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イタリアでモロッコごはん

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フィレンツェ大学

2008/03/27
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カテゴリ:フィレンツェ大学
3年生の第2セメスターは、栄養士コースの最終セメスターで
待ちに待っていた興味深い授業が満載。


拒食症・過食症になぜなってしまうのか?
これらの患者さんに栄養士として
どのようなアプローチをしていくか?

を学んでいる。

教授陣は
摂食障害専門の精神科医・心理アナリスト・現場で活躍中栄養士2人。


大学病院での実習は、各病棟を11人の実習生が
順番でまわっていくところ
ちょうど良く心理学の授業が始まったところで
私の割り当ては、摂食障害の患者さんとセリアック病の定期健診の現場へ。


現場でわからなかったことは授業ですぐに質問できるので
タイミングが良くわかりやすい。

こちらの病棟も、消化器科専門医と精神科医と栄養士がチームとなって
頻繁に患者の症状の意見交換をする会議を行って
症状回復へ向けて、一丸となって取り組んでいる。



ここではカロリー計算はあまり重要ではなく
カウンセリングを重ねて、
患者さんが自分自身をコントロールできるようになるまで
ひたすら自分に向き合い、問題点を解決していく。



これには非常に長い期間が必要だけれど
辛抱強く取り組んでいくと
患者さんの表情がだんだん明るくなっていき

「もう1人で大丈夫ね。」
と栄養士に言われる通院卒業の日には
それはそれは晴れやかな顔で病室を去っていく。


人間の数だけある、彼らがたどってきた人生の背景。
無意識のうちに寂しさ・ココロの痛みを
食べることによって解決してきた人達。


普通なら美味しいものを味わうための「食」が
人によって、食べることがいろんな問題の「逃げ道」な場合もある。



この現場を目の当たりにすると
みんなに「正しい食との向き合い方」を学んでほしいと思う。

学んで、身についた暁には
ココロから食べることを楽しんでほしいと思う。


どんな形でもいいから
いつか食への問題を抱えている人をサポートできるようになりたい。





piazzale 1


春のミケランジェロ広場。





piazzale 2




musicisti


ニューメキシコの人達。
リラックス系の彼らのミュージックCDを友人は即購入。

こうやって春になると、続々とストリートミュージシャンがやってくる。
夕暮れ時の散歩がますます楽しくなる季節。

























Last updated  2008/03/28 08:04:09 AM
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2008/03/12
テーマ:海外生活(7388)
カテゴリ:フィレンツェ大学
大学3年目で初めてメンサで昼食を食べた~!!!


今まで行けなかった障害は
幸運にも家が近すぎて
毎日家に帰ってパスタを調理できてしまっていたから...。



実習が終わって家でパスタを食べて
ビンバを抱っこしてほっと一息ついて
また午後の授業に戻る生活。


これはこれで気分転換ができて最高なのだけれど
行く機会がないメンサにも
今年こそ足を運んでみたかった...。





まずはテッセラ(無料メンサ用カード)を作らねばならない。
受付のおじさんに学生番号を言って
ウェブカムで突然バシバシバシと写真を撮られ...。


お喋りしている最中のメチャクチャ笑顔の写真付きテッセラが
プリントされて手渡された。

アメリカ人みたいに、こんなに笑っていいの?
って顔で写ったのは生まれて初めてだ。




メンサでは、プリモ+コントルノ2皿+デザートor フルーツ (2.1ユーロ)
 または、 プリモ+セコンド+コントルノ2皿 以下同じ (2.8ユーロ)
の2種類が選べて、そこら辺のパニーノ1個より安い破格である。



本日のメニュー

mensa

キノコのリゾット
ニンジンのソテー
ポテトフライ
パン
バニラプディング

水 or ジュース飲み放題

セコンド(お肉やお魚)なしの2.1ユーロメニューでしたが
食べ切れませんでした。



冷凍野菜のスカスカのニンジンはいただけませんでしたが
その他はとても美味しく大満足。
初メンサの印象は二重丸でした。






夕方遅くに買い物に出たある日
突然のドシャ降りに出くわして、近くにお店もなく
雨宿り代わりにビンバと夕飯を食べにメンサに入ったことも。


夕食サービスもあると聞いていたので
せっかくテッセラも作ったことだし
ここは有効利用させてもらおうと...。



ビンバは人が大勢いて大喜び。
椅子の上に立ち、食事はそっちのけで360度見まわし
大統領並みに目があう学生達に手を振りっぱなし。
学生達も、まさかの一歳時に大ウケ。



