『でら☆マネー』 お値打ち投資でアーリー・リタイアをめざせ

2004/10/25(月)01:39

アパート投資 vs 株式投資

でらマネー流投資術(27)

「金持ち父さん」のロバート・キヨサキ氏はアパート投資で財をなしたようですね。株式投資とアパート投資ではどちらが得なのでしょう? 私には、投資入門者にとって、現時点では日本では株式投資のほうが有利に思えます。  アパート投資で純利回りが10%以上(すなわち10年で投資金額を回収できる)の物件を見つけるのは素人には簡単ではないように思えます。また、アパートでの収益には税金がかかるし、修繕費なども入れると、名目利回りが15%近くないと初期投資額を10年でとりもどすのは難しそうです。  一方、株式投資はどうでしょう。単純にPER(株価収益率)の逆数を益回りと考えます。だいぶ割安株が減ってしまったとはいえ、日本では益回り10%前後(PER10倍前後)で財務基盤の良い企業をみつけることはまだそう困難ではありません。株式投資の場合、PERの計算のもとになっている純利益は税引き後の利益です。配当金には税金がかかりますが、企業が内部保留あるいは再投資する分には税金はかかりません。  利益成長性のある会社であれば、アパートにたとえるなら毎年家賃が上昇するのと同じことです。そういう企業をPER10倍前後で買うことができれば、10年未満で投資金額が回収できそうです。  上記のような理由で、私は株式の銘柄選択にあたり、直観的に利回り10%のアパート投資した場合と比べてどちらが得だろうという基準で判断することが多いです。    安定して税引き後利回りで20%を超えるような優良アパートが簡単に手に入るなら、株式を売却して喜んでアパート投資に乗り換えますが(笑)。

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