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テーマ:本日の1冊(3703)
カテゴリ:本
第二のお仕事シリーズの一 つ。予約していてやっと来 たので読んでみました。 ![]() 気がつけば警備員になって いた 堀田孝之 本書は、著者自身の警備 員経験を描くドキュメント だ。警備員はよく目にする 仕事だが、勤務実態はあま り知られていない。私もそ うだったから、25時間連 続勤務、1日の歩行距離が 10キロといったこと自体 に驚いた。セキュリティー カードを中に忘れて部屋に 入れなくなった社員からの 解錠依頼、火災報知機の発 報や監視カメラに写る不倫 の野外プレーなど、本書に は実際に勤務していなけれ ば書けない警備員の仕事が 赤裸々に描かれている。そ れだけで十分面白いのだが 、実は私が興味を持ったの は、著者の人生そのものだ 。 横浜国立大学を1年で中 退した著者は、映画製作を 目指して専門学校に入学す る。そして卒業製作の監督 に選ばれるという栄光を手 に入れるのだが、作品は空 前の駄作だった。映画への 道をあきらめた著者は、出 版界に転じ、エロ本やアイ ドル本の編集プロダクショ ンに就職する。しかし、激 務に耐えかねて失踪してし まう。その後、妻と子を養 うために始めたのが警備の 仕事だった。真面目に仕事 をしたが、不倫がばれて妻 に逃げられる。しかし、そ の境遇に同情した幼なじみ と再婚する。新しい妻のた めに出版社に転職するも、 激務のためにすれ違い、新 しい妻も出ていってしまう 。そしていま著者は再び警 備の仕事に戻っている。そ こで今回の著作だ。 何かを起こさないといけ ないクリエーティブの世界 と何事も起こしてはいけな い警備の世界。両極端の仕 事を著者はピンボールのよ うに揺れ動く。 ハゲ、デブ、チビ、加齢 臭と著者は自称する。しか し、2度の結婚だけでなく 、著者は女性にとてもモテ ている。「精神的に追い詰 められると女性とホテルに 行きたくなる」と言うが、 その欲望はかなえられてい るようだ。好き勝手に生き るダメ人間のクリエーター に魅力を感じる女性は、案 外多いのかもしれない。 警備員の仕事を知っている わけではなかったがこれほ ど過酷かつユニークな職業 だとは思わなかった。 やはり経験者の実話は強い 手軽に疑似体験できるお仕 事シリーズ楽しく読めてお 薦め。 「画像倉庫が一杯になった ので、続きはこちらで」と 書かれたブログは、ヤフー ブログが廃止されたため読 めません。下記のアベマブ ログに引き継がれています https://ameblo.jp/delivery04101954 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025年02月09日 17時16分41秒
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