映像と音のブログ dendosi

2023/11/28(火)07:00

村民の少ない村の異変、だが賛成3/4の壁に拒まれる深刻さ

この事件というか起きたことは人口の少ない町ならではの苦しさであるだろう、不信任決議案はこの数がないと成立しないから。 言うなれば小さい規模なりの自衛方法だろう、そう簡単に不信任案決議が通っても困るのだから。 何度も投票し直しても結果は覆らない、反対に回る人が出るなど予想できないから、それだけ町内は顔見知りの人で回っている。 仮に決選投票で反対に回ってみれば、後のしっぺ返しは恐ろしいほどの事態が待ち受けるだろうとみる。 だから今回の町長のセクハラ問題は深い意味を持っていると見る、議会で通らないことがある程度予想できるし。 愛知県の山奥と言っても良い町で起きた事件の1つだが、土地も狭い山奥の地区、みんなが顔見知りである。 しかし、だからと言って露骨なセクハラは起きてはいけないと思う、町長の権限を傘に強権を発動しても始まらないだろう。 もう少し冷静に日頃の行動を慎んでいてほしいが、少し油断すればこういう事件を起こすなど田舎ではあり得る。 あまりに捨て置けないから問題化したと思う、この地域で問題を起こすなど考えられないが、である。 町長も認めるしかなかったというほど度を越していたかとみる、議会に問題が持ち込まれ審議する手しかなかったと。 本来なら当人同士の話し合いで解決できるはずのことと思うが時代が変わったのだろう、地域に都会化ややってきたと。 車でしか都会へ出られない遠方の地と言え、いまや簡単に車でしか都会に出て行ける、逆に言えば帰ることもできる。 それが行政者の油断を招いた、引っ張り込んだになるわけだ、半世紀前ならこう言った問題など出てこない、町内の話し合いで収まる小さな事態のはず。 それを乗り越える訴訟ものになりやすい土地に変わったのだと思える、土地の人々の考え方が思わぬ程にドライになっていたと。 土地の重役さん、いわゆる地主さんが家ごとの問題をまとめている時代ならこう言った問題は起きないし日頃から交流も密に行われたもの。 それが霧散した、一言で言えばそういう事なのではないのだろうか、だからと言って土地柄が悪くなったとは言えない。 ここは三河国でも山奥で、横の交流を強めて苦難を乗り越える土地柄である、古くから伝統行事がつたわり、しかも連綿と継承される土地柄だ。 町長がこうした地元の蜜状態を知らないはずはない、それでちょっとしたいたずら心で勢いに任せてセクハラに及んだ、と考えたいが世情は許さなくなっている。 大きく捉えればこれを忘れたから生じた問題だろうと見るが甘すぎるだろうか。 昔の村という感覚で隣の隣もすべて知っている人情味の熱い町、そういう感覚で接する事ができなくなった、そういう事なのだろう。 町議会も反対者が6人(3/4は12人が賛成する必要がある)と数も多いのだが、町の在り方が反映したと見るのは間違った受け取り方であろうか。 以前なら問題化する前に話し合いの場が設けられ、長老を中心に取りまとめられたと思うが、これがもう甘い考えなのだろう。 町の分断するような事態だけは避けるように収めてほしいものである。

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