ちょうど食事を終えて外に出ると雨はやんでいて
それはそれは楽しい夕食となりました。



テッセラがない人の正規価格は、いまいち不明ですが
6~7ユーロで食べられるそうです。
あの品数で7ユーロで大満足なら安い!!
たまに大学の雰囲気を味わいに行くならオススメです★













Last updated  2008/03/12 09:05:08 AM
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2008/02/28
テーマ:海外生活(7388)
カテゴリ:フィレンツェ大学
気がつけば、2月が終わろうとしています。


この2月は、毎日毎日テスト勉強に明け暮れて
あっという間に時が過ぎてしまいました。


テスト勉強を始めると
毎日疲れ果ててボ~ッと過ぎてしまう1分1秒が
どんなに大切かを思い知らされます。


ボ~ッと過ごすことも必要ですし、とても大切なのですが
その時間の積み重ねでどれだけの時間が失われていくか。


そのトータル時間で自分をどれだけ成長させることができたか?
そんなことを考えていると、24時間を有効利用するために
オンとオフの切り替え方法を自然と学べた気がします。




昨年からビンバは元気マンマンに走り回っていて
だんだん自宅で勉強するのが難しくなってきました。


テスト期間中の1ヶ月は授業がないので
大学に行って勉強することにしています。


あれは昨年の夏休み前のテスト勉強中。
ちょうど我が家のADSLが原因不明で繋がらなくなって
ダイヤル回線でイライラしていた時。


隣で勉強している女の子がパソコンを広げて
ネットで何か調べていました。


どうやって接続しているんだろ...。


その頃、授業が終われば家に飛んで帰っていた私は
大学施設を殆ど利用していなくて
大学に登録している学生は
ワイヤレスでネットに繋げることを知らなかったのです。


隣の彼女のスクリーンを覗くと
グーグルマップで何か探しています。


勇気を出して話しかけてみよう...。




D「あの、お邪魔してゴメンナサイ。
 あなたどうやってネットに接続しているの?」

 「大学のワイヤレスよ。
  学生番号を入力すればあなたもここで繋げるわよ。」


そ、そんなことできるんだっ!!
じゃぁ、私もパソコン持ってくればいいんだ!


それを教えてくれた彼女の周りに後光が見えた一瞬☆



それがきっかけで彼女とお友達になり
お喋りに花が咲くと、彼女がモロッコ人なことが判明!



ビックリしました。
モロッコ人の留学生なんて!


私はフィレンツェで、
「労働」を目的でやってくるモロッコ人にしか
遭ったことがなかったので、彼女の存在はとても新鮮でした。



イタリア在住モロッコ人の知り合いは沢山いるのですが
家族以外のモロッコ人で、価値観が合う人はなかなかいなくて
ココロを開いて意見交換できないのが実際でした。


お金にそれほど困らずにのほほんと成長してしまう日本人と
イタリアに「お金をガッツリ貯める」ことを目的にやってくるモロッコ人は
なかなか話が噛みあわない場合が多いのです。



その点「勉強」を目的にやってきた
ある程度自国でも裕福な生活を送っている彼女とは
「労働」の話抜きでなんでも話すことができました。


家も近所なことが発覚し、
夕方一緒に散歩に行けたり
彼女が恋しがっていたモロッコ料理を一緒に食べたり...。


数回遭っただけで、彼女の口から

「あなたは家族みたいなものだから...」

って言葉が出た時には嬉しくてジーンとしてしまいました。




モロッコ人の摩訶不思議な行動を詳しく解説してくれたり
彼女の視点で、しかもイタリア語で進んでいくモロッコ談義が
私にとってどんなに新鮮だったか言う間でもありません。



オープンな性格で聡明な彼女の周りには
「類は友を呼ぶ」が如く、魅力的なお友達が沢山いました。


今回のテスト期間中、勉強をするために一気に学生が集まるので
彼女を取り巻くお友達と自然とお知り合いに...。

ペルー人

台湾人

ルーマニア人

イタリア人とシリア人のハーフ


中でもイタリア人とシリア人のハーフの男性とは
彼の興味深い生い立ちに談義は白熱し
それを機に、これまた深い友情が結ばれました。



みんなそれぞれ違う分野を勉強しているので
彼らの勉強中のノートを覗き込むと
意味不明の記号の羅列だったりして...

