Gucci【Gorgeous Gardenia】
【コンセプト】太古の昔から愛され不老不死の薬や魔術にも使用されていたと伝えられるガーデニアの喜びに満ちたフローラルの香りを中心に構成。神秘的なホワイトガーデニアの華やかな香りに、太陽のようなジャスミングランディフローラムアブソリュートをブレンド。現代的なフローラルの香りに生き生きとしたペアブロッサムが加わり、ブラウンシュガーがそのハーモニーに繊細な甘さを添えています。【調香師】Honorine Blanc オノリーヌ・ブラン(YSL『ブラックオピウム』シリーズ)【香調】トップ:ペアブロッサム、イタリアンマンダリン、レッドベリー ミドル:ホワイトガーデニア、ジャスミン、プルメリア ベース:パチョリ、ブラウンシュガー ■感想:私の好み度<65-70>ベリー系フルーティー×グルマンなフラワーブーケ。スプレーすると少しオゾンっぽさのあるホワイトフローラル、キャンディのようなグルマンの甘さ(ブラウンシュガー)。ざっとフローラル6:グルマン4。ガーデニアは生花でのしっとりと静かな印象とは違いジャスミンとピオニーとペアを混ぜたような光の明るさと快活なイメージ。フルーティ、フローラル、グルマンのバランスと表現が今っぽい。それでいてグッチの名香『グッチ EDP II(2004)』『エンヴィミー(2004)』『フローラバイグッチ EDT(2009)』などに共通する『グッチらしさ』が『ゴージャスガーデニア』の中にもあり。全体的には飛び抜けた個性・クセがないため使いやすく受けいれやすい香り。大きな変化は感じられず、最初の5-15分程度で印象がほぼ決まります。ゴージャス感は庶民的なポピュラーなゴージャス。手が届く非日常、プチ贅沢系。■拡散性・持続性拡散性はつけ初めは普通からやや強め、20-30分で範囲が狭まる感覚でやや弱めになりほどよい。持続性は普通からやや長め。■液の色・ボトルほぼクリア、無色透明。ボトルはサンプルチューブ1.5ml。ゴージャスフローラシリーズ(ガーデニア・ジャスミン・マグノリア・オーキッド)のボトルラベルは1966年にイラストレーターのヴィットリオ アッコルネロが手がけたグッチを象徴するパターン『フローラ』を再解釈したデザイン。ボトルのフォルムは何の変哲もないものですがこの花のイラストでグッチらしい製品へと魔法をかけ、ボトルカラーの展開はマイルドでキッチュなピンク、ミントグリーン、パープル、ミモザイエローという1960-70年代のレトロさ。映画『時計じかけのオレンジ』のような世界、インテリアに溶け込みそう。■季節秋から春。一番は春の開花を思わせる明るさと陽気を感じる3~4月。■年齢20代半ば以降。女性向き。20代ならオフィスからフォーマルと幅広く使え、それ以降はカジュアルで。■似てるものは多め?どこかで嗅いだことがあるタイプの香り。だけど『グッチらしさ』を絶妙に感じ、「グッチです」と引き戻され惑わされ思い出せない…■リピートなし。嫌いではないけど、数ヶ月に一度でいい相性。グッチは十数種類使ってきたけれど、不思議とそういったものが多め。