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2018.10.26
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テーマ:香水(912)
カテゴリ:<香水>



アルマーニの香りに惚れたのは2006年発売『コード』

以降リピートし常備するほど好き。

2013年発売『Si』はコードほどの熱量はないけれども好きな系統で
バージョン違いの限定発売は注目する作品。

所有する『Si』シリーズは3種類。

・『Si』(オリジナル)2013 <グルマン系>

・『Si Rose Signature /ローズシグネチャー』2016 <ローズ系>

・『Si Passione /パシオーネ』2017 <フルーティ系>

​​​​​<シィ オリジナル>​ 2013​ - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 

洋菓子のような甘さが印象的な秋冬の香り。


スプレーした瞬間から甘さが強烈に広がります。

スタートは柑橘系の酸味が弾けるものの

すぐに甘みが、それはカシスリキュールなのでしょうが

綿飴のような砂糖の甘みにベリー系のフルーティーさが絡み合います。

その甘さが10-20分で少し落ちつくと

ローズ、ジャスミンの花の香りが広がりますが

シュガー&カシスの甘みは消え去ることはありません。

ラストになるとパチョリが出てくることで、

これまで女性感で独走状態だった甘さが、パチョリの男性的な香りで一旦引き締まります。

この変化は、たとえば女性が男性に抱きしめられ

男性の香水の香りが重なったようなドラマティックな流れです。

甘さとパチョリが折り重なり、静かになめらかにバニラとアンバーがラストを飾ります。

トップにインパクトがあり持続性が高く重いイメージを持ちますが

実際は3-4時間でかなり落ちつきます。

アルマーニ『コードファム/EDP』と比べると『Si』の方が持続性は短いです。

ディオールの『ミスディオール』のアダルト版といった感じで

実際、香調も良く似ています。

『Si』

・トップ:ベルガモット、マンダリン、リキュールドカシス 

・ミドル:ローズドメイ、ネロリ、エジプトジャスミン 

・ラスト:パチョリ、アンバー、バニラ


『ミスディオール』

・トップ:ベルガモット、ブラッドオレンジ、マンダリン

・ミドル:ダマスクローズ、エジプシャンジャスミン

・ラスト:パチョリ、サンダルウッド、ベチバー、ムスク

10-30代までは、ディオール。

以降にそれに似たもう少し大人っぽいものを選ぶなら『Si』であればスムースかも。

ボトルは、やや丸みを帯びた四角柱のボディはクリアガラス、

キャップは玉砂利を思わせるような形状で黒。

ネック部分にシルバーのポイント。シンプルなデザイン。

液は淡いオレンジ系(2014年6月購入したもので色が煮詰まっています)

■サイズ:約w38×d38×h105mm[30ml]フランス製


​​​​​<シィ ローズシグネチャー>​ 2016 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 

オリジナルのグルマンさをベースにフレッシュなローズを強調した春・秋の香り。
『パシオーネ』に比べるとオリジナル感は控えめ、
そして『フレッシュなローズ』と表現しましたが
オリジナルの『Si』は本来重め(多くの香水に親しんでいる人なら「やや重め」かも)なので
文字通りのローズを期待されると「これはフレッシュじゃない!」というジャッジにも。
あくまでも『Si』のなかで『フレッシュなローズ』です。

・トップ:ベルガモット、マンダリン、ブラックカラント 

・ミドル:ローズドメイ、ダマスクローズ、フリージア、イリス、オスマンサス 

・ラスト:バニラ、パチョリ、アンバー

似ていたかもなぁ…というのはランコム『トレゾァ』
15年以上匂っていないのでかなり曖昧なですが
あのピーチやアプリコットのフルーティさは『ローズシグネチャー』にないけれども
ローズやイリスの花の感じとバニラの甘さ加減は近いかも。
ただおそらく『トレゾァ』の方が構成が濃厚で甘いです。

ボトルは型はオリジナルと同じ、
底にシルバー(もしかしたらゴールドかも)の薄いフレーム。
そしてベージュピンクのリボンが折り重なりクロスしたデザインで巻かれていたのですが
写真などで見るよりも手芸っぽくて好みでなかったので取り外してしまいました。
液の色は乳白色のピンク。(2016年5月購入でこちらも色が煮詰まり気味)


■サイズ:約w47×d47×h118mm[50ml] フランス製



<シィ パシオーネ> 2017 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 

オリジナルのグルマンさをベースにフルーティさを強調した春・秋の香り。
どちらかといえば春かなぁ。​​

『Si』で私が一番好きなのがこの『パシオーネ』

・トップ:ペア、ブラックカラント、ネクター、グレープフルーツ、ピンクペッパー

・ミドル:ローズ、ジャスミン、ヘリオトロープ、パイナップル

・ラスト:バニラ、シダーウッド、パチョリ、ムスク

フルーティさの一部にエスカーダ『トロピカルパンチ(2001)』
を思い起こさせそれはペアとパインあたりなのかなと。微かですが。

そんな『トロピカルパンチ』発売当時の香水といえば
どっしりとしたブーケ、お香や動物的だったり、

軽めであればアクアやマリン、シトラスでしたが

南国フルーツを軸とした香りでは爆発的にヒットした作品となり
その後エルメス『ナイルの庭』や現在まで人気が高く定番化したカテゴリーになったように思います。

また2005年フェラガモ『インカントドリーム』も少し思い出し

これはパイン、マンゴーといったトロピカルフルーツが軸の夏向きでガーリーな香りで

そのニュアンス(+ブラックカラント)を少しアダルトに寄せ

フローラル、バニラ、ムスクを強めた春・秋にしたのが『パシオーネ』っぽいかも。

ボトルは型はオリジナルと同じ、
内面が朱赤(ブランド的にはアルマーニレッドなのかも)で
光にかざさないと残量が見えない仕様。フロントのロゴはゴールド。


■サイズ:約w47×d47×h118mm[50ml] フランス製



今日10月26日はそんなアルマーニからメイクアイテムも含めて色々発売。
香水では『パシオーネ』のコフレ(30+7ml/8,640-)が。
またオートクチュールライン『Armani Prive』から
『ピヴォワンヌ スジョ ソイエドゥナクレ』(100ml/27,000-)が限定発売。
初のプリヴェ、これからポチります♪






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Last updated  2018.10.26 19:11:32
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