モロッコ人の彼女に
「何を勉強中なの?」

と聞くと

「あなたが今叩いている計算機の中身が
 どうなっているかを勉強してるのよ。
 とっても大切なのよ。」

ですって。


「....私的には絶対知りたくない分野だわ...。」



隣の彼のノートを見れば、化学式の羅列...。

どれだけ日本で化学で泣いたことか...。
これまた、できることなら二度と触れたくない分野だわ。




こうやって突然増えた勉強仲間とモチベーションアップして
勉強に打ち込めた2月でした。



こんなステキな友情を運んできてくれた
「突然堕ちたTELE2 ADSL」に感謝かな。
































Last updated  2008/02/29 08:18:48 AM
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2008/02/15
テーマ:海外生活(7388)
カテゴリ:フィレンツェ大学
卒論について考え始める季節です。



卒業できるのか???は別として(焦)
イタリア人の何倍も時間がかかる私としては
準備も早めにしておかないと...と思いましてね。



テーマよりもどの教授にご指導いただくかで少し考え...。
お世話になるのなら一緒にいて気持ちの良い人がいいなぁと
直感に従って勢いでお願いしたのが昨年のクリスマス前。


快く私のお願いを引き受けてくれたC女史は
フィレンツェ市の多数のお仕事を一気に引き受けている栄養士。


彼女が抱えている未だ手付かずのプロジェクトを聞いてみると
なかなか面白い内容のものばかりで
「あなたが一番興味あるものを、これから一緒にやりましょ。」
と言われて決めたのがコレ。


フィレンツェ市から要請された
「フィレンツェ市内・保育園のベジタリアンメニュー作成」!!


近年は親御さんから
「うちの子供用にベジタリアンメニューを用意してほしい」
というご要望が多数あるそうで...。


フィレンツェは、我が家をご覧いただいてもわかりますよう
住民も多国籍で家庭で食するものもバラエティーに富んでいます。

宗教的な理由から特定の食品を口にしなかったり
体質によって食べられるものが限られていたり
あらゆる要望に応えられるよう給食もしっかりと対応しているのですが

「ベジタリアンへのメニュー」の定義は今まで確立されていなかったのです。



栄養士の立場から申し上げますと
ビタミンB12、鉄分の不足など
胸を張ってオススメするのは気が引けるところがあるのですが

市からの要請なので、とりあえず用意すると。
そして私は栄養学的な批評も取り入れながら
このプロジェクトを卒論にまとめてみようか?
と思っています。(が、予定は未定)




先日C女史に誘われて、第一回保育園メニュー考案会議に参加してきました。

保育園のコックさん4人と市の職員3人と栄養士2人と怪しげな日本人1人。


ベジタリアンメニューの話まではたどりつかなかったものの
会議の内容は2008年度の新メニュー考案で
なんと今年は「多国籍メニュー導入」とのことで
話はかなり盛り上がりました。



やはり多国籍な子供達に食事を作っているコックさん達は
ちびっこ達にイタリアン以外の味にも触れさせていきたいらしく...。


「うちの園児の親から家庭での食事に関するアンケートを取ってみたんだよ」
というコックさんが手にしていたのは

「夕食にはトマトベースのモロッコのミネストローネを食べます。」
と書かれた紙。




....あ、ハリラのことだ。



「あ、うちでもよくそれ作りますよ。」
と私が言うと

「なんで?なんで?作り方教えて??」
とみんな興味深々。



こんなカンジで3時間もあっという間に過ぎ
漠然と2008年度新メニュー候補に挙がったのは

チャーハン

クスクス

タンドリーチキン

などなど、その他いろいろ。




「これらのメニューは4月に試作が行われて選考されます。」
とのこと。


なんとその試作場所は
私が通っていた料理学校だった!!


そういえば、市営の学校だったっけ。


「あの~、試作は栄養士は立ち会わないみたいですが
 私だけ見学に行ってもいいですか?」

と聞くとOKとのこと。


てなわけで、トントン拍子に話は進んでおります。

イタリアでのプロジェクトはゴールの見えない
始まったはいいけれど結論にたどりつかないケースが多い中
とにかく9月の新年度の保育園始動に間に合わせるためのこのプロジェクトなら
ゴールに向かってまっしぐら。

卒論のテーマには最適かもしれません。




次回は試作現場に突撃します。
お楽しみに☆



















Last updated  2008/02/16 08:46:32 AM
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2008/01/29
カテゴリ:フィレンツェ大学
今日で第1セメスターの授業が全て終了しました。

明日で第一期の病院実習も終了
その後、課外活動として
NUTRITION DAYと称するヨーロッパ全土で行われる
入院患者への食事状況アンケートを2日間お手伝いしてテスト月間に突入です。


いろんな病棟を見てまわりましたが
2年生の時の非常にインパクトの強かった外科の講義の後に
3年生で実際のケースを見ることができた「肥満治療」が一番印象深いです。


外科病棟で栄養士に課される仕事は、
手術後の食事復帰へ向けて病態別に行われる食事指導です。


その手術の中で、病的肥満の手術があります。
肥満は糖尿病や高血圧など生活習慣病、メタボリックシンドロームの原因となり
合併症を招くのでBMIが25以上の人は運動したりしてなるべく痩せなければなりません。

