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イタリアでモロッコごはん

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フィレンツェ大学

2007/06/29
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テーマ:海外生活(7387)
カテゴリ:フィレンツェ大学
腎臓疾患と心疾患と糖尿病と....


今までにやった口答試験の内容。



もう、いい加減、自分が病気になりそうだ。



試験で聞かれるのは、ざっとした疾患の種別とその内容、
食事療法が必要な時の栄養素別基準値
感染時の免疫抗体反応について....などなど。


先日の質問でHIVの曝露後に施されるPEP療法ってのがあった。
例を挙げると、外科医がHIV感染者の血と自分の傷口が接触してしまった時に
ただちに投薬し、それから1ヶ月PEP療法を続ければ助かるという内容。
万が一の時には救急病院に駆け込もう。




相変わらず口答試験に立ち向かう時は震える。
一人ずつ個室に呼ばれる時もあれば
学生全員の前で、教授と向かい合って質問される時もある。



先にやっているイタリア人でさえ緊張のあまり声が上ずっているのに
私なんていつも逃げ出したい衝動をなんとか抑えて震えている。



勉強は、1年前に比べるとずいぶんスムーズに進められるようになった。


1年前は、全てのわからない単語を前に辞書との格闘の日々だったけれど
最近は医療専門用語にも慣れて辞書はバッグの中って日も多い。


そしてもう一つ、「コピーさせてもらった友人のノートが読めない」
って難関をクリアしたのが大きい。



大学の授業は、いかに「ノートに速記」出来るかにかかっている。

ものすごい速さで授業が進められる中
私が書き取れる量なんてたかが知れている。

よって、「彼女のノートはスゴイよ」と評判のブツを拝借して
読もうと試みるのだが、何が書いてあるんだか解読するだけで疲れてしまっていた。



それがなんと、1年も読み続けたことによって解読可能になったのである~。
嬉しい。
こんなに嬉しいことはない。
これによってかなりの時間節約が実現したのだ。


彼女のノートは彼女流速記術が網羅されている。
あらゆる単語が途中で省略され、
一定の単語は一文字で示せる記号で置き換えられている。
(↑はaumento・上昇 だったり ×はper・英語で言うならto などなど)


以前は省略された単語自体を知らなかったので、
話の前後関係から何て単語が書かれているのか
想像することさえ不可能だったのだ。




新たなる問題は

医者であり、医学部学生にも教えている教授は
当たり前のように英語の文献をポンポン渡してくる。


医療用語はラテン語源のものが多いので
イタリア語で意味が解かっていれば
英語の文献もなんてことなく読めてしまう。


ただし口答試験はイタリア語なので
そこに英語で書いてある内容をイタリア語に直すってのが
イタリア語を母国語としない私には、けっこう面倒くさい。



そんなこんなで、私が四苦八苦している中
他の学生は海で焼いた小麦色の肌を露出しながらテストにやってくる。



彼らは遊ぶ時は遊ぶ、勉強する時は短期集中で
みんな優秀で、自分の時間はしっかり楽しんでいる。


私は...とてもじゃないけれど、文献読むのに精一杯で
7月末までは勉強に集中しなければテストも受けられない。


こんなに8月を待ち焦がれたことはない。


















Last updated  2007/06/29 07:37:10 AM
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2007/05/04
テーマ:海外生活(7387)
カテゴリ:フィレンツェ大学
5月から移動で総合病院での実習が始まり
そこの栄養士からイタリアと日本の大学のカリキュラムの違いについて
質問を受けてタラタラと答えておりました。


日本の栄養士課程では「給食のおばさん」のリーダーっぽい位置付けで
すべての実習が組まれていたけれど
イタリアの栄養士専修コースは主に「病院栄養士」になるべく進められている

イタリアでは病理学の授業が占める割合が半分以上でかなり充実した内容だ


とか


日本のカリキュラムには必ず「調理実習」が組み込まれていて
私の大学では日本料理から始まって、中華・インド・フランス・イタリア料理など
世界の料理を基礎から知るための充実した調理実習を体験できた


