designな、日記。

2023/10/08(日)23:15

ETRO【Shantung】

<香水>(164)

【コンセプト】中国の山東省の絹織物「山東絹/さんとうぎぬ(shantung)」が由来。経糸は普通の絹糸、緯糸は玉糸/筋糸で平織りした表面に畝模様がある生地。蕾から開いたばかりのバラの花のフレグランスが、春のそよ風のように、爽快感と楽観的な気分をもたらします。どこまでもフレッシュなイタリアンマンダリンの香りをブラックカラントの甘さとライチのフルーティなアロマで滑らかに包みます。ローズの花びらが春のようなフレッシュさとピュアな女性らしさを強調します。【調香師】Mathieu Nardin/マチュー ナルダン・エトロ『Jacquard(2014)』・エトロ『Shantung(2016)』・エトロ『Man Rose(2017)』・エトロ『Udaipur(2018)』・グタール『Tenue de Soiree(2016)』・グタール『Nuit et Confidences(2017)』・ミラーハリス『Rose Silence(2015)』・ミラーハリス『Tea Tonique(2015)』・ミラーハリス『Étui Noir(2016)』・ミラーハリス『Lumiere Dorée(2016)』・ミラーハリス『Peau Santal(2018)』・ミラーハリス『Scherzo(2018)』・ミラーハリス『Secret Gadenia(2019)』・キリアン『L'Heure Verte(2021)』・キリアン『Musk Butterfly(2021)』・キリアン『Fièvre Verte(2023)』・キリアン『Smoking Hot(2023)』【香調】トップ:マンダリン、ブラックカラント、ライチミドル:ローズペタル、ピオニー、インセンスラスト:カシミアウッド、シダーウッド、ムスク■感想:私の好み度<80>ライチ×ブラックカラント×ピオニーピオニーとライチを中心とした作品はシノワズリ、中国風に感じられることが多く『シャンタン』もその一つ。時代を問わない女性的なフローラルフルーティ。トップは透明感のあるフルーツの甘い香り。マンダリンの甘さにトロッとしたブラックカラント、ややクリーミーなライチ。その印象を残しながらローズペタル、ピオニー、インセンスへ。ピオニーの表現がとても好みで軽やかに華やかさが広がります。ベースノートのウッディ、ムスクは感じ取ることができますが、一般的な作品よりトップ・ミドルのフルーティ、フローラルを底上げする役割で持続性も高めてくれるようです。また私が感じるエトロらしさ(透明感があるビターシトラスウッディ)もこれ。ライチ&ブラックカラント3、ピオニー2、ウッディ&ムスク2、ローズ1、マンダリン1、インセンス1■拡散性・持続性拡散性は普通、持続性は普通からやや長め。香りのまとまりが一番よい時間が長い、という点はかなり優れています。 ■液の色・ボトル液は淡いイエロー。ボトルは『エトロ パース・スプレー トリオ/10ml×3種(¥10,890-)』のセット品。円柱形でシルバーベースにマットシルバーでアイコニックなペイズリー柄。キャップは引き抜くタイプ。ネックは固定され詰め替え不可。ただし、サイズが ・本体φ16×h97mm ・スプレー口部分φ14-15であればケースの再利用は可能。ちなみにカルティエ『リヴェール ドゥ カルティエ/10ml』の試験管状の丸底ボトルはぴったりでした。箱の大きさは、約w115×d120×h38mm。紙箱の表面(左右の側面は除く)にエトロオリジナルの生地が化粧貼り、手前部分がマグネットで留められ奥へ開く仕様。 キャップ、本体カバーを取り外し アトマイザー本体もネックホルダーから外して そこへカルティエ『リヴェール ドゥ カルティエ/10ml』がピタッと! ■季節3-5月がベスト。高温多湿の時期はブラックカラント、ライチの甘みがややくどく重い。■年齢20代は華やかなシーンにも纏えそうですがそれ以降の年齢にはやや普段使い向き。■似てるかも?<ピオニー&ライチ>・グッチ『エンヴィミー(2004)』のトロピカル、バニラを引くと『シャンタン』っぽいかも。・クロエ『クロエEDP(2008)』基本は同じでクロエの方がフローラルの甘さが強めでフェミニン。・パルファムドゥマルリー『デリナEDP(2017)』がバニラでグルマンより。ルバーブでフルーティがより複雑。 さっぱりウッディさを求めるなら『シャンタン』。<ピオニーメイン>・アルマーニ『ピヴォワンヌ スジョ/蘇州牡丹(2014)』やや西洋よりだがピオニーと中華風の表現が近い。・クルジャン『ア ラ ローズ(2019)』ローズ強めで、寄り添うようにライチ&ピオニー。洋梨でやや西洋的フルーティ。・アクアディパルマ『ペオニア ノービレ(2016)』ピオニーが濃い。フルーティ(ラズベリー)もあるけどフローラルが強い。・ステラマッカートニー『ステラ イン トゥ(2006)』ウッディで少しスパイシーなピオニー。・ランコム『ピヴォワンヌ プランタン(2019)』上記4作品よりピオニーがさらに強くシンプルでややスパイシー。<フローラルとフルーティーのニュアンスが似ている>・エルメス『パンプルムス ローズ(2009)』・エルメス『ルバーブ エカルラット(2016)』■リピートピオニー&ライチという組み合わせが流行もあり強い個性はありませんが丁寧に作られ美しさを感じる作品。リピートするならまた10mlになりそう。 ​​ 現在発売中のセット内容は ・シャンタン EDP・ウダイプール EDP ・ホワイト マグノリアEDP  

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