☆BMIの出し方=体重÷{ 身長(m)×身長(m)}


しかし、BMIが35を超える病的肥満の人は
食事療法と運動療法、薬物療法を組み合わせても、そう簡単には痩せられません。
その上、合併症の悪化を招く恐れがある人には、外科的治療が施されます。


カレッジ大学病院で最も多く行われる肥満治療は「胃内バルーン留置術」。



palloncino intragastorico


内視鏡を用いて、経口的にシリコンの萎んだ状態の風船を胃の内部に留置して
その後、生理食塩水を入れて膨らませます。
直径約10cmのバルーンが胃に入っていることで、胃の容量が減り
あまり食べなくても満腹感を得られ、減量に繋がります。


「手術」とも呼ばれない簡単な施術後、2~3日後には退院できます。
これはあくまで一時的な手段で、約半年間でどれだけ減量できるか様子をみて
その後バルーンは取り出されます。


この半年間で栄養士と外科医、精神科医のチームの下に患者さんは通い
何をどのように食べるか
どんな精神状態の時に「無心に食べ続けてしまう」かを栄養士と精神科医と話し合い
なるべく元の体重に戻らないようにカウンセリングが続けられます。


結果は患者さんにもよりますが、20~22キロの減量が期待できます。


ただしバルーンを取り出してしまうと
また太ってしまうケースも多いです...。


2005年のデータでは年間150件のバルーン留置術が実施されました。




2番目に多く行なわれているのが「胃バンディング術」。
胃の上部をシリコン製のバンドで締める方法です。
腕時計のバンドを想像していただけると解かりやすいかと思います。


bendaggio gastrico


腹部に5mmほどの穴を開けて腹腔鏡とシリコンのバンドを挿入して胃を締めます。

胃の上部が小さくなることにより、ゆっくり食べるようになり(早食いすると吐きます)
満腹感を早く得られ減量につながります。

50~60%の減量が可能で、30~35キロの減量が期待できます。


バンドで締めている部分が爛れる場合もありますが
バルーン同様、減量後は取り外せて
胃を傷つけず、栄養素の欠損が少ないのが上記2法の利点です。



この減量を機に、肥満のために取り組めなかった他の病気の手術に取り組む人も多いです。



どちらの術後もスペシャリストチームによるフォローアップは2年間続きます。
嗜好や食べ方も生活習慣なので、これを修正して減量するのがいかに大変か
術後のフォローアップ期間を見ていただいても解かっていただけるかと思います。


他にもっと複雑な手術もあるのですが、ご紹介はまた後日。



資料元
centro di studio interdisciplinare di ricerca
per il trattamento della grande obesita
Universita degli studi di siena


Reparto di chirurgia generale
ospedale regionale della valle d'aosta






















Last updated  2008/01/30 09:36:07 AM
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2007/12/13
テーマ:海外生活(7388)
カテゴリ:フィレンツェ大学
終わりました~!
クリスマス前の最後のテスト。

2007年最後のテストは薬学のテストでした。
午前中図書館で勉強していると
ビラ配りの人が廻ってきて私にも一枚くれました。


大抵クラブやディスコのチラシなので即ゴミ箱行きなのですが
今日のは...食い入るように見てしまうほど興味深い!!

"Progetto Medici"in Facolta

おぉぉぉ~、あの「医学史」のリッピ教授のプロジェクト・メディチの講演会だぁ。

メディチ家礼拝堂ディレクターも招かれている。

こんなステキな機会、ないでしょう~。
今日の3時からだ。

2時半からテストだから行けるかな...。



しかし、3時になっても薬学の教授来ないし...。
みんな緊張してテスト受けるのに待っているのに。


シビレを切らして電話すると、
「あれ?明日じゃなかったっけ?」
ですって。

結局テストが終わったのは5時近く。
ヘトヘトで講演会にはいけず...残念無念。





この薬学の教授が勤務するのはCUBOと呼ばれるカレッジ大学病院内の一施設。
カレッジ大学病院は、広大な敷地の中に大学施設も含めて様々な病棟が点在しています。
CUBOの上の方に、今度MEYER子供病院が移転してきます。


今まではカンポディマルテの方にあったのですが
施設が古く狭い上に車の駐車場も殆どなく不便だったところ
こちらの広大な敷地の一角に移転できるよう病棟の建設が進んでいました。




