2005/11/12(土)22:59
絵本「だるまちゃんとうさぎちゃん」加古里子
だるまちゃんシリーズは、1970年代の作品なので言い回し等に古さを感じるのが特徴ですが、私にはそれが返って新鮮に思えて、子供には読み聞かせたいお薦めの絵本に入ります。
この絵本は、雪が積もった日にだるまちゃんと妹のだるまこちゃんで雪遊びをしていたら、うさぎちゃんとうさぎこちゃんに会い、だるまちゃんの言う言葉にうさぎちゃんたちが質問して答えていきます。
「たんげさぜん」とは?「ざとういち」とは?
そういう言葉も登場します。
4歳の娘に読んであげると、それからしばらくは自分がうさぎちゃんになったかのように同じ言い回しで「たんげさぜんってなあに?」と聞いてきます。
だるまちゃんが丁寧に教えてあげるので、うさぎちゃんはもちろん、娘もよく理解できたようです。
また、雪うさぎの作り方や手袋のうさぎの作り方、ナプキンで折るうさぎの作り方。りんごでのだるまとうさぎの作り方もわかりやすく図解で教えてくれてます。
最後には新聞紙で作るうさぎの帽子の折り方も載っています。
寒い日お外で遊べない、っていう時におうちの中で子供とのんびりこれらを作って楽しめます。
この絵本は冬バージョンですが、春には「だるまちゃんとてんぐちゃん」。夏には「だるまちゃんとかみなりちゃん」。秋には「だるまちゃんととらのこちゃん」と、だるまちゃんシリーズは四季を楽しめます。
四季を通じてだるまちゃんに接してみてはいかがでしょうか?