なのにイタリアでは料理の授業や実習が全くないのでかなりビックリした



とか


調理学実験で燻製ハム・豆腐・バター...その他いろんな食材を学生達で作った


とか


解剖学実験でカエルとネズミの腹を切って内臓を見た


などなど、


イタリアでは病院実習しかしないので
日本で繰り広げられている興味深い授業にみんな驚いていた。




そして今朝、実習先に着くなり栄養士のみなさんが私にかけより

「Delizia、中国人用メニュー作れる?」

と言う。


ここフィレンツェは中国人の患者さんが非常に多くて
彼らはイタリアでも、かたくなに彼らの国のメニューしか作らないので
家庭の食卓の栄養指導の際に何を提案してよいのかわからんとのこと。


「できれば、彼らの言葉で書いてくれると嬉しいんだけど。」

「いや、私は中国語は残念ながらできません。」


この時初めて、Delizia、
中国人栄養士だったら仕事の需要沢山あったかも...と思った。



彼らはイタリアでも大工場で中国人と中国語を話しながら働き
中華料理を食べて、みかんの皮を道端に投げ捨て、どこでも唾をペッと吐くという
彼らの習慣を全く崩さずイタリア語を習わないので
病院では必ず中国人通訳が一人いる。


ちなみに私が出産した病院でみかけたアジアの女性も
私以外全員中国人で通訳さんが忙しそうに働いていた。



中国人はかなり糖尿病になる人が多いので
彼らの血糖値の管理をするのに栄養士はイタリア料理を勧めるわけにもいかず
通訳を通しての栄養相談は、かなりてこずるらしい。



栄養士が提案する中華料理に化学調味料は使えない。
化学調味料たっぷりのオイスターソースも使えない。
もちろんウェイパーも市販の鶏がらスープの素も使えない。


中華料理は揚げ物が非常に多い。
大抵の中華の一皿って調理家庭で油通ししてあるのでは?
なるべく油は控えめでいきたい。



そもそも、彼らのイタリアの食卓ってどうなってんのかしら?


ちらりと聞いた話では、私達が中華料理屋で好んで食べるメニューと同じものは
中国人の日常の食卓にはのぼらないらしい。


イタリアの中華料理屋で中国人観光客が注文する場合
違うメニューがサッと渡されるか、メニューなしでオーダーが飛ぶらしい。


一体どうすればいいんだ...。
中華料理屋の中国人に聞き込み調査に行くか。


5月末までにこの課題を提出してくれと今日言われてしまった。
ついでに日本人用に和食も!だって。


イタリアでダシ無し、みりん・酒無し(入手困難なものは省く)和食メニュー考案も辛いのよね。
イタリアではイタ飯食べているのが一番。


海外で和食・中華作られているみなさん、
日本で簡単&シンプルな和食・中華を得意とされているみなさん、
何か思いついたメニューがあったらヘルプミー!
アイゥート!(←伊語で「助けて!」スリにあったらこう叫ぼう)


コメント欄に書き込みするのがイヤな方は
左メニューバーのメッセージを送るってところから
メールいただけたら嬉しいです★
イタリアで脳みそ凝り固まっている私に愛の手を!






















Last updated  2007/05/05 05:49:22 AM
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2007/04/27
テーマ:海外生活(7387)
カテゴリ:フィレンツェ大学
2ヶ月に渡るこども総合病院での実習が今日で終わった。

このMeyer小児科総合病院は、フィレンツェでママになった人は
3ヶ月目にエコーのために訪れる病院なのでご存知かと...。


ここでは新生児の栄養吸収障害、小児癌、外科で嚥下困難な子供達の食事の管理や
I型糖尿病、フェニルケトン尿症の子供達の栄養相談などを見てまわった。


アジアではあまり見かけないけれど
西欧諸国では非常に多い、Fibriosi cistica(嚢胞線維症)という難病で
入院している患者さんもいて、私にとって初めての症例の栄養管理も学び勉強になった。


ただ、苦しんでいる子供達の病棟を廻るのは
今や自分の子供を持ってしまった私には非常にココロ痛いものがあり
時にはウッと病室を出たとたん込み上げきてしまう日も度々あった。


そしてその都度、病気もせずに健康な毎日を送れている
ビンバの当たり前の現状に、改めて感謝せずにはいられなかった。


ビックリしたのはイランやイラク、アルバニアやモロッコなどから
自国では決行できない手術のために国際救助団体の援助により
この病院に送られた患者さんが、かなりの割合でいたことだ。


彼らはもちろんイタリア語ではコミュニケーションできないので
通訳者がいる日以外は私達栄養士も英語、仏語、ジェスチャーなどなんでもありで
患者さんがその日に食べたいものを聞いてた。