そしてとうとう、14日の晩
旧MEYERから入院患者大移動が実施されます。
 

入院している子供達全員を搬送するため
なんとフィレンツェ中の救急車が大集合。
タクシーやバス会社も協力しての大移動となります。


日中の移動はムリなので、21時から翌朝にかけて交通規制を実施し
重病の子供達をスムーズに運べるよう厳重な注意の下
医師や看護婦の付き添いの上、ノンストップでカレッジの新病棟まで運ばれます。


旧MEYERでは付き添いの親御さんは
子供のベッドの脇のリクライニングシートで寝ていたのですが
新MEYERでは家族用のアパートも別館で用意され
窮屈だった看病の生活にも少しゆとりができそうです。


MEYERには世界中から重病の患者がやってきています。
これからは彼らの家族もそのアパートに滞在できるでしょう...。



そして私達学生が実習に通うのも近くて非常にラクになります(笑)。
病院が遠いと、実習を終えてフィレンツェを横断して大学に戻って授業となって辛いので。





カレッジ大学病院は、どこの病棟でもクリスマスツリーが飾られ
あらゆるところにオーナメントが飾られてそれはそれは華やかです。




MEYER子供病院の看護師さんはみんなカラフルな白衣?を着ています。
白地にあらゆる色で水玉が書いてあったり...子供達が親しみやすいよう配慮しています。


お医者さんの聴診器には必ず小さなぬいぐるみがついていて
先日病棟を横切っていたエコーマシーンには
機材全体がキリンに見えるよう黄色地に茶色い斑点のペイントが施されていました。
(特注品っぽかったです)


病院でクリスマスを過ごすのは少し寂しいですが
スタッフみんなが楽しい雰囲気を作りだしています。
新病棟で快適にクリスマスを過ごして
みんなが元気になることを祈っています。








Last updated  2007/12/16 10:54:15 AM
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2007/11/29
テーマ:海外生活(7388)
カテゴリ:フィレンツェ大学
今日は昨年の出産時と重なってしまってできなかった栄養生理学のテストがありました。
あと2週間のうちに2つテストを控えて、毎日時間との戦いです。 

短期間に頭に詰め込み過ぎて飽和状態なので
久しぶりにブログでも書いて気分転換してみます。


先日とても面白かった授業が終了しました。
Comunicazione positivo(ポジティブ コニュニケーション)というこの授業は
心理学者とベテラン栄養士のコラボで栄養カウンセリングの実態に迫ります。


2年生の時に一度授業中にカウンセリングのシミュレーションをした時は
まだ現場での実習が足りずに栄養士役の学生はオドオドしていたのを思い出します。


その後550時間の現場実習を終えて
フィレンツェ中の病院に散らばっていた私達は
それはもう、ありとあらゆるケースの栄養カウンセリングを目の当たりにしました。


そこから私達が持ち帰ってきたものは「こんな時どう答えたらいいの?」という疑問です。


この授業は前半は、学生が栄養士役と患者役に別れてシミュレーションを試みます。
各々が数百ケース見てきた中で、もっとも難しい患者さんへの対応やら
ベテラン栄養士が患者役の生徒に「こんな状況下で模してみて」と指示を出して
みんなの前で役者になってカウンセリング寸劇を行います。


心理学者はこの寸劇をビデオカメラで撮影していて
シミュレーション後、テレビでその状況を見てみます。


すると、栄養士役の学生の、普段は見逃してしまうような一瞬の驚きや戸惑いの動作や
意図的に状況を作り出している患者役の生徒の態度が何を示しているのか
観客の他の学生は、寸劇からあらゆるメッセージを汲み取ることができるのです。


毎回4時間の授業で5ケースほどのシミュレーションを行い
終わるごとにディスカッションが繰り広げられます。


これほどみんなが積極的・意欲的に取り組んで
みんなと意見を交わして生き生きした姿を見たことがあったでしょうか!


今まで、現場実習で溜め込んできた些細な疑問を
みんなで解決していくことの気持ちよさ。
素晴らしい貴重な時間を共有することができました。




栄養カウンセリングとは?

太ってしまって栄養士の門を叩いて痩せること?

血液検査の結果を改善させること?




もちろん上記の問題を解決することも大切なのですが
大抵の患者さんに共通することは
もっと別の場所にさらに大きな問題が存在するということです。


家族との関係、職場での人間関係、大切な人との別れ...。

これらの問題から生ずる精神的・肉体的アンバランスが
本人も気付かぬうちに病的な環境を作り出してしまって
担当医から栄養士のもとへ送り込まれるという患者さんが大多数です。


では、栄養士の役割は?


