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カテゴリ:中小企業の生きる道
ダボハゼ商法は「節操なし」ではなく「適応力」がポイントです。
40数年のキャリアから見えた多角経営の本質が今の私に大きく影響しています。 40数年前、私が20代のサラリーマン時代に遡ります。 当時勤めていた会社は建築建材メーカーでありながら、創業社長はダボハゼ的な発想を持ち、実に多種多様な事業に手を出す会社でした。 今で言えば「選択と集中」とは真逆。 当時よく言われたのが、「ダボハゼ商法」という言葉です。 建築建材を扱いながら金物、ベビーカー、ヘルシー機器、生活関連商品・・・とにかく「引っかかるものは何でもやる」。 若い頃は正直、節操がない経営のようにも見えました。 しかし40数年経った今振り返ると、このダボハゼ商法こそが現在の私の事業スタイルの原点だったのだと強く感じています。 私は金物部所属でしたが、通常のルートセールス以外に新規開拓で4mの建材を2mにパック詰めして画材店にピクチャーレールとして売ったり、全国のダイエーにチラシ商品でキッチンワゴンや押入れ棚を大量に安く売り捌いたり、ベビーカーを正規ルートではないディスカウンターに大量に売り捌いたり、カメラのナニワのパソコン事業部にアングルを陳列したり(ラック部材として)、大丸百貨店の中元歳暮用に園芸店と組んでイタリアから輸入して売れずに長期不良在庫だったプランターを全量販売したり、アウトドアに進出しようとしていた船具問屋(今のロゴス)に折り畳み式チェアを販売したり、ホームセンタールートを新規開拓しようとしていた工具商社の山善にホームセンターのチラシ用にラックセットを定期販売したり、東急ハンズに新しい商品をテスト販売したり・・・今考えれば、無茶苦茶積極的な商売をやりました。 もちろん社内からヤッカミを言われたり嫉妬もされましたが、会社全体として利益が上がっていたので上司はホクホク顔でしたが、いつも朝一に取引先に飛んで行ってましたので朝礼に出れず、社内評価は低かったのです。 売上を上げているのに社内評価が低く、朝早くから夜遅くまで働いても妻子を養うには安月給すぎて、更に出世の可能性もないというのが家業に戻る主因でした。 これじゃいくら頑張っても報われない・・・俺はこんなモンじゃないと、人を舐めているとしか思えない給与体系への疑問とサラリーマンの限界を感じたのです。 家業に戻って頑張れば報われるだろう・・・と。 やはり費用対効果です。 また社長から、「お前はウインドサーフィンが趣味やから、アルミ製パーツ(ジョイント、ブーム)で新規参入しようか」と持ちかけられ、新たな仕事が増えたのですが好きなので快諾し、特許庁に出向いて専門家と一緒に世界中のウインドの特許を調べ上げ、大手商社と材料メーカーを周り相当な数の業者がこの世界中でグングン拡大している有望な市場に群がっている裏事情に驚愕したものです。 ほんの10年前まで世界でのマーケットがゼロだったものが、恐らく何千億円にもなった急進の業界の中に身を置いたという貴重な経験をしたのです。 特に私の場合はウインドにのめり込み過ぎて大学に学連加盟のウインドサーフィン同好会を創部したくらいで、社会人になっても現役レーサーでありながら、業者側のスタンスでウインドサーフィン業界を両面から見れた経験と意義は大きかったです。 普通は片面しか見れませんから。 まぁしかしメーカーなので問屋売りが主体でしたが、それにお構いなしにドンドン川下戦略で小売に直販していたのです。 今考えると、大手企業なら無理だと思うような20代の若者に自由に仕事をさせてくれた従業員数200人のメーカーで良かったと思いますし、意識下でサラリーマン規則に従っていたら家業に戻った時に営業スキルが無くて(社外で通用せず)苦労するだろうと危惧していたのかも知れません。 そんな若気の至りみたいな濃い4年間のセールス経験から、現在は6つのエンドユーザー直のレンタルビジネスを並行展開 トランクルームを軸にした多角経営 20年前に祖父の代から長年続いていた泉州の地場産業だった家業の織物業を辞め、現在は2棟の織物工場を活かしてトランクルーム事業を本業としながら、以下のようなビジネスを娘と2人だけの家族経営で展開しています。 