デジカメでシャープな写真を撮るには～その５ 「ピンボケの原因」
ぴんボケの原因は、カメラの性能からピントを合わせられなかった場合と、間違った場所にピントを合わせてしまった場合の2通りがあります。カメラは機種毎に撮影できる範囲が決まっています。遠い景色を撮影する場合は、どんなカメラでも同じですが、近い場所に関しては性能差が現れます。例えば、50センチまで近づいてもピントが合うかめらもあれば、１メーター離れないとピントが合わない機種もあります。近い場所を撮影する場合、マクロ機能というものがありますが、このマクロ機能をONした時としなかった時とでも、撮影できる範囲は変わってきます。それらに気づかず、ピントが合っていると思い込んでシャッターを押すと、何処にもピントが合わない写真になってしまいます。また、カメラは暗い場所やコントラストの少ない状況でのピント合わせが苦手です。例えば、暗い部屋で壁にピントを合わせようとしてもなかなか合わず、ピントがふらつきます。この状況でシャッターを押してしまうと、やはりピンボケになります。もう１つは、間違った場所にピントが合った場合です。被写体の手前に何か大きな物があった場合、それにピントが合ってしまう場合があります。また、被写体が隙間を空けて二人並んでいる場合、真ん中の背景にピントが合ってしまいます。これも、それらに気づかずシャッターを押すと、意図しない場所にピントが合い、ピンボケの写真が出来上がってしまいます。
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