まずは患者さんに耳を傾ける。
状況を把握し、患者さんが発するあらゆるサインをキャッチしながら
水面下の大きな問題を探り当てる。
最終的にその問題解決を目標にカウンセリングを進めていく。


問題が解決されていくとともに患者さんが自分の置かれている状況を自覚し
理解を深めながら病的な環境を脱していけると良いのですが
あまりに難しい状況の場合は、栄養士と精神科医とのコラボレーションとなります。



日本の食物栄養学科で学んでいた頃は
ちまちま栄養計算を繰り返し、給食のおばさんのボスみたいな実習をこなし
資格を取る頃には「栄養士になんて絶対なりたくない」という確信を持って卒業したのですが

イタリアの栄養士のカウンセリング
(日本でいう管理栄養士の仕事)を見てから
こんなに興味深い仕事ならやってみたいなぁなんて思い始めている今日この頃。






















Last updated  2007/11/30 07:50:16 AM
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2007/11/07
テーマ:海外生活(7388)
カテゴリ:フィレンツェ大学
先日はまたひとつテストを終えました。
悪戦苦闘した内分泌学...。
ホルモンオンパレード+糖尿病・肥満対策の科目です。

覚えて口で説明できるまで、ただ闇雲に勉強し続けるのですが
ある日、目の前の霧が一気にサ~ッと晴れて
今までの苦戦がウソだったかのように頭の中身が整理できる日がきます。

この快感と言ったらありません。
辛抱強く耳を傾けて、コレを味わわせてくれたドクター達に感謝。





そして課外授業では小学校の給食現場に突撃してきました。
今回潜入した現場はフィレンツェのある小学校の低学年クラス。


ひとクラスに1人、大学生が割り当てられて
そこでちびっ子達と一緒に給食を食べ、
給食の実際と食事中の様子を調査するのが目的。


4~6人グループで机を向かい合わせて「ボナペティート~!」
と同時に私に向かってあらゆる方向から質問の嵐。

あなた、なに人?
お名前は?
お家にペットいる?
この靴、カッコイイね。いくらで買ったの?
.....。




本日のメニューは
プリモ   パスタのオリーブペースト和え
セコンド  ブタ肉のロースト
コントルノ グリーンピース
トスカーナパン
デザート  ジェラート


各机の紙クロス、紙ナプキンは使い捨て。
トレーはなく、パスタは磁器のお皿に盛られます。
フォークとナイフはステンレスの普通のもので
ほぼ家庭での食事と変わりません。


お水は各テーブルに一つカラフェが置いてあり
デュラレックスのガラスのコップに自分でサーブしていただきます。


各テーブルを給食のおばさんが回って盛り付けてくれます。
結構大盛りにみえるパスタ、全部食べられるのかな??


みんなペチャクチャ喋りながらガツガツ食べています。
食べるのも私より速い!
盛り付けによってオリーブオイルがドボドボで
お皿に残ったオイルをパンでスカルペッタしています。
(スカルペッタ:ちぎったパンでお皿を撫で回してオイルやソースを染み込ませていただくこと)


日本人はオイル=「高カロリーで危険」的な潜入感がありますが
イタリアでは子供の頃からこんな風にオイルを愛してやみません。

オイルと言っても、しっかりと緑色の
エクストラヴァージンオリーヴオイルだけを使っているので
量的に度を過ぎなければ栄養的観点から見ても問題なく、
日本人の私から見ると、本当に贅沢な使い方だなぁと思います。


私の前の4人の女の子中3人がおかわりしました!
おぉぉ~。

私は食べながらチェックシートにパスタの温度は適切か?
味付けは?盛り付けは?美味しいか?
何人がおかわりしたか?残したか?
静かに座って食べているか?

などなど統計を取るのに細かくチェックしていきます。
そしてお喋りにも付き合わなければいけないので大忙し。


プリモのお皿を平らげると、前の配膳台にお皿を片付けます。
セコンドは別のお皿にお肉とお野菜が盛り付けられます。


パスタもお肉もつけ合わせのお野菜も、全部美味しかったです☆


ジェラートはカップに入っているバニラ&チョコ味でしたが
みんなはもう少し後にいただくようで私にだけ配られて
まだ凍っていてカチカチで、一口だけ味見して辞退。

「いっつもバニラ&チョコ味だから今度フレーバー変えてって言っておいて!」
とのリクエストをちびっ子からいただきました。


怒涛の25分が過ぎて、一気に退散。

この教室は食べるためにセッティングされていて
第一陣が去っていくと第二陣が入ってきて
2グループに分かれて給食となるようです。


私達と一緒に遊びに行く?
午後のクラスにも一緒にいてくれるの?
と聞かれましたが、
今回は給食時間だけでお別れなの...とバイバイしました。



とっても楽しくて美味しい時間でした。


昨年の給食センター見学
フィレンツェの給食は全てオーガニック素材で
厳選素材で美味しいということはわかっていましたが
実際に給食時間にいただいても、それが実感できました。



