航空特殊無線技士

航空特殊無線技士

【試験の概要】
これに合格すると、お客さんを乗せない航空機の無線や、航空機と通信するための地上の基地局の操作ができる資格だと思います。
難易度は非常に低い資格です。
過去問を５年分くらい丸暗記するだけでも合格できます。
ただ、実技試験として電気通信術（欧文）の送信・受信があります。
無線工学と法規は、陸特１・国特を除くすべての特殊無線技士（陸２，３、海１～３、海レ、航空）が大体同レベルに感じる（といっても３級はほんとに簡単）。いきなり１級から受けても十分に受かります。

【受験時のボクのレベル】
平成１３年１０月に、特殊無線技士の最高峰「第１級陸上特殊無線技士」に合格
電気通信術はまったく未経験

【受験の履歴】
平成１７年６月受験・・・合格

【参考書】
電気通信振興会の「陸技」という、１陸特以外の問題が載っている問題集を１冊と、同じく電気通信振興会の電気通信術が吹き込まれているテープ。

【学習】
試験２週間前くらいから開始、問題集の「航空」のところを一通りやりました。無線工学を先にやって、法規の勉強を・・・
一応、無線工学の解説は一通り読みました。
無線機の取り扱い（操作）のトコが少し覚えにくいくらいでしたが、特段むずかしいところもなく終えました。

で、ネットで過去問を配布してくれいてるサイトさまがあったので、そこで平成１４年６月期からのをすべて印刷しました（年３回試験があるため、１０回分以上の問題ですね）。で、それをひたすら解く解く解く・・・
過去問やるとわかりますが、毎年同じ問題の使い回しです。たまに新出問題がでますが、出ても１問くらい。楽勝です(o^∇^o)ノ

あとは、電気通信術の練習を・・・
これは、ＡＢＣＤなどのアルファベットを特殊なコード（フォネティックコード）に読み替えます（Ａ＝アルファ、Ｂ＝ブラヴォ、Ｃ＝チャーリィという具合に）。
これは、電気通信術のテープで３日やれば十分合格レベルに達します。
ただ、このテープは非常に不親切で、フォネティックコードの一覧表が入っておりません。つまり、Ａが何と読む、Ｂが何と読むが分かりません。

ただテープに、１分５０文字のペースで吹き込まれているだけです。従ってネットでまずこの一覧表をゲットしました。（フォネティックコードで検索すればすぐにみつかります）
で、一通り覚えたらすぐに聞きます。ある程度覚えるまでは聞き取りも難しいですが、慣れれば簡単です。
ちなみに、読み上げられるテープの声の解答も入っておりません。聞き取りして書き取っても答え合わせはできません。

ボクの練習方法としては、まず「聞き取る→巻戻して同じ部分をテープと一緒に読む」ようにしました。これで、受信の答え合わせ＆送信の練習がいっぺんにできます。

【試験】
試験は、受信から始まります。一応一番前の席を陣取って（席は自由）受信に備えました。受信は専用用紙があり、そこへ名前と試験種別を記入します。

で、最初にテープをかけ「始めます本文、アルファ、ブラヴォ、チャーリー、・・・ズールー、終わり」と聞きます。で試験官が、「聞こえますか？」などと問いかけ、ボリュームの調整や席替えなどができます。

で、いいとなったら、本番で、ランダムな読み上げが２分間続きます。
これを必死に聞き取ります。間違って書いても消しゴムで直す暇がないので、書き損じたらチェックしておいて、終了直後にすぐに直しましょう。

続いて、筆記の「無線工学」「法規」です。新出問題がそれぞれ１問ずつでた気がしますが、楽勝でした。試験終了後３０分で退出。全員が途中退出したため、送信の試験が早まりました。

試験は一人ずつ部屋へ呼ばれてやります。
中へ入ると机をはさんで、向こうへ試験官が座っています。（机に高さ２０ｃｍ程度のついたてがあり、試験官の手元が見えないようになっている）
で、試験官と向かい合って座り、試験のやり方の説明を受けます。

いい損じた場合は「訂正」と言って言い直せばよいようです。
で、机上に置かれた紙にランダムに書いてあるアルファベットを「始めます、本文～終わり」で読み上げます。
試験は、試験官がストップウォッチで時間を計っています。終了後に特に何を言われるでもなく、お疲れ様でしたと言われて、帰りました。
かなり緊張するのでご注意を・・・

【結果】
数日後に日本無線協会のＨＰに解答が掲載されるので、答え合わせしてみると、「無線工学→満点」「法規→１問間違い」で余裕の合格の気配でした。

で、約１ヵ月後の忘れた頃に合格通知が届きました…..ヾ( 〃∇〃)ﾂｷｬｰｰｰｯ♪