カテゴリ:「異次元ホームズ探偵団」
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![]() ◆ 第五話 ◆ 「シンデレラ・コースト事件(5)アジアンレストラン事件の謎(1)! <第五話> 和都孫たちはここアジアンレストラン マルデジャワではいつもの常連であり、お得意である。店のオーナーも心得ている。 いつも のデイナーのフルコース とシャブリのワイン そして最後は宮崎産のマンゴー・デザートであるが... 「注文でてくるの今日はやけに時間掛かっているな~。おい、茜さ~ちょっとあそこのメイドにちくりと釘刺しておいたらどうだ~。」 「ええ、そうね。このぶんじゃ、あとどれだけ待たされるか分らないわね~。わたし今日は最近行ってない喫茶ツムラーンのウインナコーヒーとロシアンテイーセット、 あれを久方ぶりの家族全員デイナーだから振舞おうと思っているのに~。あそこの雰囲気って格別でしょう~! どこかの王侯貴族並みの気分って最高! このお洒落な通りならではってとこなんだけど~、これじゃ時間切れかしら。宝夢図と湖南も一緒に米子市(ベイゴシテイー)に来れるのってなかなかないんだから。 「お母さん、いいのよ忙しい訳じゃなくて、もう親子でべたべたした感じがあまり好きじゃなくなってるお年頃なだけよ。」 「お袋、いいよ気使わなくて。ありがたいけど、俺たちウインナコーヒーじゃピントこない世代だからさ。でも、俺もあのゴージャスな気分は好きだけどな~。」 「そうね。 あ~、ちゅっとメイドさん来てくださる~。今日のデイナー全然出てこないんだけど...、オーナー呼んでいただけない?」(茜がワザと脅してみた) メイドは聞こえていないのかなぜか反応しない。向こうを向いたきりだ。少しテーブルとこの客室個室の入り口が距離があるせいだろうか? 茜の実家鏡家は、東京暮らしの和都孫一家と違い元々終戦後商売が成功した地元ではかなりの大金持ちだ。 どうして、茜がいわば平民の和都孫と結婚したのか。未だに和都孫には不可思議な部分がある。が、そこは楽天家の和都孫は推理力のある茜は、 きっと探偵趣味の和都孫に興味があったことで、一緒になってくれたと単純に解釈している。茜もそこそこの美人であるが、性格が大人しいので、 偶然大学卒業後帰郷していた和都孫と行く付けのスドウランド書店で、たまたま発売されたばかりの「コナンドイル全集第一巻を同時に手にしようとした。 慌ててお互いに手を引っ込めるが早いか、同時に「ごめんなさい!」と、周囲が全員振り向くくらいの大きな声で一緒にあやまりあっていた。 和都孫はわびながら、目立たせてしまったお詫びに少しケーキでもおごろうと思い、その時の茜に隣のツムラーン商店街店に誘った。 そこで二人は共に親の代から好きなシャーロック・ホームズの話題に時間も忘れて意気投合してしまったのだった。2年後茜は東京で和都孫が 独立経営を始めた会社の秘書として同棲を始めてしまっていた。数年後現在の八丁堀の住居兼会社の事務所付きマンションを購入して、 順調ではないがそれなりの経営で20年経っていた。小さいときは宝夢図も湖南もいつも一緒にこの米子市(ベイゴシテイー)に遊びに帰郷していたが、 もう大学院の宝夢図と美術専攻の湖南は学校のスケジュールと和都孫の仕事のスケジュールがいつも逆で、ここ数年は別々で帰郷する様になっていた。 今回の帰郷は実にめづらしく和都孫が世間並みの季節に帰郷したのだった。 「和都孫くん、茜がさっきから呼んでいるメイドなんだが、なんか様子おかしくないかね?」 「ええ~っ。メイドですか~?」 そういって、和都孫は丁度かれから左斜め後ろ向きに壁にすがって少しかがんでうつ向いている女性の後姿をみつけ立ち上がった。 そして近づくとと、突然こちら側へ倒れてきた。 和都孫が彼女をあわてて受け止めると...。 ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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