テーマ:香水(962)
カテゴリ:<香水>
ペンハリガンの『ポートレート』シリーズは イギリス上流階級を舞台にした物語の登場人物をコンセプトとした香水。 ジョージ卿(香水名『The Tragedy of Loed George/ジョージ卿の悲劇』)を中心としており、 妻ブランシュ(『The Revenge of Lady Blanche/ブランシュ夫人の復讐』)との 娘ローズの香りがこの『The Coveted Duchess Rose/ザ コヴェテッド デュシュ ズローズ』。 『誰からも愛されるローズ公爵夫人』というネーミングの意味もあり一般的に受け入れやすい香り。 夫『お騒がせネルソン公爵/Much Ado About The Duke』とはうまくいっていないようですが、 その香りもメンズフレグランスでありながらしっかりとしたローズがメインなので パートナーとカップリングで合わせるのもあり。 ボトルキャップのキャラクターは『狐(若い美しさ、ずる賢さ)』 コンセプト、香りからも頷けるアイコン。 ■香調:デリケート ウッディ ローズ マンダリンオレンジがアルデヒドによって優しく弾け、 ローズと絡み合い冷たいロゼワインのようにすっきりとした爽やかなバラの香り ■感想:私の好み度<85-90> シトラス×ワイン&ウッディローズ スプレーした時から思い出したステラマッカートニー『ステラ/2003』。 カテゴリーとしては同じなので『ステラ』好きにはおすすめ。 『ステラ』はピオニーの甘さ、アンバーがあることで 『ザ コヴェテッド デュシェス ローズ』よりもやや大人っぽい仕上がり。 マンダリンの甘さのある爽やかなはじまりにローズがトップから広がります。 青臭さではなく冷たさを感じるローズは繊細、青白さに優美さ。 葡萄酒を思わせる洋酒な雰囲気もあり、このあたりも『ステラ』と似ている理由。 (ただし『ステラ』はワインよりブランデーっぽい) マンダリンが落ち着き、ウッディノートが感じられるようになると 生花のローズの開きはじめたフレッシュな香り。 ツンケンした感じはなく、高飛車でもなく、 令嬢らしさはあるけれど浮世離れはせず自身の立場・美貌に若さを理解し 活かしているようなイメージはコンセプトにぴったりときます。 ■液の色 オーキッドパープル。 夫の『お騒がせネルソン公爵/Much Ado About The Duke』の作品はラベンダー と夫婦揃ってパープルトーン。 ■拡散性・持続性 ともに普通。 ■季節 真夏は外した方がベターですが通年。 秋冬にも甘くないローズを選びたい人向き。 ■年齢 20代半ば以降。幅広い年代の女性向き。 ファッション、キャラクターも偏らなければストライクゾーン広め。 オフィスからデートと様々なシーンに対応。 ■リピートは? 『ステラ』が私のベスト20に入る作品で、 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.06.06 18:40:58
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