イタリアの学校では午前中のおやつの時間に
甘いお菓子が配られたりするのですが
フィレンツェでは、給食の食べ残しや肥満対策のため
「おやつはフルーツ」という教育を広めていて
昼食後に出していたフルーツを午前中のおやつに出す方針掲げています。


親の立場からは、子供が学校で何を食べているのか心配なところですが
フィレンツェに限っては、その心配はなさそうです。


給食のおばさんが私には特に大盛りにしてくれて
それを子供達の勢いと共に私もガッツリいただいてしまい
苦しい食後でございました。

















Last updated  2007/11/08 09:43:22 AM
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2007/10/30
テーマ:海外生活(7388)
カテゴリ:フィレンツェ大学
この3週間の私、ボロッボロでした。



いままで病態別カロリー計算と、自分で作成したそのメニューに添付するアドバイスを書く
というのが授業での実習内容だったのですが


3年生になった今は、来年の10月末に控えた国家試験対策の本格的な内容になり
ある病態の患者さんの病気の履歴、血液検査結果、日常の食習慣が書かれた課題を与えられ
・現状へ考察
・栄養治療に向けての目標
・患者の食習慣への見解
・栄養計算とそれに至るまでの説明
・作成メニューに対する詳細なアドバイス
を書き終えるという内容。

これを本番の国家試験では2時間でこなさなければならないので
それに向けてビシバシ特訓を重ねるというのが大学での実習となっています。


が、私には書けない。
正直言って、どう書いてよいのか解からない...。


「最初はコレ、6時間かかるけどね、来年の夏には2時間でできるようになるわよ。」
と先生。




イタリア人に6時間なら、
私は18時間以上かかるってことか。



初授業で試してみたけど
みんなカリカリ書いているのに私は書けず。


来週提出ねと言われて家でがんばったけど
2週目に提出したら
先生にケチョンケチョンにダメ押しされる。


2週目の課題は、家で朝方3時までがんばったけど終わらず。
1・2週目の課題2つとも提出できず
先生に、「提出できないなら出席してないのと一緒よ。最低点つけるわよ。」
と言われる。


3週目の課題は授業中4時間内に提出するように言われる。
もちろん、私だけ提出できず。
先生は呆れ顔で、「3週間分の課題、一体いつ提出できんの?」
と言われ、夜の時間の全てをこの課題に費やす。


下書きをパソコンで入力して今朝方3時半にガガガーッとプリントアウトして終了。
ヘロヘロです。


友人の提出課題を見せてもらうと
私の頭には存在しない、的確な専門用語が使われていて
読むだけで勉強になる。


今までも、知らない用語全てを頭に叩き込んで勉強してきたけれど
「書く」という作業は、私には未知の言葉を屈指して完成となる。


「書く」にあたっての未知の言葉をできるだけ習得するのが
この1年の私の課題となりそうだ。



しかし、この先生(現役栄養士)がクセ者で
添削後、提出課題上で犯した全てのミスを
みんなの前で大っぴらにけなすので
学生は恐怖で縮みあがり、その後、羞恥の怒りに燃えることになる。


みんなが
「Delizia、先生のあなたに対する物言いも酷いわよね。」
と心配してくれる。


が、大丈夫。心配いらないわよ。
優秀なみんなは、こんなこと言われるの初めてかもしれないけれど
私がここまでくるまでに、いろんな場面でボコボコにされてこんなの慣れっこよ。


立ち止まっていても仕方ないので
今のところ前進するのみです。





話はぶっ飛びますが
栗の季節ですね~。


castagne1

栗祭りの写真です。




castagne3

栗の粉で作るカスタニャッチョ。
ネチネチしていてローズマリーの香りがきいた
甘さ控えめの不思議なお味。



castagne2

これが栗の粉。
これで作るクレープは「ネッチ」と呼ばれてこれまた美味。
中央は謎の偽者プラスチックのポルチーニが飾られています。




castagne4

お昼は激ウマ「ポレンタ」を食べたのですが、それは写真撮り忘れました。
これは友人達が買い込んだお昼。
ポレンタ(とうもろこし粉)のフライも美味しかったです。


緑がいっぱいの中、ビンバは犬と駆け回って楽しそうでした。
夫は森の茂みに潜入し、袋一杯に栗を収穫。
家でも焼き栗を楽しみました。









中心街に移りま~す。

街中ではメリーゴーランドが出現。
夕方がとくにキレイ。


la giostra


でもビンバは全く興味なし。




la giostra


ビンバは隣にいる風船売りのオバサンに釘付けで
メリーゴーランドには振り向きもせず。

まだ一人で馬には跨がれないし
2歳くらいから乗り始めるのかな?




