2006/03/07(火)14:50
雨の雑記。
『雨』でgooの辞書を引いてみたら160件という検索結果。
本来の調べた目的はちょっと違ったんだけど、
ふと興味が湧いて検索結果をいくつか追ううちに
思ったことをまとめてみたくなった。
雨関連で160。しかも『雨』の辞書検索だから
頭に雨の文字が来る場合であて、たとえば『氷雨』『こぬか雨』などは
ここには含まれていない。
じゃあ、全部でどれだけあるんだって話をし始めると
コツコツ調べ事をするのは仕事だけで十分なので
ここではスルーさせていただきマンボ。
俺の雨好きは、ここ関東地区でも周知の事実だが
羞恥の事実は今はまだナイショにしておきたい。何の話か。
そうそう、雨の話。
雨のニオイが好きで、雨に煙る景色も好きだ。
傘に当たる音やガラスを走る雨を目で追うのも好きだ。
梅雨以降に降る雨なら、むしろ打たれるのも気持ちがいい。
傘を持ってるくせに、あえてささずに感触を楽しんだりする。
電車に濡れた傘を持ち込むことになれば、そりゃ確かに
迷惑だったり不便だったりするのだが、
それは逆に電車に乗らなきゃ“なかった話”になるはずなのだ。
日本は四季豊かな国と言われているけど、
梅雨を入れて五季だと主張する人もいる。
その昔の雅な時代には雨を見る風習もあったという。
どうりで“雨ことば”が発達するわけだ。
昔の人は様々なとらえ方で雨の種類を分けていたようだ。
冒頭のgoo辞典を追っかけてたらこんな言葉を見つけた。
うせい【雨声】
雨の降る音。雨音(あまおと)。
「蓐中(じよくちゆう)にありて―を聴く/断腸亭日乗(荷風)」
雨音(あまおと)という言葉は知っていたが
「雨」に「声」をくっつけてしまうのが妙に新鮮だった。
雨声。何か雅号にしたい文字面だ。
もうひとつ、こんなのも。
あめのみやかぜのみや 【雨の宮風の宮】 (連語)
〔伊勢神宮には雨の宮、風の宮など別宮・摂社・末社が数多くあってそれぞれ賽銭(さいせん)がいることから〕あれやこれやと予想外に出費や手間のかかるたとえ。
何だそれ。
「いやぁ、今月は身内や知りあいの結婚式が重なって
まったく“雨の宮風の宮”だったよ」
って感じで使うのだろうか。
聞かされた方は、まったく意味不明だろう。
さい銭箱があったらとりあえずお金を入れることが前提に
なっているところがミソなのかも。
そんな発想というか文化は、もう無いもんな。
これから春になって、やがて梅雨も来るだろうけど
その時までに皆が今より も少し雨を楽しめるようになっていれば
梅雨時をもっと楽しく迎えることができるに違いない。
今日は、ちょっと俺どうしちゃったのよ的日記になりました。