大学の2年生の授業は、午前中はこんなカンジで実習
午後は大学に戻って、心臓病学、腎臓病学、内分泌学、胃腸病学などなど
毎日現役ドクターによる疾患の授業が盛りだくさん。


大抵のお医者さん(教授)は大学で授業を開講するのに
今日の午後の授業、小児科学の先生は自分の病院に生徒を呼ぶ人で
私はたまたまその先生の勤務病院で実習しているので家に帰らずにそのまま授業に参加。




お昼は...私はこれを楽しみにこの病院に通っていたと言っても過言ではない。
むちゃくちゃ旨いパニーノを買いに行く。


外から見ると何屋なのかわからないのだが
一歩店に入るとワォッてくらいの人だかり。


みんなパニーノをオーダーして受け取りを待っている。
約半数は病院職員だったりする。
狭い店内は食べる場所など殆ど無いので、みんな買って帰ってどこかで食べるのだ。


注文は番号で。
13番!
15番よろしく!
と次々注文が飛ぶ。


カウンター内では老婆とその娘が次々と注文をキッチンに告げに行く。
ハイ、13番お待ちのお客さん?
と老婆が出来上がったパニーノを持ってきた。


おぅ、私、私。

そして私の13番が手元に届いて店を出る。



もう耐え切れずに頬張ると、パンはバリッと軽快な音を立てる。
パン屋なのでパンが旨いのだ~っ!
バリッ、フワッていう食感。


これに私の大好きなストラッキーノ(フレッシュチーズ)がサンドされていれば
もう、言うことなし。
わしわし食べて、最後の一口を咀嚼し終えると、しばし放心する。


あ~、今日も旨かったなぁ。


パンに具をサンドしただけなのにこの旨さ。


私は毎日ハマりにハマって食べ続けた。
もう、他のパニーノ屋になんて浮気できない。




しか~し、今日でここでの実習も終わり。
小児科学の授業はあと2回あるから、その2回くらいしか食べるチャンスはない。



しかも、この小児科総合病院、敷地拡大のため9月以降はカレッジ大学病院方面に一斉転居する。
このパニーノ屋の売り上げが下がること間違いなし!
すると存続も危ういか!?



あ~、病院のお引越しと共にこのパニーノ屋もくっついてきてくれればいいのに。
そうすれば、大学帰りにいつでも寄れるのになぁ。


Deliziaの勝手な予測により、このパニーノ屋の存続は保証しませんが
近くを通ったら是非食べよう!!


Il Masaccio
Via Masaccio 28R

スーパーマーケット・エッセルンガの通りをMeyer方面に歩いて左手。










































Last updated  2007/04/28 06:55:47 AM
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2007/03/31
テーマ:海外生活(7387)
カテゴリ:フィレンツェ大学
コロッコロに太った7歳の可愛い女の子が診察室にマンマと入ってきた。

担当医の勧めで栄養士のもとに栄養相談のため送られたらしい。


娘をここまで育て上げたマンマももちろんビッグサイズ。
マンマは、ここ一週間のお食事日記を書いてきてくれたので見てみると...。


朝食は、先日の私の日記の通り。

学校でおやつにトルタが出るんだ。

給食は不味いので食べず

お家でおやつ...と....おぅっと~


ビスケット11枚!+バニラクリームサンドビスケット4枚  の日もあれば


モルタデッラのパニーノ+サラミのパニーノ  の日もあれば


チョコレートクロワッサン+プラムケーキ  ...



夕食は、パスタ1.5人前食べている日もあるし
毎日プリモ・セコンド・コントルノまでかなりの量を食べている。
ここのお家のパスタ1.5人前とは、一体どれだけなのか??



まずは7歳の彼女に最適なお食事の量をマンマに説明すると


マンマは絶句している。


そしてマンマが漏らした一言は

「なんて間違いを私は犯していたのかしら...。」

☆これは本当にお食事の質や適量を知らなかったケース。





次の家族はビッグな両親と、これまたまるまるとした男の子。

この子はもうずっと栄養相談に通っているのに
また太ってしまったという。


男の子が口にするのは「だって~、マンマが~ぼくに沢山食べさせるんだもん。」

働いているマンマは
「ノンナんところで食べちゃうのよ。この前なんてクロワッサン4つもおやつに食べちゃったんですって。
 おやつがあるところ知っているから勝手に食べちゃうんですよ。」

