カテゴリ:本。
だいな☆、ず~っと風邪引いてました~ ( ̄▽ ̄ll)ノイエイ!! いつも風邪を引いたところで、イッパツ薬を飲めば翌日にはケロリとしていたのに。 年のせい?(泣) 決定的な症状がないというのも苦痛で、なんとなく微熱でだるく、ちょっとだけ鼻水と咳が出るという「ただヤル気がないんじゃないの!?」と思われかねない容態でして。 普段薬を飲まないので、効くはずなんだけどなぁ。(゜_゜;) …こんな時には家で大人しくしてろ、というサインだと解釈しまして、読書に没頭したりします。 で。 感染 またしても女流作家さん。 「話題沸騰の医学ミステリー」かと思っていたら、つい最近、本当にそういう話題(臓器売買)の事件が明るみに出てギョッとしたところだったりします。 研究医である妻と外科医の夫、初めはその冷めた関係がクローズアップされています。 夫の不審な行動に、妻は浮気を疑いますが…夫の行動の真意は!? 実はとても哀しくて切ない物語で、臓器移植について深く考えさせられる展開になっています。 自分の子どもが、親が、愛する人が、移植さえすれば生き延びられるかも知れない…でもそれが、この日本という国では認められない行為なのだとしたら、彼らを失わずに済むために、私たちはあらゆる手段を求め、すべてをかけて、動くのではないかしら。 まったくの想像に過ぎないけれど。 こんなことを想像させてしまう未知の分野のお話って、面白いです☆ なにも願わない手を合わせる 昔Daisyさんに教えてもらってから、密かにはまっていた写真家さんです。 「ニンゲンは犬に食われるほど自由だ」というフレーズが有名だそうですが、私は本のタイトルにもなった「メメント・モリ」という言葉の方が好きかな。 いわゆるキレイな写真を撮る人だとは思ってない(失礼)のですが、何と言うのでしょう、写真に写った生きもの達がちゃんと命がある(あった)んだなぁ、と感じ取れる気がします。 そして何より、藤原氏はよく考えるひとなんですね。 この本は、肉親を壮絶な病魔との戦いの上で亡くしてから、自身の整理をしていくために旅した彼なりの四国巡りについて綴られています。 「祈る」ということ、手を合わせて何かに祈るとき、人は何を思うのか。 私自身が「祈る」時に感じていた不思議、それをちょっと思い出したりして。 手紙 映画に興味はなかったものの、masacuzさんに触発されて、さっそく本を読んでみました☆ 弟の為に強盗殺人を犯した兄は、ただひたすら弟の幸せを願い、獄中から手紙を書き続ける…。 たった一人残された弟は、 真面目に勉強しても一生懸命働いても、誰かを愛しても何をしても、「(凶悪)犯罪者の弟」というレッテルに押しつぶされ否定され曲げられてしまう人生を歩んでいく。 兄の存在と戦う弟、弟の存在によって唯一救われる兄。 「差別はなくならない。」 差別する側にもなりえた自分たちを分かったとき、兄と弟の新たな関係?が見える…。 いつかどちらの立場にもなりうる事を恐いと感じたし、 そんな中でも生きていく強さと弱さを考えてしまいました。 今回はテーマがある本たちだったので、次は軽めのモノを読もうかな☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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