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正しくは『離風霊船』と書く。
さらに正しくは頭に『劇団』が付く。 俺の二十代は小劇場がブームになった頃で、 野田秀樹やら第三舞台がワラワラしてた時代といえる。 俺もそのワラワラに付き合ってたクチだ。 その中でも特に熱心に観てた劇団が 「遊◎機械」と「離風霊船」だった。 しばらく前にネットで偶然に離風霊船のサイトを見つけた。 所帯を持つと同時に芝居への関心もなくなり、 いつのころか勝手に 「もう解散しちゃったんだろうなぁ」 と決め込んでいたのだが、しかし ところがドッコイなのだった。 離風霊船は生きていた。 いや、すまなんだ。 勝手に解散させて。 ある日仕事でネットを見ていたら 離風霊船の公式サイトを見つけたのだ。 芝居関係の仕事なんてこれっぽっちもしてないのに 劇団のサイトにたどり着いたのだから これはもう運命としか言い様がない。 たとえ「離風霊船」なんて無理やり変換してググらなきゃ 出てくるワケがないよな劇団名であってもだ。 まさか仕事中に 「そーいやぁ、離風霊船ってあったよな」 なんて検索するわけがない。じゃんか俺が。ねぇ(>デクレッシェント) ま、そんなワケでネットから速攻でチケットを予約。 いいのか。勤務時間内だろう、それ。 いや、これは時間と機会を有効に使う デキるビジネスマンの見本というヤツでな。 ま、その、…ウッセェなバーロー(←逆キレ) で、日曜日に観てきました。 実に十数年ぶりのご対面だ。 『クロスゼロ』 すべての結果には原因があって 誰かの行動には誰かの行動や思いが絡み付いている。 因果応報。 そんなテーマを面白おかしく、時にブラックに炙り出していく。 離風霊船は、スプラスティックなドタバタな演出以外に 舞台の仕掛けが売り物の一つで それは今も健在だった。 これ以上はネタバレになるので 内容には触れないが、いやぁ久しぶりの世界やテンポ、ムードを満喫した。 満足。 いかにも小劇場なスズナリという箱だけど きっちりフルハウス。お見事。 なにが解散なものか。 当時だって地力のある劇団だったのだ。 俺が勝手にフェードアウトしただけで 彼らは、その間にもしっかりとした実力を付けて ガッチリ評価を得ていたのだった。 お見逸れイタシマシタと同時に、その逞しさに 感激もしたし、少し勇気をもらった気がした。 続けてりゃいいってモンでもないけれど 二十代のハチャメチャやってた自分の同時代を 重ねた劇団の元気な姿を観たことで 刺激になったのは確か。 負けてらんねぇや(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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