568196 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Profile

デリソム

デリソム

Free Space

QLOOKアクセス解析
公式サイト【デリソムドットコム】のウェイティングバー形式でおくる「デリソムブログ
プレゼントワインショップ】という通販サイトもOPEN!!
安くて美味しいワインと合うつまみ」でワイン紹介と料理の相性を!!

Category

Calendar

Comments

デリソム@ Re[1]:mixiと広島のイズミと山口のユニクロ(12/03) つよちんさんへ 昔は襟のタグもユニークの…
つよちん@ Re:mixiと広島のイズミと山口のユニクロ(12/03) 大学生の頃の折尾にあったユニクロはユニ…
デリソム@ Re[1]:酸化防止剤・・・(05/01) >利恵子様 それは大変でしたね。そして…
利恵子@ Re:酸化防止剤・・・(05/01) 私と外二人 ワインを呑むと 気分が悪くな…
デリソム@ Re[1]:クリスマスワインとケーキ(その2)(01/16) >なかしまさん ありがとうございます!…

Archives

2024.04
2024.03
2024.02
2024.01
2023.12
2015.05.01
XML
カテゴリ:ワインについて

酸化防止剤で頭痛のウソホント


 久しぶりにワイン論というか、ワインで思うこと。(今回の記事中に他サイトの引用があります。本来であれば引用元も明記すべきですが、今回は行っていません。批評だから行わないでよいものではないのですが・・・)

 酸化防止剤無添加ワイン・・・美味しいものもあるし、(個人的に)劣化していると感じるものも多くあります。そして、(私が劣化と感じる)そのワインは普段皆さんが飲む一般的なワインと香りや味が違うので、「こんなの初めて!」とハマる人もいます。ワインは嗜好品なので、それはそれでよいと思います。自然派とは違いますが、私だって以前(今でも?)熟成のピークを過ぎ気味の枯れたニュアンスのある、ともすれば劣化し始めていると言えるワインが好きでした。

 ただ、それでも今日この記事を書き始めているのは、先日見たある記事で、

>亜硫酸塩はワインの酸化防止剤としてよく使用されています。ほとんどのワインに少なからず含まれており、完全に避けられるものではありませんが、ワインを選ぶ際は産地や品種、価格などをあわせて確認しましょう。

と書いてあったことがきっかけです。


 うーん・・・ネットにワイン情報のウソは、自然派に限らず時々見かけるし、自然派ワインの都市伝説(と先月から私は呼ぶようになった^^)もたくさんあります。私が正しいと思っていることが間違っていることもあるでしょうし、何が本当か嘘かわからないこともたくさんあります。また、以前は正しいであろうと信じられていたものが、実は違ったということもあります。


 それにしてもこれを、さも正しい情報を集めたような情報サイトらしきサイトで、ライターと呼ばれる立場(登録したら誰でもそうなるのかもしれませんが)が書くのはどうなのでしょう。ライターの方のプロフィールに「社会保険労務士有資格者、米国NLP協会認定NLPマスタープラクティショナー、FP資格なども保有」とありますが、健康や亜硫酸塩(酸化防止剤)については専門家ではないということでしょうか。


 私もソムリエではありますが、科学者ではないし、医者でもありませんので、亜硫酸塩が人体にどのくらいの影響を与えるかは文献で読んだ知識しか持ち合わせていません。それらによると、一般的にはワインに含まれる亜硫酸塩は人体に影響がないレベルと言われています。

 それでも、たった少しなら人体に影響を与えないといって飲んでよいのか!?と書いてあるサイトがありますが、アルコールも塩も、水や酸素だって摂取しすぎると体に悪影響を及ぼすと言われています。
 毎日ワインをボトル1本を消費する人がいたとして、私が健康のためにその人に注意するなら酸化防止剤よりもアルコールの量です。適度なアルコールは健康によいなどと言われますが、ワインでいうとグラス1杯分・・・ワイン好きには少なすぎる量です(笑)。

 でも、これらも私個人の単なる主張です。ちょっと主張しすぎていて分かってもらえないかもしれませんが、このライター方の酸化防止剤は体に良くないよという主張を否定しているわけではありません。個人個人の健康に対して何を重要視するかがあるので、個人の想いを書くのが悪いとは思いませんし、情報サイトで書くのはどうかとも思いますが、そんなサイトは山ほどあるし、まあしょうがありません。
 一般の方がそれを信じてしまうのも、しょうがないと思いますし、『病は気から』を私は信じているので、それを信じたら健康になる人もたくさんいると思います。ホメオパシーを私は信じていませんが、信じる人の気持ちはわかります。エドガー・ケイシーをちょっと信じているからかな(笑)実践はしていませんが(^^ゞ


 ただ、この文章で一番不思議なのは、

>ワインを選ぶ際は産地や品種、価格などをあわせて確認しましょう

の部分です!???????????

