香りのワークブック THE WORKBOOK OF PERFUME』
仕事終わったーと同時に12月も終わろうとしているのは毎年のこと。もう一仕事『年賀状』というのはあるけれど、ちょっと息抜き!遅れてクリスマスコフレと戯れています。今年は疲れ過ぎて癒されたいのかフレグランスアイテムにかなり偏り先般のトッカ『ミートザガールズ』ディプティック『ディスカバリーセット』ラルチザンパフューム『ミニチュアセット』トムフォード『プライベートブレンドコレクション』アヴェダ『チャクラ7バランシングギフト』と多種多様な香りを手に入れたことでドレッサー前は賑やかに、反面財布のなかは木枯らし。来年からの覇気へとつながれば。つなげねば(笑)そんな買い物のなか、香りつながりでちょっと変わり種なのが『7つの香りをまぜて楽しむ 香りのワークブック THE WORKBOOK OF PERFUME』11月18日に発売された、キッズ対象の調香師体験キット。¥2,700-『コクヨ』からの発売。と聞くと「え?」って思うのですが資生堂とのコラボ。資生堂監修で、調香師は中村靖子さん。検索すると商品開発の経緯の記事が出てきますがマジョリカマジョルカの『マジョロマンティカ』というフレグランスの制作過程など現場の話は面白かったですよ。パッケージサイズは約W272×D195×H21mm。ざっくりA4用紙ほどの大きさ。箱を嗅ぐとすでにうっすらと頼もしげな香りがします。覗いていた女の子はテキストブックの表紙。スライドして開けると、左に調香アイテム、右にテキストブック。7種類の香りのベースは・【C】シトラス・【G】グリーン・【F】フルーティ・【WF】ホワイトフローラル・【R】ローズ・【WM】ウッディムスク・【S】スイーツ■シトラスオレンジの香り70%、レモンのような青い香り30%といったイメージ。■グリーンミントベースですが、私にはどうも新品のビニール、買ったばかりの浮き輪のような匂いを表面に感じます。■フルーティやや爽やかめなピーチ。ちょっとストロベリーっぽさもあるよう。芳香剤によくあるフルーツな香り。■ホワイトフローラルスズラン、ガーデニア、沈丁花などのブーケ。フリージアのような甘みも少し感じました。■ローズ甘さ、フレッシュさが五分五分の可愛らしい香り。■ウッディムスク森林浴と謳ってあるような入浴剤のような香り。アユーラの香水を思わせたりも。キッズ向け製品というのもあり名前で思い浮かべるような大人っぽさは控えめ。■スイーツ子供向けのチョコ菓子の香り。甘いココアようでもある。テクスチャーは軟膏タイプ。色は全てクリア。ちなみに肌にのせるのは不可。道具一式ジャーサイズは約φ28×H17mm。木製のスパチュラは長さ140mmが1本。折りたたむと封筒型(24×17mm)になる用紙は10枚。連なった用紙をちぎり、スパチュラで取りブレンド。一回すくうごとにティッシュで拭き取るのは面倒なので綿棒を使った方が便利。この『香りの手紙』で調合したものは手紙やカードに添えたり、タンスに入れたり。拡散性は穏やかなので就寝時に枕元に置いても良さそうですし洗面所やトイレに短時間の芳香剤としても。精油で調香となるとアレコレ揃え高額ですが『香りのワークブック』は2700円とリーズナブルで香りの制限はあるものの大人の入門編、超初心者向けとしてはいいですよ。テキストは28ページくらい。子供に語りかけるような文章は、まるで小学校の先生のよう。ルビがふってあり、絵本のような感覚で読み終えることができます。・香りとはなにか・日本の香りの歴史・香水のはじまり・調香師の仕事・キットの香りの紹介・作り方&レシピそれぞれ1-2ページ内でコンパクトにまとめられた内容。そんななか大人も頷ける情報もあります。書籍なのでイメージ的なアップが限界ですが、これも香りとともに手にしてからのお楽しみです。ちなみに、参考文献に『調香師の手帖/ノオト_中村祥二』とありこの本は香り好きな方にはオススメの一冊です。2013年2月にも記事にしましたが資生堂出身の70代の調香師。「調香師になりたかったなぁ」なんて思いをさせてくれます。中高生の時に手にしてたらその道を選んでいたかも。年末年始の休暇にも、親子、家族、友達と楽しむのもいい時間にしてくれる一冊。