でがらしだっていいじゃない

新学期に向けてちょっとずつ勉強してます。でがらしです。


・・・いや、単に暇なだけです



先輩や目上の人、またはこうやってネット上でしゃべる時の一人称についてふと考えました。

リアルでは「俺」を良く使います。が、これを使った文章を見ると非常にえらそうに見えますｗ
なのでこういう文章がメインのところでは「私」です。偶に暴発して「俺」っていっちゃってますけど。（頭に浮かんだ言葉をそのままタイプしてるので）


ただ、先輩と話すような時に一人称が「私（わたし）」だと3音。何だか言いにくいんですよね。


そういうときは「僕」を使います。
「僕」は「俺」ほど偉そうじゃないし、「俺」を使う前の一人称が「僕」だったので。



そんなことを考えつつ周りをちょっと思い浮かべてみる。

高校生男子は大半が「俺」を使いますよね。たまに「僕」も見ますけど。
ちなみに私は「俺」が変形して「俺ぁ」とかになった時期もあります。「俺」と「オラ」の中間ですかね。

小学生のころは、どうだったかな・・・たぶんそのころも「俺」がほとんどだったと思います。「オラ」とかもいました。その時は私は「僕」でしたが。

園児であった頃はどうでしょうか。あまり「俺」を使う子はいなかったような気がします。



ここで疑問に思ったのが一人称が変わる理由。これははなぜでしょう？

私は「『俺』の方がかっこいいから」だと思います。

ヒーローや戦隊物の男役は大抵「俺」を使いますし、「俺」という一人称にはなにか「勢い」のようなものを感じます。そういう「強い者に対する憧れ」が「俺」という一人称を使うに至る経緯なんだと思いました。

ここで導き出されるのは、「自分を強く見せたい」「自分をかっこよく見せたい」という動物の本能的な部分が早くも芽吹き始めている、ということではないでしょうか。

まぁ結局中学生以上になるとほとんどの一人称が「俺」になるので、それくらいではさほど気にはなりませんけど。




そして「私」の一人称。これは私には理知的で社交的な響きがあります。力ではなく、理性を主に働かせる場でよくつかわれるからでしょうか。職場、見知らぬ人との電話、仕事の契約、ｅｔｃ・・・

「私」を使い始める理由。
私はこれを人間の第3の欲求「社会的欲求」に基づく行為だと考えます。

社会的欲求とは、簡単にいえば「出世したい」などの欲望です。つまり、こうやって私が「私」を使うのも、言ってしまえば「社会的立場を保ちたいとする欲望」からでてきたもの、と言うべきなのでしょうか。

断っておくと、欲望と言ってはいますけど私は欲望という言葉に毛嫌いを感じません。むしろ好感が持てるといってもいいでしょう。欲望こそが人間のあるべき姿だと思いますし、生命のあるべき姿だと思うのですから。

だからでしょうか。
兄が高3の時、家族との会話で一人称が「私」になってしゃべりもじじ臭くなった・・・もとい、高校生らしくなかったのを「気持ち悪い」と感じたのは。
家族とは社会的欲求とは大きく離れた場所だと感じていたからでしょうね。
疎遠になっている親父の馬鹿丁寧なメールをみて少し暗くなるのもそれのせいでしょう。


こうして考えると一人称の変化は欲求の変化によるもの、と捉えることも可能なのではないでしょうか。



ではここで女性の一人称も考えてみた・・・しかしこれが難しい。
やはり男と女の精神の違いを理解するのはなかなかできないんですよね。

まず、女性の一人称では「あたし」「わたし」「○○（名前）」が有名でしょう。知り合いに一人「○○ちゃん」と自分にちゃんづけしている人もいましたが。

なんとなく私には、おなじ「私（わたし）」でもこちらに社会的欲求は感じないのです。女性の場合幼い頃から「わたし」を一人称に使う場合もあり、さらにそこから区別するためか「わたくし」という一人称もあります。

「あたし」や「○○」には男の「僕」「俺」とはまた違った欲求が存在するのでは、と思ったのですが、6年も女性との関係が疎遠であったためかうまく考えることができませんでした。
やはり「きれいに見せたい」「かわいいと見せたい」欲求のようなものはあると思うのですけど・・・







と、まぁこうやってつらつら一人称と欲求の関係を語ったところで、なぜこんな話題を出したのかというと、最近の悩み。

自分の一人称どうしようか？

ということ。いやもーほんとどうでもいい話でｽｲﾏｾﾝ。
ネ　タ　が　な　い　ん　で　す　

ブログなどには「私」でいくとおもいます。

友人たちや後輩には「俺」でしょう。

先輩や上司との会話ではどうしようかなー・・・「僕」か「私」かで悩んでいます。言いやすいのは「僕」のほうです。

どっちのほうが聞き手の感じがいいのかなー・・・教えて二十歳以上のひとｗ