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デビルのボヤッキー

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Jul 24, 2013
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カテゴリ:バレーボール
つづきです。

「どつくことをやめて」
転機が訪れたのはイトーヨーカドーの監督を経て進学校の清風南海高校
に勤めていた時です。(あれ?ヨーカドー時代の話を聞きたかったのに、
初代監督を務めて、打倒日立というか打倒山田を打ち出して、他にチー
ムに負けても良いから、日立にだけは絶対に勝つと意気込んでの就任だ
ったんですけどね、その時の指導の話の方が興味ある、高校と社会人の
違いとか指導方法とか)

あるとき、試験で姑息な手を使った(ってカンニング?)一般の生徒を
感情的に殴ってけがをさせました。何度も謝罪に行き、辞職も考えまし
たが、生徒たちが家に来て辞表を出すのを思いとどまらせてくれたので
す。(へぇぇぇぇぇぇぇ)

私は殴ることをやめました。

するとこれまで私の前では直立不動だった生徒の態度が変わりました。
タメ口をきく生徒も出てきました。しかしその目をよく見るとこれまで
とは違う。本当に私の目を見て話をしているのです。

私はそれまでの指導を悔やみました。お詫びの気持ちも込めて「どつか
ない運動」をしようと決意したのです。実はそれ以前もどついていたの
は私だけでした。チーム内の人間関係を重視し、私の下で指導にあたる
コーチには絶対に手を上げさせなかったし、先輩が後輩を殴ることも許
しませんでした。

いじめにも細心の注意を払いました。だからチームは明るく元気でした。
教官室では気をつけをして私の話を聞いていた生徒も蔭では舌を出して
いたと思います。遠征に行っても選手が同じ車両に乗ってくることはな
かった。そういうさびしい思いもしました。

つづく

どつくのを断つのは最初はかなりストレスになったんじゃないですかね。
なぜどつくのか?チームを全国大会に連れて行くこと、それにつながる
んだと思います。そして高校・大学進学のための推薦をもらいたい保護
者たち、上のカテゴリーの指導者とのパイプを持ちたい指導者たち。

それを学校の知名度を上げるために利用する経営者側と言う利害関係が
一致するってことですかね。それでほんとに生徒自身は良いのかなと思
いますけどね。





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Last updated  Jul 24, 2013 12:37:02 PM
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