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2006年06月04日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
正しくは『離風霊船』と書く。
さらに正しくは頭に『劇団』が付く。

俺の二十代は小劇場がブームになった頃で、
野田秀樹やら第三舞台がワラワラしてた時代といえる。
俺もそのワラワラに付き合ってたクチだ。
その中でも特に熱心に観てた劇団が
「遊◎機械」と「離風霊船」だった。

しばらく前にネットで偶然に離風霊船のサイトを見つけた。
所帯を持つと同時に芝居への関心もなくなり、
いつのころか勝手に
「もう解散しちゃったんだろうなぁ」
と決め込んでいたのだが、しかし
ところがドッコイなのだった。
離風霊船は生きていた。
いや、すまなんだ。
勝手に解散させて。

ある日仕事でネットを見ていたら
離風霊船の公式サイトを見つけたのだ。
芝居関係の仕事なんてこれっぽっちもしてないのに
劇団のサイトにたどり着いたのだから
これはもう運命としか言い様がない。
たとえ「離風霊船」なんて無理やり変換してググらなきゃ
出てくるワケがないよな劇団名であってもだ。
まさか仕事中に
「そーいやぁ、離風霊船ってあったよな」
なんて検索するわけがない。じゃんか俺が。ねぇ(>デクレッシェント)

ま、そんなワケでネットから速攻でチケットを予約。
いいのか。勤務時間内だろう、それ。
いや、これは時間と機会を有効に使う
デキるビジネスマンの見本というヤツでな。
ま、その、…ウッセェなバーロー(←逆キレ)

で、日曜日に観てきました。
実に十数年ぶりのご対面だ。

『クロスゼロ』

すべての結果には原因があって
誰かの行動には誰かの行動や思いが絡み付いている。
因果応報。
そんなテーマを面白おかしく、時にブラックに炙り出していく。

離風霊船は、スプラスティックなドタバタな演出以外に
舞台の仕掛けが売り物の一つで
それは今も健在だった。
これ以上はネタバレになるので
内容には触れないが、いやぁ久しぶりの世界やテンポ、ムードを満喫した。
満足。
いかにも小劇場なスズナリという箱だけど
きっちりフルハウス。お見事。

なにが解散なものか。
当時だって地力のある劇団だったのだ。
俺が勝手にフェードアウトしただけで
彼らは、その間にもしっかりとした実力を付けて
ガッチリ評価を得ていたのだった。
お見逸れイタシマシタと同時に、その逞しさに
感激もしたし、少し勇気をもらった気がした。
続けてりゃいいってモンでもないけれど

二十代のハチャメチャやってた自分の同時代を
重ねた劇団の元気な姿を観たことで
刺激になったのは確か。

負けてらんねぇや(笑)





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最終更新日  2006年06月06日 03時50分31秒
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