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2020.10.14
カテゴリ：ホラー映画
【ドクター・スリープ（2019年）】 かの有名な「シャイニング」の続編として、 スティーブン・キングが書き上げた小説を、 またまた映画化したものがこの「ドクター・スリープ」です。 「シャイニング」では、映画と小説で違うところも多く、 ラストなんて全然違うやん！なので、 この映画化はなかなか苦労して苦労して、 なんとか映画版の続編にしつつ、小説にも配慮した、 そんな作品になっています。 舞台は「シャイニング」のあの悲劇から40年後。 ダニーは大人になり、一緒に暮らしていた母も亡くなりましたが、 「オーバールックホテル」の悪夢に苦しめられ、 父親と同じアルコール依存症に… 大人ダニ－を演じるのはユアンマクレガーです。 ほお…そうきましたか…。 「ドクター・スリープ」とはホスピスで働くダニーに 患者さんたちがつけたあだ名。 シャイニングの力で、人生の終わりを迎える人々の心を 癒してくれるからです。 そして同時進行する、シャイニングを喰らい、 生き続けている「トゥルーノット」という怪しい団体たちの話。 途中でこの話がひとつになり、 最終的にダニーはオーバールックホテルに戻ってきます。 原作ではすでにホテルは燃えてしまっていますから、 ここんとこの展開が、前作映画ファンを喜ばせるわけです。 あのホテルが再び！あの迷路が再び！ 涙ものですよね。 ジャックニコルソンがのぞいたドアの穴を 大人になったダニーがのぞく、なんてシーンは なんとも感慨深いものがあります。 （映画公開のポスターにもなっていますね） 思いのほか、この映画の評価が高いのは、 そこらへんに尽きると言いますか…。 前作はスタンリーキューブリックによる映像美を併せもった 「モダンホラー」の傑作と評されますが、 この「ドクタースリープ」はそれとは少々違います。 なんというか「超能力対決」？的な話。 そしてダニーの自身の内面との戦いの話。 （それはそれでいいけどもね） クライマックスはついに、 ４０年の時を経て、オーバールックホテルはやっとこさ炎上しました。 ここはドクタースリープの小説版とはもちろん違うのですが、 監督は力技で、映画と小説を融合させた、と言っても良いでしょう。 前作のシーンも多々盛り込まれていますので、 シャイニングを観てから、こちらを鑑賞すると良いと思います。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2020.10.18 21:10:32
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