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2010.07.17
カテゴリ：コミック感想
最近、何かと話題になってる進撃の巨人（作者:諌山創）。
店頭で見かけ、ちょうど最新刊が出たようなので良い機会と思い買ってきました。 まだ2巻ですし。  表紙。ぶっちゃけコレを見て購買意欲が湧いてくるって人は皆無かと…  コミックの帯。物凄い煽り文句です。 「おいおい23歳ぃ～？そんな若造に面白い漫画など描ける訳がなかろう…」 「フン、まぁ読んでやるか。」（ちょう上から目線で） ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ （読書中） ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 申し訳ありませんでした。 私が全面的に間違っておりました。才能に年齢とか関係ございません。 講談社は凄い逸材を見つけてきたもんだ。煽り文句に偽りなし。いやー、面白いです。 ネタバレするとあんまり楽しめないと思うので内容紹介は最小限で… 【ストーリー】 超巨大な壁で囲まれた街。人類の生存領域はその街のみ。 では壁の外はというと…人間が主食？の巨人がウヨウヨ。 ある日、突如現れた超でかい巨人によって壁が壊されちゃったからさあ大変。 食べられちゃうよー！どうする人類！？戦え、人類！ …ふざけすぎ？でも、だいたいあってると思います。 一応、人類側にも巨人に対抗する戦力はあるんですが、 その戦力差を分かりやすく例えると象とアリンコが戦うようなもの。 こんな感じ。  巨人「ｷﾘｯ」女の子「…ﾎﾟｯ（素敵な人）」  女の子「巨人さんの口の中温ったかいナリィ…」 （※セリフはイメージです） 【登場人物】 ・エレン・イェーガー 壁の外の世界に夢を馳せる本作の主人公。 強靭な意思を持つ熱血漢。 ・ミカサ・アッカーマン エレンと共に育った、本作ヒロイン。 言語力が残念で、口下手。無表情。 エレンを守ることに強い執着を持つ。 ・アルミン・アルレルト エレン、ミカサの幼なじみ。 体力はないが、勉強が出来る、軍師タイプ。 その他、魅力あるキャラが多数登場。 とにかくストーリー・設定が秀逸です。 ざっと思いつくだけでも気になる事は…（※ネタバレ考慮済み） ・巨人とは一体なんなのか ・壁はどのようにして造られたのか ・時折出てくる数字の意味は ・107年前何があったのか ・あの注射は一体なんなのか ・1話のサブタイトルの意味は ・コミックカバーを外すと見れる地図？ ・エレンの家の地下室 ・ミカサの印とは ・超巨大巨人の生態 ・父親の行方 ・奇行種とは と、わずか2巻でこんなにあります。 このような伏線が多数張り巡らされており、読者は色々と想像を巡らせる事が出来ます。 「世界の謎」は本作における魅力の一つと言えるでしょう。 ただし、画力は…発展途上？ 遠近感の表現に難有り？でも勢いのある絵。 まぁ、読んでいるうちに気にならなくなります。 岩明 均や山田芳裕的な感じ。うーん…ちょっと違うかな？ とにかくオススメ。今の少年漫画で一番の有望株かも。 まだ2巻しか刊行されていない上、新人であるという若干の不安要素はあるので、 まだ作品に評価を下すのはいささか早計かと思うのですが、 この勢いを殺さず続いていけば間違いなく歴史に残る傑作となるでしょう。まじで。 作者のブログ「現在進行中の黒歴史」 ああっ、弐瓶勉先生の直筆イラスト！良いなぁ。  
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