と責任放棄。


これはもうすでに栄養相談済みで食べるべき量を知っているのに
当の本人も両親も他人のせいにしていて改善の余地なし。
☆全く成果の出ないケース。



だって~と言う前に
おやつの買い置きをやめてみて!と毎回栄養士は言う。


一回の食事を沢山食べれば食べるほど、お腹の空きも激しくなる。
よく噛んでゆっくり食事するように心がければ、食後の満足感もアップする。


毎食適量食べて、お腹が空いたらフルーツかヨーグルトでココロが満たされるよう習慣付ける。



これは「習慣」の問題で、一度この正しい食生活を習慣づけてしまえば
精神的に落ち着かない問題が無い限り、異常な食欲はなくなっていくものなのです。


子供の肥満は、ほぼ親の監督不行き届きなので
肥満の子の両親がみんな太っているのを見てもわかるように
家族みんなで本気で食習慣の改善を図ってほしいものです。


日本にいると、ダイエットに関する情報が溢れていて
「痩せていることが美徳」とか「この食材はカラダに良い」とか
情報過多とはいえ、食生活においての「気づき」のチャンスが沢山あると思います。


イタリアは日本ほどうるさくダイエットに執着していないので
何をどれだけ食べて良いのか「本当に知らない」人が沢山いるのです。


食習慣における「無知」の先には、病気と死が待っています。


知らない人は正しい知識を学んで、
「アンタのせい」と言い続けている人は、自ら食生活改善に取り組んで
まずは適正な体重を維持できるようになることが大切だと思います。



★アナタも見てみようBMI(体格指数) 18歳以上の人に一般的に用いられます。

体重(キログラム)÷{身長(メートル)×身長(メートル)}


BMI=22.0     標準体重
BMI<18.5     やせ
18.5≦BMI<25.0 普通体重   
BMI≧25.0      肥満    



★自分の標準体重を知りたい人は

標準体重={身長(メートル)×身長(メートル)}×22.0









Last updated  2007/03/31 05:06:00 AM
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2007/03/28
テーマ:海外生活(7387)
カテゴリ:フィレンツェ大学
イタリアの子供の肥満は全体の30%を上回り、ヨーロッパ1位のトップの座に輝いております。

これまで毎日栄養相談の現場で実習を続け
300人以上のイタリア人の患者さんを観察してきましたが
現在肥満の子供の栄養相談を受けていて、
今まで見てきた大人の生活とは違う驚くべき実態を目の当たりにしています。



栄養相談の話は後にして
私がイタリアに普通に住んでいて、日本人の栄養士の目から現状を観察してみると...。


夜寝る前にボ~ッとテレビを眺めているとします。

すると、面白い映画の合間の長~いCMのほとんどは
まばゆい朝日の入るキッチンで幸せそうに朝食を頬張る幸せそうな家族の図。

何にかじりついているのか見てみると
某M社製ビスケットをミルクに浸しながら食べていたり
同じくM社製ブリオッシュ(クロワッサン系のパン)をうやうやしくいただいていたり。


この立て続けに流されるCMを見慣れてくると
まさに洗脳効果で「朝食はM社製ビスケットを食べるべき」
と、食べたくなくても「朝食はコレかな?」って気になってきます。


そしてスーパーに行くとM社製ビスケットを筆頭に
バリエーション豊かにズラーーーーッとビスケットや朝食系甘いお菓子の大袋の洪水。


あ、これは毎日食べるのに大袋で買っておくものなんだな
と、洗脳されたまま常人は買ってしまいます。


そしてお家に帰り翌朝CMのごとくその大袋を開けると
中から結構な大きさのビスケットが登場。
「イタリア人の朝食」は洗脳されたまま
それをカフェラッテに浸しながら食べるという構図が出来上がっています。


一緒に大学で勉強しているJちゃんによると
M社製ビスケットは昔から比べると毎年少しずつひとつ当たりが大きくなっているそう。

それはなぜ?

