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テーマ:絵本(65)
カテゴリ:楽しい 絵本
この絵本は2003年に復刊したのですが品切れが続いてて、今回また福音館書店から復刊するらしいです。
まりーちゃんシリーズの中で私はこの作品が一番好きです。 内容は、まりーちゃんのおうちに大雨が降り、洪水になります。 まりーちゃんは一生懸命、飼っている馬や牛やブタやヤギなどを山の上に連れていきます。 まりーちゃんの家族はおうちの2階に避難しますが、ストーブの火もないし、食べ物も飲み物もありません。 「あめふり あめふり いやなあめ」 と言って助けが来るのを待っています。 そんな中、あひるの「までろん」だけは喜んで泳いでいます。 やっと助けが来てくれて一安心。 雨も止み、洪水もひきました。 さて、次にしなくてはいけないのは、困っている人たちのためにおうちの泥をだして綺麗に掃除をしてあげること。 最後には 「いやなあめは もうおしまい。 いつまでも おひさま、きらきら きらきら しておくれ! おひさま げんきでね、おねがい!」 まりーちゃんはかわいらしく、文も内容もかわいらしい、そして何よりも文のテンポの良さ、それが「まりーちゃん」の絵本です。 この絵本はアメリカの絵本で、アメリカでは「子供の本の黄金時代」と言われるときの作品です(1950年代前後)。 この時代の絵本作家たちは、とにかく子供たちに最高の絵本を与えたい、という思いが熱く、それゆえに傑作がたくさん世に送り出されました。 この絵本は、大雨、洪水という悲惨な事態にあっているのに、その悲惨さが、いい意味で実に軽くおおらかに描かれています。 アメリカの絵本でありながら、雨がやんだあとの明るい光がさした様子や、街(村?)の様子が南フランス(南ヨーロッパ)を連想させるのですが、実は作者のフランソワーズ氏は元々南フランスの人だそうです。 アマゾンでも楽天でも在庫切れということで、なかなか手に入りにくいようですが、図書館ででも借りてみて、まりーちゃんのかわいらしさに触れてみてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.02.26 23:05:00
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