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哀愁のロチェスター

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August 11, 2008
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カテゴリ:研究会・学会等
この研究会は,午前は招待講演2本,午後に各20分の一般講演になっています.ここに発表者のプレゼンテーションファイルがありますので,気になる方はご覧ください.数値相対論(NR)とデータ解析(DA)の話が半分半分という感じです.ブラックホール連星合体の計算は,同質量ブラックホール(BH)から始まり,異なる質量になり(目標は質量比1/100まで行きたいそうですが,今のところ1/10くらいです.質量比1/20だと大雑把な見積もりで1年半のコンピュータ時間を必要とするそうです.),同じ方向を向いた(逆向きも)スピンをBHに与え,次に適当な方向を向いたスピンを持つ連星系と進んでいます(←今ここです).重力波波形の長さ(時間)は大体1000M(M:連星の質量の和)位求めることが標準のようです.この波形とポストニュートン波形(もしくはEOB[effective one body])の比較,また,ポストニュートン波形をNR波形にくっつけてハイブリッドな波形を作るというのが,NRサイドの研究のようです.DAサイドでは,干渉計のノイズデータに理論波形を注入して,色んな方法で探してみる(NINJAのような研究)が行われています.バーストサーチの方法だったり,マッチドフィルタリングだったり色々です.ちょっとうれしかったのは,以前メールで質問を送ってこられた方が,無事にリングダウンテンプレート配置を出来るようになったようで,データ解析に使われていました.

メモ:S5→Enhanced(×2)→Advanced(×10)





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Last updated  August 19, 2008 12:36:57 AM
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