2010/03/27(土)09:06
地球温暖化論のウソとワナ
地球温暖化論のウソとワナ
タイトルは過激ですが、地球温暖化(とその影響)とCO2主因説について多方面から検証し、解析している本です。
気候変動は、多様な条件が積み重なり、未来の予想や原因を特定するのは、なかなか困難なのが、この本から分かります。
地球温暖化には、「恐怖と利益」(本能)はあるが「理性」がないという著者達の主張には一理あると思いました。
世界の2大陣営であるヨーロッパとアメリカの地球温暖化に対する態度を以下のように言っています。
ヨーロッパの態度は、予防原則で象徴される「恐怖」の感情にもとづいて行動している。
アメリカの態度は、順応管理と呼ばれる「利益」型といえる。
というのは、ある程度当たっていると思います。
結局、センセーショナルに採り上げられる問題に引っぱられることなく、世界の抱えている重大な問題を費用対効果の高さで重み付けし、優先順位を決めて対応するというのが現実的な方法のように思われます。