なぜなら~、大袋を買わせてお得な気分にさせておいて、
一袋の総重量は同じでも早く食べ終わらせるため。



こうして、ひとつ60~70キロカロリーほどのビスケットを
何枚頬張って仕事や学校に出かけていくのかはお楽しみ☆
子供は知らないうちに沢山食べちゃったりするんです。



そして子供は学校へ。
フィレンツェ近郊の街の子供は学校給食がまずいらしく
みんな「まずいまずい」と食べないらしい...。

お家に帰る頃はお腹ペコペコ。
そこでドカ食い。


マンマの監視の下でもノンナ(婆さん)の監視の下でも
どんなおやつをどれだけ与えてよいかという基礎知識が全くない監視役の下では
子供に制限なく食べさせてしまいます。


子供が可愛くて「ダメよ」って言えなくて
「食べなさい食べなさい」と与え続けてしまうのかもしれません。


そして肥えた子供は栄養士の下へ送られて...。



ここまで肥えるまでもドラマですが
そこで繰り広げられる栄養相談も興味深いものです。


つづく。
















Last updated  2007/03/28 07:28:16 AM
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2006/12/10
テーマ:海外生活(7387)
カテゴリ:フィレンツェ大学
悲しい時。
久しぶりに日記を書いて登録ボタンを押したら
楽天広場メンテナンス中の表示が出て、一瞬にしてデータが末梢された時。


この瞬間、Deliziaはガックリと肩を落とし
楽天を恨みながら読書にふけったのでした。
これは昨日の話。


フィレンツェの街は、クリスマスのプレゼントを買う人・人・人で、歩けません。
でも、私も買わなければならないので押し潰されないよう歩いています。


12月になって実習先も変わり
脳梗塞や心臓系の病気の術後のリハビリケア施設と、他の総合病院に通っています。


リハビリ施設の入院患者さんは、みんなお年寄りの方達。


先日12月7日はそこのおじいちゃん・おばあちゃん達にアンケートを取るため
ここで働く栄養士にくっついて、私も質問のお手伝いにあけくれました。



日常の食生活習慣病と呼ばれる脳梗塞などの病気になる前に
どのような食生活を患者さんが送っていたのか?
その他基本的な食物への知識を問うアンケートです。


Delizia「おばあちゃん、質問をはじめますね。」

婆 「ハイ、どうぞ。」

D 「生年月日を教えてください。」

婆 「1928年!」

D 「78歳ですね。日付は?」

婆 「11月28日。・・・・誕生日は、昨日だよね!?」

D  ブッ。

   昨日は12月6日だよ。←と訂正しようと思ったら
   隣にいた栄養士がすかさず

栄 「そうですね。昨日ですね。では質問を読み上げますよ。」

   と間髪いれず質問をはじめてしまった...。



な、慣れってこういうことなのですね。




そこを後にしてマウロおじいちゃんと、彼ご希望のお食事メニューを組み立てるDelizia。


D「おじいちゃん、明日のお昼のメインは何にする?
  チキン?豚?生ハム?」

爺「それじゃなかったら何がある?」

  メインはかなり迷うおじいちゃん。
  なのに

D「じゃ、付け合せのお野菜は?」
爺「カルチョーフィ!」

  間髪入れずカルチョーフィ。

D「夜の付け合せは?」
爺「カルチョーフィ!」


D「明日のお昼の付け合せは?」
爺「カルチョーフィ!」


D「明日の夜の付け合せは?」
爺「カルチョーフィ!」



楽しい。
ずっとマウロとメニュー組み立てしていたい。

どこか日本のコントを匂わせる世界に浸る毎日。










Last updated  2006/12/10 08:11:53 PM
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2006/11/27
テーマ:海外生活(7387)
カテゴリ:フィレンツェ大学
40日で7キロ減!!

実習先で体重量り係のDeliziaは、たまげました!


心臓を患っていて、これ以上太ってはいけないと医師に言われ
栄養士の下にやってきたこのお婆ちゃんは
前回の診察時の体重より7キロものダイエットに成功したのです。

私が2ヶ月体重を量り続けてきた中で、一番優秀な患者さんです!!


お婆ちゃんは一緒にやってきたお爺ちゃんの腕をさすりながら

「この彼氏を見つけてね~、最近一緒に住み始めたんですよ。」
と幸せそうにニッコリと笑っています。


お互い伴侶を亡くして10年、独り身でいた二人が
御歳80歳にて新たなパートナーを見つけたのだそう。


見ているこちらも思わず微笑んでしまうくらい幸せそうなふたり。


今まで独りでいて食生活が乱れていたお婆ちゃんは
新しい彼氏がいつも一緒にいてくれるようになって
毎日彼に気遣われ、やさしく注意されながら、食生活を改善していった様子。


