある意味好きな事が見つかって良かったのです。
当時は町内だけでは飽き足らず、試験引きの夜などはだんじり小屋を閉められたので、隣村の森や熊取まで、ハタマタだんじり本場の岸和田の中町まで他流試合的に叩きに行きました。
特に中町は、試験引きの休憩時間を見計らって叩かせてもらいました・・・(汗)。
65歳の今でもそれなりに叩けるというのも子供の頃からのキャリアの蓄積ですが、駆け足4番(早いテンポ)を2分も叩き続けると、流石にスタミナが切れますが・・・(笑)。
と言うかYOUTUBEにアップしている動画もそうですが、40歳を超えて青年団とセッションするなんて恥ずかしいので、1杯ビールを飲んでから叩いているのでタイミングが多少ズレているのです・・・(笑)。
しかしフラム・テクニックはちゃんと使っていますし、2分だけ思いっきり叩くと上腕がパンパンにバンプアップしますので、叩いた後にプロテインを飲むのも忘れません・・・(笑)。
酔った勢いで思いっきり太鼓を叩けば余計に酔いが回り、あとでプロテインを飲んでも身体に悪いでしょうねェ・・・(笑)。
という事で、だんじり太鼓の叩き過ぎで、大学に入ってからロックドラムを始めた訳ですが、和太鼓のフィルイン(おかず)が身体に染みついているのか、どうしてもドラムを叩いてもだんじり的(っぽく)になっているのが長年の悩みですが、ウインドサーフィンでもロングボード(ウインドサーファー艇)の乗り過ぎで「後傾ジャイブ」が身体に染み付き、今のショートボードの「前傾ジャイブ」が恐ろしくてなかなか出来ないのも長年の悩みだったのと同じです・・・(笑)。
身体に染み付いたモノというのは脳ミソにもこびり付き、頭ではワカっていても中々「切り替え」ができないモノです・・・(涙)。
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