designな、日記。

2022/05/06(金)19:01

イプサ【IPSA EDP】

<香水>(152)

イプサ『イプサ オードパルファム』 2006年に廃番となり現在イプサにフレグランスアイテムはありません。 手元にはスプレータイプが残っています。 購入したのは15〜25年前。 廃番となってからは年に数回使う程度。 10年前にそろそろ使い切る頃かな…と思ったものの やはり使いきれないままでしたが、さすがにいよいよという感じも。 香りは、スプレーした瞬間アイリスの香りが一気に広がります。 数分後にパウダリーさも加わってきますが、 レトロ/クラシカルな粉っぽさではありません。 そしてグリーンっぽい香りになり、平たくいえばバスクリンを思わす感じ。 しかし終始アイリスが主軸になっています。 そこにほんのりとスパイス感があり、この香りの面白さ、チャームポイントに。 その後ムスクを感じるものの控えめです。 ちなみに、アイリスの香水では、エルメス『イリス』を数本リピート。 エルメスの方がライト、土っぽさ、そしてパウダリーさが強いので 和風なイメージを求める方ならエルメス。 イプサの代替品とするには香調が違いすぎます。 似合う季節は、アイリスが咲く4月から5月中が一番素敵。 1月から5月までは大丈夫ですが、 梅雨で空気が重い時期は香りがくどくなり合いません。 同様に夏期から10月初旬あたりまでは避けた方がいいです。 11-12月は大丈夫ですが、個人的にもう少し甘みがある方が似合うかな…と思います。 持続はとてもよく半日は持ちます。 EDPの香水は他にもいろいろと使っていますが、 イプサはぴたっと肌に張り付くような定着力がかなり強く重ねづけをする必要はありません。 また、スプレー直後はかなり香りが拡散するので 外出する場合は1時間前につけ落ちついてからが安心。 ボトルは2種類。 どちらも昔のイプサのスキンケアのパッケージに共通した化学実験の器具のようなフォルム。 それぞれに、フロスト調シルバーのケースが付属しています。 フラコンタイプは、アイリスを思わせる藍色。 包み紙の薄紙まで藍色と細部までこだわり。 側面にシルバーでイプサのロゴ。 ボディはガラス製で、キャップはプラスチック製だった記憶。 平たい円柱形で、キャップは引き抜く仕様(スプレー式ではありません) ボトルは現在手元にないためサイズは分かりませんが、量は55ml。 ¥6,825- スプレータイプは、とても細長い形状で 長さ約185mm、直径約14mm、量は16ml。 ボディはクリアガラス。側面にブラックでイプサのロゴ。 持ち歩くには不便な長さと華奢さ。 ¥3,675- スプレータイプの底。 液の色は透明だったはずですが、黄色がかってしまいました。 残り1/3。 無くなってしまってから惜しく感じるものですが それにしてもこんなに独創的でイプサらしい香りをなぜ無くしてしまったのか。 香り、ボトルの美しさといい素晴らしかっただけに 限定でいいので復活を強く希望していましたが 廃番から15年以上経過して音沙汰なしで見込みはなさそう。 (2016年2月『IPSAフレグランスエレメンツ』という5種類セットの限定品は発売されました) 現状の香りは、トップは劣化して透明感は出ない状態でゴムっぽさを感じます。 ただ、ミドル以降はイプサの特徴的な部分が以前よりも濃厚さを増していますが存在。 改めてこの香りを嗅ぐと独創的だなぁと感じます。 トップを除けばまだ数年はいけるかなぁ…と延長しようとする気持ちが芽生えてしまう。 が、しかし! 2021.12.13の日記でも書きましたが やっと私が納得できるイプサに近い香りを見つけました。 ここ数ヶ月じっくり比べてみましたが ​『ローズ版イプサ』『イプサの姉妹版/EDT版』​という作品があるならこんな感じかなぁ という香り。では後日!

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