以前のお婆ちゃんの体重はかなりあったとはいえ
愛の力がなせるワザか!?素晴らしい痩せっぷりでした。


Dieta(ダイエット)とは、食べないことではなく
「正しい食生活を送ること」と、栄養士は繰り返し患者さんに言います。


栄養士のアドバイスを忠実に守って正しい食生活を送れば
痩せられるってことを見事に証明してくれた一例でした。



私が2ヶ月間イタリアの現場を見てきて、
栄養士の下にやってくる患者さんは女性の方が圧倒的に多いのですが
中でも更年期を迎えた患者さんと、旦那さんを亡くして独り身の患者さんが多いです。


更年期を迎えてカラダに起こった変調と、イライラと共に
食欲のコントロールが出来なくなった患者さん。

旦那さんを失った後、独りの食卓のために料理を作る気力がなく
適当なモノでおなかをいっぱいにして食生活が乱れてしまった患者さん。

または、独りで過ごす午後の時間をもてあまして
お菓子を食べ続けてしまって太ってしまった患者さん。



女性って、子供を産んだり、更年期を迎えたり
男性よりも身体的・精神的な変化が激しい分、
カラダに受けるダメージも大きくて
ナイーブな人は自分を傷付けてしまうようです。


愛の食卓を囲んでいた人は
独りごはんが美味しくないって
料理することを放棄してしまい...。


寂しい時は、籠いっぱいの飴やチョコで気を紛らわし...。


そんな中、あの80歳のお婆ちゃんは
本当に恵まれた人だなぁと思いました。



新しい出会いを望まない女性もいるとは思いますが
人は字のごとく支えあって生きていくもの。
家族の愛や、新しいアモーレに支えられて
自分を見失わないよう、美味しい食生活を皆さんが送られることを祈るばかりです。


食生活を改善して健康に一歩一歩近づいていく患者さんを見ていると
お役に立てている「ディエティスタ(栄養士)」ってイイ仕事だなって思いました。









Last updated  2006/11/27 06:51:35 AM
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2006/11/17
テーマ:海外生活(7387)
カテゴリ:フィレンツェ大学
17日は大学の仲間11人全員で学会に出席する予定を組んでいた。

通常、午前中は現場実習が入っていて休めないのだけれど
「拒食・過食症に関する学会」という興味深い内容だったので
現地実習の代替の勉強会となるよう大学の授業コーディネーターに許可をもらって
みんなで参加できるよう前々から申し込んでおいたものだった。


しかし、その前日の実習中にケイタイに、大学仲間の回覧メッセージが届いた。


「明日、スタジアムで10時から12時までスポーツ医学の授業があるので
 参加したい人は参加するように...ってコーディネーターが言ってたよ。」


なんで?

明日は9時半~17時半まで学会があるのに...。


行くとしても、フィレンツェのサッカースタジアムから
学会が開催されるポルタロマーナまでフィレンツェを縦断するなんて
車なしでは時間的にムリな話である。


午後の授業で詳しい話を聞いたら、
コーディネーターが、私達の学会参加のことなどすっかり忘れて
突然授業開講を促してきた教授にホイホイと承諾の返事をしてしまったとのこと。


学会も授業も出席は任意だけれど、授業の後にはテストがつきもの。
私達としては授業を優先したいところだけど。


なんでこう、突然、前日に、私達の予定を全く無視して授業入れてくれちゃうかな....。


ひとしきり、この勝手な決定にみんなでブーブー文句を言った後17日の行動予定を相談した。


朝とりあえず、学会参加のサインをしにポルタロマーナに集合。
その後みんなで車でスタジアムまで移動。
授業参加後、学会の昼食ビュッフェの時間に再入場して、その後学会に参加することに。


