トランクルーム貝塚のオヤジ奮戦記

2021/12/06(月)10:10

スラッシャーを目指せ!(充実した人生を送るために)

ライフスタイル(70)

読売新聞の「越える / 超える / 変わり続ける」という俳優のディーン・フジオカさんの題の記事が目に飛び込んできました。 スラッシャー・・・? スラッシャーとは仕事としていることが複数ある人のことで、副業と似ているため混同されますが、副業は本業のほかにアルバイトや日雇いの仕事を行うことで、そのため収入を得るつまり「本業以外でお金を得る」ことが主となっていますが、スラッシャーは本業のほかでさまざまなスキルを身に付けて、自身のキャリア形成に繋げるという意味だそうです。 「日本は分業がしっかりしている。自分のように仕事をする(この国で歌い、あの国で演じ・・・)スラッシャー(複数の肩書を持つ人)みたいな人は少なくて」と記事に書かれています。 ナルホド・・・確かに。 役所や大企業で色んな部署をコロコロ経験するだけでは肩書にならず、単にその会社にしか通用しないゼネラリストを養成しているだけで転職しても通用するかどうかは不明ですが、スラッシャーは新たな職場に転職してスキルを磨いて「次のスペシャリスト」になるというイメージですので、どこの業界に転職しても通用する「本当の実力」がつくのです。 私のビジネスに関する考え方は、どうしても1番長かった繊維業界の経験(20年)からの発想になってしまいますが、正に日本の繊維業界は川上(糸)から川下(アパレル)までの分業体制がキッチリしていましたが、それが仇となって1社で川上から川下までコントロールするユニクロのようなSPA(製造小売り)に業界がバブル崩壊後に一挙に再編させられました。 糸から織物にしか出来ない弊社のような「織布(川中)」専門業者は、見事に業界再編から弾かれてしまったのです・・・(涙)。 イタリアの織物(織布)業者のように自社でデザインまでするアパレルブランドを持つのは不可能ですが、せめて糸の開発から染色加工まで自社企画で出来ていれば・・・ 正に「糸メーカー」「織布メーカー」「染色メーカー」の3つの顔を持つスラッシャーなら、生き残れたかも・・・? しかし客観的に考えれば、織布という工程に日本の人件費と電気代という高コストを考え、多品種小ロット生産のひっくり返りそうな日々の工場現場の超多忙さで、糸や加工のプランを考える余裕なんて全くありませんでしたので、月産20万mを営業から現場と経理を自分一人でこなしても、コレが自分の限界か・・・と廃業を決断したのです。 普通に考えれば、いくら織布業者と言えどエンドユーザー(一般消費者)向けの自社のオリジナル織物企画が出来なければ、商社の下請けに甘んじるしかなく、これではいくら年355日24時間エンドレス操業で工場を稼働させても儲かる事はなく、自分の能力の限界を感じたのです・・・(涙)。 その40数年頼りにしていた総合商社もバブル崩壊後大胆なリストラをして、原綿や糸を輸入して国内の織屋に下請けを出しているだけでは利益が出ませんので、ヨーロッパからのブランド輸入といった川下戦略と投資による3国間貿易にシフトして生き残りを賭けたのです。 取引先が変わっているのに、自分とこだけ変わらないというのはあり得ません。 そして考えてみれば、糸にしても綿糸なら原料の原綿はほぼ100%輸入(アメリカから40%)でポリエステル糸にしても原料はテレフタル酸とエチレングリコールという2つの化学物質で元をたどると両方とも石油や天然ガスから作られていますので、原料輸入を止められたら織物が日本で作れない・・・という日本の繊維流通の根本的な脆さを知ると、いつまでも繊維業界にへばり付いている理由も無かったのです。 繊維業界の経験を通じて、零細企業の経営者でもビジネスの1から10までの業界全体の流れを掴み、「自分のポジションが一体どうなのか?」というのを常に自問自答しなければ・・と(汗)。 15年前に織物業を廃業してトランクルームに転業してから、宅建士を取って不動産仲介業を始め、音楽スタジオ、卓球場、テレワーク室・・・と全く異業種の5つのビジネスを立ち上げてきた軌跡は、ひょっとしたらスラッシャーと言えるかも知れません。 スラッシャーというのは後付けで、当時はそんな事も考えずに「生き残るには、一体どうしたらイイのか?」しか頭にありませんでした・・・(汗)。 特に不動産屋は後発でしたので、「宅建士資格だけではダメだ。ファイナンシャルプランナーや不動産コンサルティングマスター資格も取り、とにかく早く知識だけでも幅広く脳ミソに詰め込まないと・・・」という焦りがありました(汗)。 トランクルームオープン当初は集客に苦労しトランクルームだけでは食べていけず、他社で12時間働きながら毎夜9時に寝て朝2時に起床して3時間宅建士の受験勉強をしていたのです・・・(汗)。 まぁしかし、経験不足を知識で短期間で補おうと思いましたが、やはり実務経験と並行に勉強していかないと本当の知識は身に付きません。 やはりいくら焦って新規参入で直ぐに儲けようと思っても、そうは問屋は卸さないのです。 時間が掛かるのです。 そんな苦い経験があったので、「自社所有の不動産(土地、織物工場)をもっと活かさなくては!」・・・とトランクルーム2棟の建物を更に改造して、音楽スタジオや卓球場やテレワーク室の起業へと向かわせたのです。 趣味の分野に目を向けると、ウインドサーフィンは夏だけマーブルビーチでしているだけですが、将来的には80歳になっても出来るように冬は沖縄やサイパンやハワイで・・・と。 ウインド仲間が最近フォイルウイングにハマっていますが、これもコンパクトなので将来的にはインフレータブルボードならワイキキビーチでも出来るようになるかも・・・? 空手は昨年の脊柱管狭窄症の手術から腰の調子も良くなりコロナも収束しつつありますので、来年1月からボチボチと「ボランティア空手」(週1回Aスタジオで)を2年ぶりに再開しよう・・・かと考えています。 ドラムはこれまでロック1本でしたが、これからはレギュラーグリップも練習してジャズやファンク系も叩ければ・・と。 まぁ100歳まであと35年もありますので、これら公私含めたプランの70%くらい達成できれば、最後に死に際に「ヨッシャー!」と叫ぶでしょう・・・(笑)。 という事で、当たり前ですが、今の自分というのはこれまで歩んできた結果で、未来の自分はこれからの歩み次第ですので、これからもスラッシャーというのを念頭に、既存の5つのビジネス(トランクルーム、音楽スタジオ、テレワーク室、卓球場、不動産仲介業)を深掘りしながら周辺事業にもギラギラと目を光らせて、新たに幅を広げるニッチな新規事業を探り当てたいと・・・思います。 1つの肩書ではなく、いくつかの「スラッシュ」の間に公私に関係なく肩書をいれると思うのですが、スラッシャーと言えばどうしても60年前の子供の頃によく見た連続テレビ映画「七色仮面」をイメージしてしまうのですが・・・(笑)。 「トランクルーム貝塚」「スタジオ0724」「貝塚卓球センター」「テレワーク&スタディ貝塚」 「 貝塚不動産.com」 大阪府貝塚市名越661 tel:072-446-0798  mail: info@sasatani.com にほんブログ村  にほんブログ村 にほんブログ村  大阪府 ブログランキングへ

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