落ちた子雀
私の両親の家での出来事、雀の子が草むらに堕ちていたのを、親父が拾い上げた。どうやら、雨樋に巣くった所から落ちたらしい。昔、インコを飼っていた経験が役にたって、鳥かごに保護して摺り餌をやったりして廊下に置いた。親鳥はカゴのあたりを飛んで子供を見守っていた、雛が鳴いたらそれに反応して、鳴き交わしてた。まだ飛べないので一晩置いて次の日の夕方、窓を開けてやったら、雛もちゃんと、親と一緒に飛んでいったとのこと。うちにご参加中の絵描きさんでも、同じような体験をしているらしいし、ネットで検索しても似たような経験してる人が多い。雀は雛が人間に保護されてると、恐れずに見守ってるのだ。彼らは人間が敵にも味方にもなり得るということを、本能で知ってるのだろう。雀は人間の住む範囲にしか生息しない、つまり共存関係にあるらしい。