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テーマ:絵本(65)
カテゴリ:人格形成に役立つ 絵本
第一作目「ともだちや」の続編です。
きっかけはなんにせよ、ともだちになったキツネとオオカミ。 今日はオオカミの誕生日です。 オオカミは「ともだちならお祝いに来てくれるもの」と勝手に思い込み、朝から大ハリキリで部屋を掃除しながらキツネを待っていました。 ところが、昼になっても夜になっても来ません。 寂しく哀しい想いをしながらやっとの思いで眠ることができました。 翌朝、オオカミは昨日のことはすっかり忘れてしまってるのですが、寂しい気持ちだけはしっかりと残っていました。 大好きな肉料理を食べても、暴れまくっても、その寂しい思いは変わりません。 「そうだ!こころがあるからさびしいんだ!」 それに気づき、オオカミは大声で「こころ」を吐き捨ててしまいます。 そこへ現れたのが、大きなケーキとやっと見つけた誕生日プレゼントを持ったキツネです。 でも、オオカミは嬉しくもなんともありません。 「こころ」を捨ててしまったオオカミは寂しい気持ちを感じなければ、嬉しい気持ちも感じません。 キツネはそれを聞いてとても哀しそうに問いかけます。 「じゃ、これから ずーっと、うれしい日は 一度も来ないんだね。クリスマスがきてもお正月がきても、僕が遊びにきても・・・」 そこでオオカミは顔が青ざめて大泣きします。 泣く=こころが戻ったと知って大喜びの二匹。 今日はとっても幸せな気分で安らかに眠ることができたオオカミでした。 4歳の娘には最初少し難しかったようです。 でも、「クリスマスやお誕生日がくると嬉しいでしょ?」と聞くとうなずく娘。 「こころを捨てるとそういうのが嬉しいと思わなくなるの。こころがあるから、嬉しかったり、哀しかったり、腹が立ったり、喜んだりできるんだよ。」 そういうと娘にもよく理解できたようです。 この絵本を読まなかったら、娘はまだ「こころ」の存在は知らなかったことでしょう。 かわいらしいけど躍動感のあるオオカミとキツネの絵によって、幼い娘にも「こころ」という理解しにくい言葉をなんとなくではあるでしょうがわかることができたのだと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.02.10 14:40:12
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