 これで、この酸化防止剤について書いてある項目は終わりなのです!!産地と品種と価格を確認したらどうなるのでしょう?どこの産地、どんな品種なら良いのでしょう?価格は高いほうがよいのか、安いほうがよいのか??いくらならよいのか?謎です!!

 確かに産地と品種によって酸化防止剤の必要量が違うことはあります。例えば、デザートワインは含有量を多くしなければならない場合が多いでしょうし、酸化防止という観点で亜硫酸塩を使用するなら、一般的には赤ワインのほうが白ワインより酸化の耐性が強いので白ワインにくらべて使用量が少ない場合が多いかもしれません。
 また、亜硫酸塩は瓶詰時の酸化防止の目的以外にも使われており、中でもワインを造る過程でのぶどうや器具の殺菌や洗浄も大事な目的です。なので、以前は南の産地でのビオディナミや酸化防止剤無添加は難しいと言われていましたし、シラーなど腐敗酵母に侵されやすい品種では酸化防止剤を使用しないことにより異臭を感じることがあります(ただ、この異臭にハマる人もいます^^;)。


 引用記事中にあるように、産地、品種を確認するよう勧めるならば、このような一般消費者には難しい知識を伝えなければなりません。
 価格は、良いものは高いことが多いですが、馬鹿げた金額ではなくてもキレイなワインを造っている自然派はいます。酸化防止剤は使っているかもしれませんが、使用量は少ないことが多いでしょう。つまり、造っているワイナリー(人)次第です。産地うんぬんより、人を覚えたほうがよいかもしれません。

 この方がどんな人のどんなワインなら良いと思っているのか・・・そもそも、この記事全体の内容はワインのことでなくアレルギーと添加物に関する記事なので、私が突っ込みすぎなのでしょうが、あの記事だと「ワイン=悪」と見えて、思わず書いてしまいました。そして、同様の書き方をしているサイトはたくさんあるのが残念です。

 私のこの記事で、「酸化防止剤は安全」と受け取ってしまう方もいらっしゃるかもしれませんので、念のために書いておきます。私は酸化防止剤を大歓迎しているわけではありません。使用量の問題だと思っています。中には過剰に使用しているワインもあるかと思います。難しいのはそんなワインを特定することが困難なことです。。。




プピーユ アティピック2008 No.99376

 最後に紹介するのは、先日このワインの造り手が来日してセミナーを受けたなかでテイスティングした酸化防止剤無添加のワイン。亜硫酸塩は、醸造時もボトリング時も使っていません。ご本人も最初は酸化防止剤無添加に対して否定派だったらしく、否定するなら自分で造ってみてやっぱりダメだと否定しようと造りはじめたらしいです。そして、本気で取り組んで出来たものが、あら、素晴らしかった(笑)。
 私も飲んでみて全く異臭は感じませんでしたし、キレイにできた酸化防止剤無添加ワインだと感じました。まだ1本しか飲んでいませんが、今後も飲んで常にキレイなのかが気になるワインです^^


自然派ワインで勉強になるサイトはこちら
『自然派ワインの魅力と都市伝説』
https://shizenha-wine.com/





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2017.08.06 02:17:17
コメント(2) | コメントを書く
[ワインについて] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
別の画像を表示
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、こちらをご確認ください。


Re:酸化防止剤・・・(05/01)   利恵子 さん
私と外二人
ワインを呑むと 気分が悪くなり 翌日吐くこともしばしばありました
亜硫酸塩無添加ワインだと 悪酔いしなくなりました (2015.05.03 11:53:04)

Re[1]:酸化防止剤・・・(05/01)   デリソム さん
>利恵子様

それは大変でしたね。そして、結果的に亜硫酸無添加ワインに出会えてよかったですね^^
美味しく飲めることが一番ですね♪ (2015.05.04 02:19:38)


© Rakuten Group, Inc.