2022年1月9日生まれの仔猫の巣立ち
2022年1月9日に誕生した4頭の仔猫たちの話です。父猫ルーニーと母猫クセニアの最後の子供たち(ルーニー、クセニアともにその後ブリードを引退したため)。生まれた順番は、男の子、男の子、男の子ときて、最後に紅一点女の子。この順番と、兄弟の数は映画ゴッドファーザーのビトー・コルレオーネの子供たちに一致。男の子たちは同日に巣立っていき、女の子はクイーン候補としてうちに残ることに。巣立っていった順番に紹介していきたいと思います。マイケル三男、呼び名はマイキー。映画のキャラクター同様、孤高で芯の強さを感じる一面を見せていました。成長の途中で、体重増加に停滞がみられたので母乳だけでなく粉ミルクをあげたりもしましたが、無事元気に大きく育ってくれました。他の子たちとは生活のリズムが違うのか、みんなが遊んでいるときひとり寝ていたり、ご飯のタイミングがずれていたり。ひとりでいることが多かったかな。それでも遊びたいときは、寝ている兄弟を起こして遊んでいました。そのターゲットにされていたのが二男のフレデリコ。2022年4月24日午前中、巣立っていきました。 ※みんなとちょっと距離があるよね ※かわいこちゃん顔だよね ※巣立ちの儀式、抱っこが苦手なのか4回撮りなおしたね。サンティノ長男、呼び名はソニー。ただ、奥さんがいないところではこっそりビトー・コルレオーネのようにサンティノと呼んでいました。こちらも映画のキャラクター同様、妹、弟おもい、だけど短気で粗暴なところがない優しく、なんでもそつなくこなす出来の良いお兄ちゃん。母乳を十分もらっているせいか、離乳食で少しつまずきをみせたくらいであまり手のかからない子でした。巣立ちの日は三頭同日でキャリーの個数の関係上、ソニーとマイケルは同じキャリーに入っていました。最初の引き渡しがマイケルだったのでソニーも一緒にマイケルの飼い主の家に上がることに。マイケルは当然、その家に置いていかれ、ソニーはキャリーに戻されクルマの中に。マイケルがいないのを心配してなのか車内で鳴きだすソニー、それを感じてなのか二男のフレドも騒がしくなる始末。お昼過ぎくらいにソニーの飼い主さんのお宅に到着。自宅を出てから4、5時間経過していたので休憩もかねてフレドも一緒に上がらせてもらうことに。やはり、マイケルがいないのを気にしているのか心ここにあらずの様子でソファーの下に引きこもったり、おもちゃにも反応が薄く。フレドはものすごく馴染んでいたけど、『お前はこの家の子じゃないんだよ』といってお宅を後にしました。出来の良い長男ソニーに対して注意すべきことは靴下。素足だと何ともないのに、靴下をはいているとやたらと攻撃をしてきて、靴下を脱ぐ羽目になる。その年の9月、ソニーのお宅にお邪魔する機会があり、靴下をはいた状態で上がらせてもらうとかつてのように攻撃を仕掛けてきて、人の家で靴下を脱ぐ羽目に。うれしいやら、恥ずかしいやら。 ※自らとってきたおもちゃを妹に譲る優しき兄 ※体重測定のとき、後ろに映り込んでいるのはソニー大好きキャス ※巣立ちの儀式、そつなく撮影終了 フレデリコ二男、呼び名はフレド。一番おっとりしていて心優しきフレド。映画のキャラクターのように体が弱いと嫌だなと思っていましたがその心配はありませんでした。ひとり寝しているときにマイケルに絡まれても遊びに付き合い、粉ミルクも付き合ってあげる優しきフレド。フレドの新しい家に到着したのは自宅を出てから8時間くらい経過した午後三時過ぎだったかな。ロングドライブにもかかわらず疲れた様子もみせず、此処が自分の家だとわかっているのか早速、用意してくれていたトイレで用を足す図々しさ。(あなたの心配はおしっこの粗相だけだよ、絶対にやるなよ。)と案ずる私でした。 ※こんなに小さいのに爪もしっかりしててすっかり猫だね ※人の手と比べるとまだまだ小さい ※巣立ちの儀式、リラックスしてたねキャサリン、最後に生まれた女の子、呼び名はキャス。令和初のトーティー。本来ならコンスタンティア(コニー)と命名するところですが、誕生日が同じということと我がキャッテリーで産まれた初めてのクイーン候補ということで、英国のキャサリン妃にあやかって命名しました。呼び名のキャスは、アメリカドラマHAWAI FIVE O の主人公スティーブ・マクギャレットの恋人キャサリンの愛称から。そのせいか、お淑やかというより男勝りで活発な子になりました。キャスのためにおもちゃ箱からおもちゃをとってくるソニー、とにかくソニーの後をついて回っていました。そんな彼女も、2024年3月にママになりました。身体がちんちくりんなので心配していましたが、無事に出産し、子育ても頑張りました。 ※お乳を飲むのは生まれた時から上手でした ※マイケル、ソニーに挟まれて ※巣立ちの儀式、うちに残るけど記念に撮影今までの子たちも魅力的で思い出深いですが、この子たちは格別でした。というのも、2021年9月にいつかうちで産まれるであろうクイーンのお婿さんとして来日したアイスベルグという男の子がおりまして(本当は2021年1月8日産まれのビアンコを女の子だと勘違いして探しだしたのですが)、その子のことをひとりぼっちで不憫に思い一緒に寝ていたのですが、年末から年始にかけて思春期ならではで仕方がないのですが、私の布団での粗相がひどくなり、寝室をともにすることができなくなり、かといって元の自分のベッドもルーニー一家(ルーニー、ウィリアム、パヴェル)に占拠されている状態で、寝場所をもとめてたどり着いたのが、クセニアがいる育児部屋。仔猫たちが巣立つ少し前まで一緒の部屋で寝ていました。布団を敷こうとすると敷布団の上に集まる仔猫たち、広げると転がるのが楽しいらしく毎日繰り返す、掛け布団の中に潜り込むのも一連の流れ、最後まで中に居座るのがだいたいマイケル。その後、部屋の電気を消すと聞こえてくるのが掛け布団をカシュカシュとかく音、慌てて電気をつけるとそこにはソニーの姿が。おしっこを隠そうとしているのです。最初、犯人はソニーだと思っていたのですが、のちにフレドだと判明、ソニーは面倒見がいいので兄弟の粗相を隠そうとしていただけなのです。犯人扱いしてごめんねサンティノ。 引き渡しの日が同日というのも初めてでしたし、前日の夜、女の子グループの一番年長のケイトちゃんが緊急入院したこともあり、とにかく長く感じた2022年4月24日でした。