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最近、映画を観てなくて。
たぶん、ここ数年の中で去年は最も映画を観なかった。 観たい観たい観たい観たい観たい欲がMAXまで高まってたので 先日の名古屋出張の最終日に 名古屋時代によく足を運んだ名古屋駅裏のゴールド劇場に行った。 どうせ千葉に帰るためだけの移動日だったから こんなチャンスを見逃す手はない。 チョイスした映画は『善き人のためのソナタ』 ドイツ映画だ。 事前にネットでチェックした時に気になっていた作品で レビューによれば http://www.albatros-film.com/movie/yokihito.html だし、観た人の感想もけっこうよさげだし、 それなりにハッピーなんだろなと。 徹夜が続いてハードワークをこなした週末に観るにふさわしい作品だろうと。 ふさわし過ぎた。 上映開始後すぐに気を失ってしまったらしい。 途中で何度か意識を取り戻したし、取り戻した時の何度かは オネエサンが脱いでるシーンだったりして そんな大注目シーンだったにも関わらず また気を失ったりしたのだから、相当眠かったのだろう。 直前にメシを食ったのも過ちの一つだろう。 どうにかこうにか覚醒したのは、映画が終わる10分前くらいだった。 どんだけショートムービーだって話です。 個人製作の8ミリ映画か。 何も覚えていないどころか、覚えていなさすぎて爽快な気分だ。 睡眠不足を解消したから爽快なのかもしれない。 ので、 このブログで映画レビューがしたくても無理なのだった。 やっと観に行った映画館でそんな結果だったので ウズウズ感がさらに高まってしまい、 仕事で帰りが遅い平日、寝る時間しかないのを承知で 買ったままにしてあったDVD『寝ずの番』を無理やり夕べ観た。 いや、コッチは面白かった。 本作品が銀座の映画館で上映されていたのは知っていたが 見逃していた作品。 監督は津川雅彦。原作は中島らも。 キャストは芸達者な人ばかりで、いかにも映画好きな連中。 俺が反応しないワケがない。 上方落語界の重鎮の臨終、葬式をめぐって 弟子やその妻達のてんやわんや・はっちゃけぶりが笑える 大人のための切ないコメディだ。 葬式を扱った映画とくれば伊丹十三監督の『お葬式』があるが 伊丹作品がタブーな世界に斬り込んでブラックな笑い、 あるいは不条理な笑いを求めたのに対して こちらは、そもそもが「芸人の死」であるため 映画全体の肌合いとしてはウェットながら 葬式への向き合い方がずっとポジティブだ。 DVD特典として出演者による座談会があるのだけど これがまた奇跡的に良い。解説として一級なのだ。 まだ観てない人、これから観よう(借りよう)としている人は、 普通に鑑賞していただいたあとで、 座談会モードでもう一度ご覧いただくことをお薦めします。 あの堅い中井貴一が「オメコ」「チンコ」「オソソ」を連呼する 貴重な映画でもあります。 そんなワケでR-15指定にもなっているのだけど 本質はそんなトコじゃ全然ないので念のため。 芸人魂を持った役者が芸人を演じているスゴ味を感じていただきたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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