なぜサッカースタジアムで授業かというと
教授はフィオレンティーナのサッカー選手のために働いているのだ。


当日、みんなで車を乗り合わせてスタジアムに付くと
通常なら観客席に行っちゃいそうだけど
選手の更衣室がある関係者が入って行く方へ促された。


通された一室は、なんとプレスルームだった!
よく、監督とか選手が記者会見する
テレビのスポーツニュースでよく見る、背面が広告ベタベタの部屋だ。


ここで授業だって。


みんなケイタイでとりあえず写真を撮っておいた。


フィオレンティーナの選手が走っている写真が壁面いっぱいに張られている。
TONI、かっこいいな。


授業にはサッカー関係者も参加していて
彼らから選手への食事提供時間や質に関する質問がバシバシ飛ばされていたので
なんだかすごく臨場感あふれる授業となった。




すぐさま学会へ。みんな腹ペコ。
バッチリビュッフェ開始時間に到着して、誰よりも先に昼食にありついた。


美味しいラビオリをおかわりして、リンゴのタルトにカフェまでいただいて
やっとみんなでホッとした。


まわりを見渡すと、出席者は医者や病院関係者、実習で知り合った栄養士もたくさんいた。
知り合いに挨拶しながら会場へ。


午後の部が始まった。


.....。


.....。


ね、眠~い。


ラビオリ食べ過ぎたかな。

いや、みんなの方が沢山食べていたよな。


ガム噛んでみよ。


効き目なし。


水飲んでみよ。


ダメみたい。


そこにケイタイがブルブル。


夫から、いつ終わるんだっけ?と聞かれて
17時半の予定...と伝えると
ビンバも待っているし、いい加減帰っておいでよ。ですって。


時計を見ると15時。
今日はお昼の授乳にも帰っていないし。


この睡魔と戦うよりはビンバと戯れていたいわ。


Delizia、帰宅を決定。


受付に、「今退出したら参加証明書はもらえませんか?」と聞くと
「通常16時まで出席した方に証明書を発行しております。」とのこと。

「小さな赤ちゃんが家で待っているので帰らなければ...」と説明すると
若くてやさしい受付のお姉さんは
「じゃぁ、ナイショで証明書発行OKにしておきます。
 ここに退出サインしてください。後日、御自宅に郵送されます。」ですって。


彼女の隣にいた厳しそうなオバサンに聞かなくて良かった~。


この証明書がないと学会に参加したことにならないのだ。


私はランチ食べに来たようなもんだから
証明書なんてもらえなくてもいいや、と思っていたんだけど
聞いてみるものですな。


今日はスポーツ医学だけで勘弁してください。


というわけで、一足お先に家路について
ビンバとくっついて眠りこけました。


















Last updated  2006/11/18 04:34:33 PM
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2006/10/27
テーマ:海外生活(7387)
カテゴリ:フィレンツェ大学
栗にポルチーニに...秋ですねぇ~。
大変御無沙汰しておりますが皆様お元気でお過ごしですか?

パソコンが壊れてから一ヶ月。

周りの皆様の多大なるご協力を経て検証を続けて参りましたが
ハードディスクのデータはありがたいことに救出できたものの
パソコン本体の故障によるものらしく、リカバリー後も頑固に動かず...。
修理工場行きのようです。


でも部品交換などで最低5万円くらいかかると言われて
これって、あと3万円くらい足せば新品買えるよね...とか思ったりして。


そしてXPの時代は終わり、さらに新しいバージョンが販売される予定とか聞いたら
一体私はどういう動きをすればいいのやら、わからなくなってきました。



とりあえず年末までは古いパソコンで乗り切る予定です。
Win98ではADSL繋げないし、最近忙しすぎてパソコンにも向かえず
ブログ徘徊できなくて残念ですが、またパソコン復活後に
皆様のブログにも遊びに行けることを心待ちにしております。



さて、大学2年目は第一セメスターからぶっ飛ばしております。


火曜日以外の午前中は現場での実習。
予定表には8時半~13時半まで、毎日5時間でトータル550時間と書いてありますが
実際14時半から授業があるので、実習は早めに切り上げて大急ぎで帰ります。


授乳して昼食を軽く食べて大学へ戻って、16時半か18時半まで授業。


今まで夫はラマダンだったので18時半頃からラマダンのフトール(朝食)が始まるので
帰ったらすぐ私も一緒に早めの夕食としてフトールをいただいてから
赤ちゃん沐浴、やっとほっと一息といった生活でした。


昨年はフトールは自分で作っていたのですが、今年はとてもムリなので
毎日義姉が全て手作りで作ってくれて大助かり。

アラブパン・バガリール(モロッコ風クレープ)など
家に帰ると手作り品が各種並んだ華やかな食卓が用意されていて
本当に感謝・感謝の毎日でした。


午前中は、栄養相談の現場でディエティスタの仕事を脇で観察し
患者さんの体重を量る係をしているDelizia。


毎日様々な患者さんがやってきて、いろんな話が繰り広げられています。
特に高齢の患者さんで、それほど身体の状態が深刻でない人は
栄養相談と言うより、彼らの長いストーリーを聞かされるカンジ。