トランクルーム(本業) 音楽スタジオ 不動産仲介業 レンタル自習室 卓球場 駐車場 という6事業ですが、一見すると脈絡がない事業の寄せ集めに見えるかもしれません。 しかし、ここにも明確に「ダボハゼ商法」の思想があります。 更に6つの事業をダボハゼ的に更に利用用途を広げる努力をしています。 ◎音楽スタジオは「バンド専用」だけでなく、ダンス、和太鼓、だんじり鳴物、フラメンコ、レッスン(和太鼓、ドラム、キッズダンス)、インバウンド向け和太鼓体験 「音が出せる空間」という強みを軸に、「自宅ではうるさく近所迷惑でできない」という引っかかるニーズはすべて拾う。 まさに、若い頃に体験したダボハゼ商法そのものです。 卓球場も「卓球だけ」にしない マシン導入で利用者層を拡張 卓球場についても同様です。 通常の対人卓球のラリー練習 卓球マシンの導入 これにより、一人で練習したい人、初心者、高齢者、空き時間を有効活用したい層と、利用者の幅が一気に広がりました。 「誰向けの施設か」を一つに決めない。 これもダボハゼ商法の考え方です。 レンタル自習室は「完全個室」で差別化 レンタル自習室も、ただの「机と椅子の空間」ではありません。 完全個室 集中できる環境 資格勉強、受験、リモートワーク対応 レンタル自習室専用のWiFi環境も差別化です 同じ自習室でも、用途を細分化し、ニーズを拾い切ることで安定稼働につながっています。 ダボハゼ商法 × SEOブログは相性が良い。 このような多用途展開は、SEO対策との相性が非常に良いのも特徴です。 例えば、 「トランクルーム 有人管理 屋内型」 「音楽スタジオ バンド練習」 「和太鼓 体験 インバウンド」 「卓球 マシン 練習」 「完全個室 自習室」 若い頃の経験は、40年後に効いてくる 20代前半のサラリーマン時代、「何でもやる会社」で学んだことは、事業は一つに決めなくていい、ニーズは現場に落ちている、引っかかったものを育てればいい という感覚でした。 40数年経った今、複数ビジネスを自然に回せているのは、あのダボハゼ商法の環境に身を置いていたからだと確信しています。 ダボハゼ商法は「生き残るための戦略」 ダボハゼ商法は、決して行き当たりばったりではありません。 変化に強い リスク分散になる SEOとも相性が良い 地域ビジネスと特に相性が良い 40年以上前の経験が、今の事業展開にしっかりと繋がっています。 不動産仲介業だけはトランクルーム開業当初は集客力がなかったものですからリスクヘッジとして宅建資格を取って一生懸命頑張りましたが、今は貝塚市内の事業用物件に特化した仲介オンリーというスタンスで、自社事業を優先させています。 他人の物件の仲介は、利益相反の両者の間に入ってストレスが溜まりますから、成約が確実なオファーしか受けず、無駄な動きを極力排除しました。 その後その勢いに乗って、ファイナンシャルプランナー(2級&AFP)、公認不動産コンサルティングマスター、損害保険募集人資格、定借アドバイザー、倉庫管理主任者、賃貸不動産経営管理士など9つの資格を取り、経験のない分のカモフラージュ作戦を展開しました・・・(笑)。 という事で、未だに69歳の今でも現役で仕事をしている事が社会に貢献(通用)している事を指し、それが男としての自信に繋がるのです。 そういう意味で、できるだけ現役で働くことが健康に繋がり、そうなれば利益ウンヌンよりも社会貢献に傾いてしまうのだけは避けたい・・・ですね(汗)。 あくまで民間会社は、利益を追うのが第一ですから。 「トランクルーム貝塚」「スタジオ0724」「 貝塚不動産.com」 「貝塚卓球センター」「テレワーク&スタディ貝塚」 「貝塚名越パーキング」 大阪府貝塚市名越661 tel:072-446-0798 mail: info@sasatani.com にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2026.01.11 04:23:12
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