というわけで近況報告でした。
































Last updated  2007/10/31 02:08:35 AM
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2007/10/09
テーマ:海外生活(7388)
カテゴリ:フィレンツェ大学
10月から大学病院での実習が始まりました。

入院患者のカルテを書いたり、病態別のカロリー計算をしたり
今まで勉強したことを実践していくエキサイティングな毎日です。


今日は外科病棟をまわる日だったのですが
突然、担当栄養士が

「今日はPEGの挿入を見に行きましょ。」
とのこと。


PEGとは

Percutaneous(経皮)
Endoscopic (内視鏡的)
Gastrostomy (胃ろう造設術)

の略で、お腹に穴を開けて
胃に直接チューブを挿入して行う導管栄養です。

様々な理由から咀嚼・嚥下困難になると
鼻から胃に管を通して行う「経鼻チューブ」や
血管を通して行う「中心静脈栄養」など
カラダが栄養不足にならないように導管栄養を導入していきます。

PEGもそのひとつで一度胃に直接チューブを通す手術をしてしまえば
在宅看護の場合でも比較的簡単に栄養剤を導入可能です。



そのチューブ挿入現場を見学するっていうんです。


前置きなしで突然小さなオペ室に通されました。


内視鏡を使って行われるこの手術は
ものの15分で終わってしまう簡単なもの。



って言っても採血でさえ目をそむけて
なるべく血を見ないように生きてきたんですけど
突然オペ現場なんて大丈夫なのかDelizia....。



この後は、食前・食後すぐの方はお控えくださいませ。





麻酔担当医が局所麻酔をし、
ハイ、手術開始!


先に赤いランプが付いた内視鏡が口から胃まで挿入されます。


胃の内部はモニターに大きく映し出されます。


この辺かな?


医者が最適な場所に内視鏡の先を持っていくと
胃の内部から赤いランプが光っているのが腹部の表面から見えます。


そこに再度局所麻酔。


「胃ろう」と呼ばれる「チューブが通る穴」
を開けるところに太い針をぶっ刺します。


チューブの直径大の穴がお腹に開きました。
ここからはモニターを見ながら
胃の内部でお裁縫のような作業が繰り広げられます。


この針はチューブの先端で、ループワイヤーが続いています。

丸くなっているワイヤーの先端部分をモニターを見ながら
内視鏡(カメラ)先端についている自在に動く手のようなスネアにひっかけます。


その後、胃で作業を終えた内視鏡を口から引っ張り出します。

するとすると~、内視鏡先端でチューブ先端のワイヤーをキャッチしていたので
チューブが口からでてきました~!


なぜ口から引っ張り出したかというと
胃の内部からチューブを固定するキャップを装着するため。


口から出てきたチューブの先端にそのキャップを付けて
今度は腹の皮膚表面から出ているチューブを引っ張ると~
チューブはキャップごと胃に戻っていきました。



同時に内視鏡を挿入して胃の内部を確認。


そして腹表面からもチューブを固定して終了。


素晴らしいチームワークで、
まるで「ボタン付け完了」ってな雰囲気で
ものの15分でPEG挿入手術完了。


ふ~、終わった~。







気がつくと、全部見てしまったじゃないですか。


モニターと腹に開けられた穴から出ているチューブを
交互に何度も確認しながら、流血はそれほどなかったので
驚きのあまり全工程見てしまいましたよ。



まだ普通に見学している自分にビックリしていると
ふと、軽い吐き気とともに
血がサ~ッと引いていくのを感じて...


「ありがとうございました。失礼します。」
と言って退室すると、

もう頭がクラクラして、
目の前が白く霞んできて立っていられず、
そこにあった椅子にへたりこんでしまいました。


ふたりで一緒に見学していた、全然平気な同じクラスの子が
「何か飲みたい?カフェ買ってこようか?」
などと心配してくれましたが


「いや、今飲んだら吐くね。」
とお断り。


冷や汗をかきながらしばらくそこでヘタっていました。



やっぱりオペ現場は私にはきつかったな。
以前誘われた死体解剖とか、行かなくてよかったよ。



外科医って...
人間のカラダをまるでおもちゃのように扱ってスゴイな。



食べ物は口から食べたいものです。
以上、PEG挿入手術中継終了です。

























Last updated  2007/10/11 07:01:03 AM
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