昨日はやはり高齢の患者さんが2人、私達の前で泣き出しました。
みなさん、各々の辛いストーリーを話していると、感極まって泣いてしまうのです...。


逆に、ひどい食習慣により太りすぎの人の中には嘘をつかれる方がいっぱい。


ディエティスタは患者さんの食生活において改善すべき点を把握するために
朝・昼・夕食に何をどれだけ食べているのか質問するのですが
真実の食生活を聞き出すのは至難の業。


なぜか皆さん少食で、いつも???疑問符が並んでしまうお答え。


こういった患者さんは、栄養相談は初めてでない場合が多く
自分がどれだけ甘いものや揚げ物が好きか良くわかっていながら
医者に痩せなければいけないと言われて栄養士のもとへ送られて
嫌々相談をしているので真実とはかけ離れた証言をしてしまうのです。


逆にポジティブに自ら痩せたいという患者さんは、
現在の食生活のどこを改善すればいいのか知りたいため
全て正直に食生活を語ってくれるので
ズバリ改善点が指摘できて、毎月1キロずつ優秀に痩せていかれます。


お金を払って栄養士のところへ行くのなら
毎月コントロールの度に少しずつ痩せていく
前向きな診察の方が気持ちいいですよね。


毎日が患者さんとの心理戦なので、もっと深く心理学を学びたくなった今日この頃。
大学の授業でも心理学は組み込まれていますが
次回の心理学の授業では、現場での実習で溜まった疑問を解決できるといいな...。




















Last updated  2006/10/28 07:36:30 AM
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2006/10/07
テーマ:海外生活(7387)
カテゴリ:フィレンツェ大学
パソコンが壊れました...。
久々のWin98復活でADSLモデムが使えず、ダイヤル回線に逆戻り...。
しかし、快適なキーボードの跳ね返りを体感中です。

今のパソコンって安いけど、作りも安っぽい気がしませんか?
6年前のパソコンは妙に高級感を漂わせています。


9月末に1年時のテストの残りを片付けて、10月から大学2年目が始まっております。


「医学史」の授業のテストで
教授の書いた「医学の歴史」という本を読んで、それについての口頭試問でした。

いい加減、口頭試問も慣れたいものですが
日本人のDelizia、まだまだ自分の意見を人前で話すには修行が必要のようです。
なんとか点数をもらった後、教授が

「私の本で日本語訳されたのがあるのよ。」
ですって。

是非貸してくださいと言うと、本棚から渡されたのが
「メディチ家の墓をあばく X線にかけられた君主たち」というお題。


フィレンツェの観光名所のひとつ、メディチ家礼拝堂の地価墓所に眠る
メディチファミリーの遺体の科学調査「プロジェクト・メディチ」についてのドキュメンタリー。
カレッジ総合医科大学病院の研究室で、様々な科学調査が行われています。

過去におけるメディチ家墓所の発掘の各種文献と食い違う現実や
実際どのような状態で遺体が埋葬されているかなど、写真付きで紹介されていて非常に興味深い内容です。

私の大学の薬学部の教授、ドナテッラ・リッピ女史とクリスティーナ・ディ・ドメニコ女史の共著で
市口桂子さんの小気味良い翻訳でスルスルと引き込まれるように読めてしまいます。

もう一度メディチ家の栄華の舞台・フィレンツェ歴史地区をじっくり見直してみたくなるこの本、オススメです。



さて、大学2年度に突入したDelizia、疲労困憊気味です。

分刻みのスケジュールを今までの手帳に書ききれず、こんな時期なのに手帳を替えました。


「2年度はディエティスタ(栄養士)としての実地研修を550時間実施してもらいます。」


え~っ!


「明日からね。」


え~っ!


ってワケで突然言い渡された研修が週4日、8時半~13時半までと
午後は14時半からの授業が毎日入っていて
もう、自分がこれから何の勉強をするんだかも解からなくなっている今日この頃。


研修はMeyerはじめ総合病院内と、総合保険施設Asl内で働くディエティスタの下で実施され、
2年度には11人に減った仲間はバラバラに研修場所へと派遣されました。


Delizia、体力無いのでヘトヘトですが
研修場所では、かなり興味深い栄養相談が繰り広げられていて面白いです。


患者さんは主に肥満・病気による食事療法の相談
派遣場所によってはアルコール依存症や拒食・過食症の相談など。


いつかDeliziaが「イタリア人の食生活の実態をあばく」か!?
とりあえず、ぶっ倒れないようによく寝ます。















Last updated  2007/12/14 09:00:38 AM
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