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カテゴリ:ピアノスタジオ
昨年末に弊社リハーサル音楽スタジオ「スタジオ0724」 にアップライトピアノ(ヤマハ)を設置し、レンタル「ピアノスタジオ」をスタートしました。
実は今回設置したアップライトピアノは知人の紹介で譲っていただいたもので、弊社が負担したのは運送賃と調律代だけで、初期投資(イニシャルコスト)は実質ゼロ。 それだけでなく、ランニングコストもスタジオ経営の片手間にやっていますので、人件費も実質ゼロ。 正に「ゼロゼロ」ビジネス・・・上手くいけば、こんなオイシイ商売はありません(笑)。 まぁこの時点で、すでにビジネスとして非常に面白い条件が揃っています。 アップライトピアノ(ヤマハ)の新品は53~330万円と、「無料」が同じ土俵で戦える稀なビジネスだったのです。 世の中を見渡すと、新しいものと古いものが、まったく同じ条件で勝負できるビジネス は、実はほとんど存在しません。 多くの業界では、新しい設備の方が有利、高額投資をした方が勝ちやすい、古いものは淘汰されるという構図になりがちです。 顕著なのが賃貸マンション(アパート)経営で、新築と築古では賃料と集客で大きな差を生むだけでなく、メンテナンス費用も古くなるほど掛かってしまい、少子化の影響をモロに受け、尻に火が付いた歩合制の営業マンが活躍する業者が牛耳る業界で、同じような競合物件も多い・・・という大変過酷な業界構造だったのです。 新築が最強ですが、10年、20年・・・30年と古くなってくると、競争力がなくなり賃料を下げざるを得なくなるどころか、集客力もなくなり空室だらけになってしまうのです。 しかし「ピアノスタジオ」というビジネスは違います。 弊社の音楽スタジオ以外の本業であるトランクルーム、卓球場、レンタル自習室、駐車場も同じで、今年で18年も営んでいる不動産仲介業(貝塚市に特化した事業用不動産の仲介専門)だけは年数を積み重ねるほど有利になります。 というか、最初からそういう新旧関係なく「同じ土俵」で戦えるカテゴリーを選んだ・・・という全くブレない戦略だったのです。 会社経営には、こういった一貫したポリシーがないとブレまくり、挙句の果てに倒産が待っています。 まぁ新品で200万円するアップライトピアノと、50年以上使われてきたアップライトピアノが、「同じ時間貸し」「同じ練習用途」 という同じ土俵で、ほぼ対等に評価されるのです。 むしろ、音の温かみ、鍵盤のタッチ、味のある響きといった点では、古いピアノを好む利用者も少なくありません。 CDはクリアでくっきりとした音質が特徴である一方(デジタル処理で一部の高音や歪みがカットされている)、レコードは雑音はありますが、柔らかく、なめらかな、いわゆる「温かい音」が特徴なので(溝の形状が音の波形そのもので、高周波成分も記録されるため「深みのある音」とされ、再生機器で音質が変化しやすい)、ちょうど昨今CDの音を聴き飽きた若者が古いレコードを買い漁っているのと同じ状況で、電子ピアノの販売率が90%を超えている現状を考えれば、弊社が先日から始めたアコースティックピアノによるピアノスタジオの「生音」を求めるピアニストもゼロではないはずです。 ◎利用者が求めているのは「価格」ではなく「環境」 ピアノスタジオを利用する人が本当に求めているのは、最新モデルかどうか、定価がいくらかではなく、集中して練習できる空間、近くて使いやすい立地、手頃な料金、予約のしやすさといった 「練習環境そのもの」 です。 つまり、高額な新品ピアノを置かなくても、十分に勝負ができるどころか、投資効率という点では圧倒的に有利 になります。 ◎AI時代だからこそ強い、リアル×アナログビジネス AIが進化し、多くの仕事がデジタル化・自動化されていく中で、ピアノ演奏や音楽練習のような リアルな体験型ビジネス は、むしろ価値を増していきます。 ◎ピアノはAIでは弾けない 練習は実際の鍵盤が必要 音は空間で感じるもの この アナログ性 こそが、ピアノスタジオの最大の強みです。 ◎ビジネスセンスとは「高いものを買うこと」ではない 今回の「ピアノスタジオ」ビジネスで改めて感じたのは、ビジネスセンスとは派手な投資をすることではない ということです。 無料で手に入るものでも既存の資産でも、視点を変えれば十分に収益を生むビジネスになる。 新品200万円のアップライトピアノと、無料で譲っていただいたアップライトピアノが「同じ土俵」で勝負できるビジネスを見つけられたこと自体、これは一つの「経営者の勘」なのかもしれません。 ◎「スタジオ0724」のピアノスタジオのこれから 「スタジオ0724」のピアノスタジオは、初期投資を抑え、固定費を最小限にし、地域に根ざした音楽練習の場として、長く続けていくことを目指します。 派手さはなくても、堅実で、強くて、時代に左右されにくいビジネス。 これこそが、これからの時代に求められる形ではないでしょうか。 まぁしかし40年近く前のバブル景気前後を思い起こせば、日本で1番織物業が盛んだった貝塚市の山手エリアに最新の1台1000万円のエアージェット織機が導入しだし(最終的に地方の工場も含め1000台が導入された)、多くの同業他社の織物業者が何億円もの設備投資をしましたが、結局20年後にはエアージェット織機を導入してしまった殆どの織屋は借金を返せずに廃業や倒産(最大の倒産が1社で約300億円)・・・という惨憺たる状況になってしまいました。 当時は水間街道ならぬ、業界ではエアージェット街道とも呼ばれ、日本の繊維業界のツートップで昔から泉州にドップリ根を下ろしていた伊藤忠と丸紅の機械部隊の販売子会社の支店を清児と三ツ松に出して熱を帯びていたのも懐かしいです。 幸い弊社の場合はバブル景気前の円高不況の安い時に新工場を建設しエアージェット織機20台導入し、バブル景気に上手い話に一切乗らず、真面目に年355日24時間エンドレス操業(月産20万m)で20年間工場を回し、リーマンショックの2年前に借金を全額返済して自主廃業し今のトランクルーム賃貸業に転業し、何とか上手く切り抜けました・・・(汗)。 私は株の売買はしませんが、新品織機を安く仕入れて20年間使い倒したボロボロの中古織機を、北京オリンピック2年前の好景気に沸いていた中国に高く転売したのです。 エアージェット織機の回転数(1分毎)も織機性能が飛躍的にアップしたタイミングの500回から一挙に750回になった頃に導入し(生産性が大幅アップ)、高級羽毛布団ブームの乗った事(側地生産)で更なる追い風が吹いたのです。 人生は「努力+運」・・・というのを、つくづく感じました。 そんな経験から、如何に設備投資のタイミングと資金回収と計画が大事かと・・・身に沁みました。 という事で、1台のアップライトピアノから先日始まった「ピアノスタジオ」ストーリーですが、これからずっと長く温めていきたいと思います。 まぁ単調に陥りがちのビジネスですが、工夫と努力でイロイロやっていると意外に飽きませんねェ・・・ ![]() ![]() ![]() 「トランクルーム貝塚」「スタジオ0724」「 貝塚不動産.com」 「貝塚卓球センター」「テレワーク&スタディ貝塚」 「貝塚名越パーキング」 大阪府貝塚市名越661 tel:072-446-0798 mail: info@sasatani.com にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2026.01.05 06:21:30
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