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「本屋行って見てきたよ」
「ふうん、何も見てきたの?」 「今日発売のラノベに来月の予告チラシが折り込まれてました」 「毎月そうじゃん。で、どうだったの?」 「うん、君、怒っていいと思う」 「はぁ?」 「予告とか広告とかに使うから表紙は真っ先にあげろって言われてたよね」 「ええ、〆切守りましたが」 「君の、載ってません」 「ああっそ」 「来月の新刊ってコーナーに、3冊中2冊は絵入りで載ってたけど」 「ページに2つ、半分ずつだったんでしょう」 「その他エクスチェンジなど続々新刊登場」 「その他かよっ」 「売る気ないな…」 「そんなもんだよ」 「やけに冷めてるな」 「一生懸命描いても載らないとか、目立たないとか、もう慣れてるんで」 「うわ…」 「こんなことばっかなのにまだポジティヴなあなたが不思議」 「表紙が売上左右するから気合入れてくださいって言っといて、予告に入れないなんてどういうつもりだよ。表紙仕上げたの10月末だぞ」 「ねぇ、今ならあんたが何言おうが言い返せるよ」 「ん~~、サイトの次月新刊には載ってる…んんん?」 「どうしたの?」 「この画像、俺が断ち切り枠はここですって渡したヤツ使ってる」 「ま、いいんじゃない? 他のもスケッチとか載せてるし」 「このサイトに載せる数か月前に仕上げた表紙データあるべな」 「あ、そっか」 「納品した表紙用データ、そのまま印刷してないか心配になってきた」 「というと?」 「この断ち切りの枠を見ないでそのまま印刷したら、処理してない部分まで掲載されちゃったりしてね」 「印刷色校みたいのもらってないの」 「渡すって言われたっきりもらってません」 「ダメじゃん」 「なんのために早めの進行したのか分らない」 「しかも紹介文短っ」 「俺はこの紹介文じゃ面白そうとか思わないだけど…」 「あれぇ? 調べたらこの本、発売が10月20日から12月20日に延期って出てる」 「ええっ!? 10月!? 挿絵を誰が描くか決まってないのに問屋リストに載ってたのかな」 「さらに、発売未定になって、その後1月20日になったみたい」 「ということは、そんな延期繰り返してる作品より、最初から発刊予定スケジュールだった本を予告に載せるのは理にあう」 「そうだねぇ」 「読者としては、やっとアレ出るのかって感じみたいだね…」 「こんなに延期繰り返してたんだぁ」 「もしかして、誰も描く人がいなくて君ピンチヒッターだったのかなぁ」 「そんな感じなのかもねぇ…」 「すげー心配になってきた」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.12.24 16:06:34
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