2008年03月01日

靴を落とす。

(8)
カテゴリ:日常生活。
出勤時のお話です。

地下鉄丸の内線、新宿駅にてそれは起こりました…
最近では地下鉄の構内ほぼすべてに、自動開閉の柵が設けられ、それと電車のドアとで二重の扉になっています。
朝の混雑時、電車に乗り込もうとしたその時…

あ。(゜□゜)

という間に女性靴が柵と電車の扉の間をすりぬけ、線路に落ちてしまいました。
ふと気付くと、そばに申し訳なさそうな顔色のサラリーマンの男性と、急いで様子を見に来た駅員さんがやってきて、ホームに戻されてしまいました。

「すみません」
とは、サラリーマン。
どうやら自分が押した自覚があるらしく、立ち去りがたい雰囲気で。
「いやー、申し訳ないんですけど…」
とは、駅員さん。
丸の内線は2分間隔で終始動いてるため、電車を止めて靴を救出することはできないと。ショック
そしてこれを履いてくれと、差し出されたのはフツーのママさんサンダルびっくり
薄いピンクのドット柄も色あせた、いぼいぼ付きの白いソールが何とも哀愁を誘います。

これを片足、履いて会社へ行けと。( ̄ロ ̄lll)

履いたはいいけども、その後しばらく考えましたね。
明らかに会社は遅刻、このまま電車に乗り込むのも恥ずかしい…
その逡巡を見かねたサラリーマン、
「何かあったら連絡ください」と、ケータイ番号を教えてくれたのはいいですが、冷静に考えて「何かある」はずもなく。

そうか、今日一日このままではいられないから、途中で靴を買おう。
そのお金を出してもらおう!いい靴買っちゃおうかな!
…なんて考えが、ブラックどくろだいなの頭をよぎります。
ともかく、どうにもしようがないので、諦めて電車に乗り込みました。

私のかっこうはと言えば。
きっとスーツを着てるんだろうと思わせる黒いコートにヒール、だけど片足ピンクのサンダル。
あんまりにも不自然すぎて、もう色々と通り越して、可笑しくなっちゃいました。
周囲も意外に視線を感じません。
いやたぶん気付いているんだろうけれど、ケガをしてるのかと解釈されてる気すらします。
(ならばナゼそんなサンダル?)
ぺったん、ぺったん、不器用に歩きながら出勤しました。

サラリーマンの彼は、自分が降りる駅が先だったみたいで、つかず離れず私の様子を見ながら申し訳なそうにしてました。
結局、会社で履いている黒いナースサンダルに履き替えて、遠くまでは行けないので近くのファッションビルで靴を物色。
洋服屋さんに置いてある靴がたまたまセールで、エナメルの黒いシンプルな靴17000円→5000円で手に入れることができました。
箱詰めしようとした店員さんを止め、「ちょっと事情があって、このまま履いて帰ります」(笑)
翌日無事に落ちた靴も回収でき、一件落着したのでしたスマイル

値段も安かったし、靴も無事だったし、この上サラリーマンに何かしてもらうのは行き過ぎだと思ったので、結局何もアクションは起こしませんでした。
会社の人にも事情を説明してこういう場合はどうする?と相談したのですが…
意外にみんな靴を落とした経験があることにビックリ。
そして背中を押した(であろう)人が名乗り出ることなんぞなく、今回そのサラリーマンが事態収拾まで逃げずにいた、ということを高く評価しておりました。

とてもいい人かも知れない、でもイケメンだったら、電話してかも(笑)





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最終更新日  2008年03月01日 22時08分44秒
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