2008/05/11(日)14:10
弐号機の改造2
D級アンプと真空管アンプキットに手を出して
進んでいなかった弐号機の改造だが、パワーアンプ部と
プリアンプの一部はだいぶ前に終わっている。
いつまでもバラバラだとまともに音を聞くことも出来ないし、
勿体ないので今の段階で天板と側板を除くところまで組み立てた。
ついでに、電源のインジケータを青色LEDに交換した。
黒いフェースに青色は凄くクールでかなり良い。格好いい!(^_^)v
見た目も弐号機だとすぐに分かる。
参号機は緑色にしようかな?!(^^;
で、せっかく約一年ぶりに元の姿に戻ったし、アンプも
色々揃ってきたので、聞き比べしてみた。
視聴したのは以下の4台
壱号機(907iMOSLTDオリジナル)
弐号機(907iMOSLTD改造)
四号機(トラ技D級アンプ)
五号機(TU-873LE2)
自分の場合壱号機を基準にすることにしている。
聞き比べたCDは
1.ベートーヴェン:交響曲第5番≪運命≫・第7番
2.いい音を選ぶ(2)の付録CD
3.宇多田ヒカルのHEART STATION
の3枚
-聞き比べた感想-(基本的に壱号機との比較)
【壱号機】(基準の音)
・高音から低音まで全体にフラットで偏りがない。
・音の広がり解像度も良い。
・真空管に比べると音の厚み(力強さと言うか前に出てくる
感じが)が少し弱い。この辺りは好みの問題かな。
しかし、改めて聞いても自分好みのいい音だと思う。
これをハッキリ分かる程超えるのは大変だ。
【弐号機】
CD1:それほど差がないが、音の厚みとクリアーさが少し勝る。
CD2:CD1より差が大きい。音の広がり、鮮明さやパワー感は
確実に向上している。
より本物に近い(目の前にいる)感じで、違いが
ハッキリ分かる。
良い録音の方が差が出やすいのかもしれない。
CD3:非常にクリアでより解像度が高い。今のデジタルの音が
綺麗に聞ける。
・やはり全体にフラットで、より自然な感じ。
・壱号機よりも全てにおいてレベルアップしていると思う。
非常に綺麗な音でつい聞き入ってしまう。
思いっきりボリュームを上げたくなる。
特にパワーアンプ部の抵抗を交換してから高音の透明感が
違う気がする。
お金かけて改造しているので、効果が出てホッとした。
まだエージングが終わっていないし、まだ改造したい部分がある。
今後が非常に楽しみだ。
【四号機】
CD1:全くパワーが無くスカスカ。
CD2:CD1ほどではないが、おとなしい感じの音。
やはりパワー不足。
CD3:とても綺麗な音だと思うが、高音が少しシャリシャリしている。
・クラッシックはやはりスカスカ。
・録音レベルの高いJポップ向きだと思う。
このアンプとクラッシックが合わないのは何故だろう?
他はこれ程差はないのに不思議だ。
お金のかけ方が全く違うので、他と比べる方が可哀想ではある。
値段から言えば立派な物だと思う。
【五号機】
CD1:差は少ないと思うが、音の質が違う。この辺が好みに
影響すると思う。
CD2:音が前に出てくる感じが凄い。体に感じる響き方というか
真空管が良いと言う人の気持ちが分かる。(これも好みかな)
CD3:音の特徴は変わらない。録音レベルが高いので
よりパワフルだ。ただ高音の差が顕著にでる。
高音が柔らかい分クリア感が多少劣る。
・高音の解像度は僅かに劣るが、中低音の厚みと言うか
パワー感は凄い。
・半導体アンプと質の違う、音が前に出てくる様な独特の
響き方をする。
真空管アンプを聞いているとワット数って何なんだろう?!と思う。
たった8W+8Wなのに十分な出力がでる。
音も好みの違いがあるが、壱号機に負けないレベルの音だと思う。
より良いパーツに交換したら凄いかも。
以上が聞き比べた感想だが、あくまでも個人的な感想なので・・・
しかし、弐号機は本当にいい音になった。凄く嬉しい。
真空管アンプも音に魅力があってとても良いと思う。
聞き比べって大変だ。
アンプ以外を全て同じ環境にする為に
同じCDを何回も聞かないといけないし、スピーカーや
プレイヤーの接続も面倒。疲れた。