地植えのバラの土壌改良
鉢植えのバラは市販のバラ専用土などで土をリフレッシュすることが可能ですが、地植えの場合はそうはいきませんね。そこで、私が毎年行っている、地植えのバラの土壌改良方法についてご紹介します。ここではピエール・ドゥ・ロンサール(つるバラ)を例にしてご紹介しますが、地植えのバラは木立性やシュラブでも同様のやり方をしています。基本手順 ① マルチング材を取り除く ② 株のまわりに30cm深さ以上の穴を4ヶ所掘る ③ 掘った穴の中に「牛糞堆肥」「もみ殻」「米ぬか」「寒肥」「鹿沼土(必要に応じ)」を入れる ④ 穴に土を戻し入れる ⑤ 株のまわり全体的に耕す具体的な実演とポイントこちら↓土壌改良前まず株元に敷いているマルチング材を取り除きます。ここではバークチップを敷いていますが、バークチップが土に埋まっていくのを防止するのとコガネムシ対策も兼ねて、防虫ネットを敷いた上にバークチップを敷くようにしています。↓マルチング材を取り除いたら、堆肥などを入れる穴をなるべく30cm深さ以上×4ヶ所ほど掘ります。株の大きさにもよりますが、大きい株は株元から30cmくらい離れたところを掘ります。まだ小さい若い株は、もっと株元近くでもいいと思いますが、根の外側ギリギリくらいを狙って掘るイメージです。掘った穴の中に「牛糞堆肥」「もみ殻」「鹿沼土」「米ぬか」「寒肥」を入れていきます。↓全て入れ終わったらしっかり混ぜ、堀った時に出た土で埋戻します。私は牛糞堆肥と米ぬかは必須で入れるようにしています。あくまでもこれは私の経験上だけの話ですが、この時期に米ぬかを入れてしっかり混ぜておくと、(米ぬかを混ぜなかった年と比較して)シュートが出やすくなったという印象を持っています。寒肥は必ず有機肥料を使いましょう。私は発酵油粕を入れていますが、鶏糞とかでもいいんじゃないかと思います。もみ殻を入れるのは、土をフカフカにするためです。既にフカフカの土であれば、入れる必要はありません。鹿沼土は、主に土を酸性寄りに調整したいときに入れます。なので、適度なPHにある場合は、入れる必要はありません。何を・どのくらい入れればいいのか…?は、その時の土の状態によりけりで、特に決まった分量は決めていません。土が固いと思ったらもみ殻多めに入れるし、PHが問題なければ鹿沼土を入れない年もあります。こちら↓のように、30cm穴を4ヶ所…が難しいスペースに植えている場合。この場合は、株のまわり全体に牛糞堆肥やもみ殻・米ぬかを撒き、ハンドフォークなどでしっかり耕しながら混ぜ込んでいきます。こちら↓土壌改良終了後かなりフカフカの土になりました。あとは、マルチング材を元に戻して作業は終了お疲れ様でした!(#^^#)