2006/08/15(火)09:20
父の日パーティーの行方
これでも一応冬。
父の日なので、プールつき一軒家を持つ義姉Bちゃん宅で
舅を祝うために集ってシュハスコをする、
とは聞いていたのでしたが、
まさか”何人のお父さん方ですか?”
というほどの大人数になっているとは思いもしませんでした。
が、そこはすっかり社交族ブラジル人な義姉Bちゃんのこと、
自分の父親だけのために家族でこじんまり集る、わけないわな、笑
2時からということは、絶対に3時からだろうと、
経験上分かっているので、
2時頃からぼちぼちシャワーに入って
支度をしようとしていると、
「何、今から準備するの?2時からって言っただろ」という夫
すかさず
「フンッ、甘いね、2時からっていったら最低でも1時間は遅れて
3時ごろつくのがちょうどいいってまだ分かってないの?」
夫「でも3時から昼ごはんなんて、オヤジが腹をすかせるだろ!」
私「お父さんのおなかがいつすくかなんてまったく気にも留めてないのが
B姉さんでしょ、絶対3時到着で十分よ!」
と服をどれにしようかな、選び&念入りに日焼け止め対策を
しようとしている私にムカムカし、
早くしろ!と追い立てる夫。
仕方なく適当にぱっぱと準備し、
車に乗り込んでしばらく行くと、
パーティーの主役?!まだ野良着姿の舅が
水汲みのポンプを止めに行こうとしているところでした。
「なにやってるの?まだ行かないの?」
という夫の問いに
「うん、水止めてからボチボチ行くよ」
と答える舅。
舅もブラジル人時間というものをよ~く承知しているのです。笑
「ほらね!あほみたいに時間道理に行くもんじゃないの、
遅く行って早めに帰るのが賢いんだよ、
明日は学校なんだし、夕方5時には帰るよ、
ダラダラしないで、」
といったのですが、結局家に着いたのは夜9時半だったんですけどね。
到着すると、まさかのプール開き!
すでにこどもたちが浸かっていました。
でも外は真夏並みの日差しでも水は冷たい。。。
そして水着も替えの服も一切用意していなかった私たち、
水大好きのりりがあきらめるわけなく、
駄々をこね始めました。
それでしばらくはむくれていましたが、
後に従兄弟にボロ服を貸してもらってプールへ。
でもやっぱり寒くて10分も浸かっていませんでしたが。。。
そして、夕方にはこの日15歳の誕生日を迎えるという女の子Mちゃんに
(見た目ははっきり言って大人でしたが。笑)
ケーキが用意されており、
まずはじめにお父さん万歳とお誕生日のメロディーに合わせて
大ふざけで舅を祝い、全てのお父さん方を祝い、
続いてMちゃんに誕生日の歌を歌い終わったところで
「プール行き~!!!!」
というアホなわが夫の掛け声で
そこいらのいたずら好きおじさんたちが目を輝かせ
わ~~~~っと抵抗するMちゃんを担いで
プールへダ~ンっと、、、、
その際にバタバタ抵抗したのでプールに落ちる前に
太ももをプールサイドに強打して頭からプールへ。
おいおいおいおいおいおいおいおいおい
水から上がったMちゃんが
「けがしたじゃないの!
しかもきょうは新品のスニーカーをはいていたのに!!!」
と叫ぶけども笑っているおっさんども。
ぜったい青地(あざ)になっているハズ。。。。。
気を取り直してケーキを切り分け、
まずはじめの一切れを一番好きな人にあげるわけですが、
それを恋人へ、と指名し、彼がケーキを取りにくると、
彼もまた担がれプールへジャーン。
とんだお祝いですね。
これをきっかけに次々数人が被害にあっていました。
こういうとき、女の子の日の女性とか、水が怖い人とか
けがをしている人とか、それぞれプールに入っていい、悪い状況があると思うんですが
まったくお構いなし。
今日は私はプールには入れない日だったのよ!
という発言も軽く受け流されてしまう。。
そしてプールに投げられた方もあくまで遊びであって、
本気で怒りもしない。。。
なんて寛容な方々なんでしょう。。
私だったら、、、まじ切れするかも。。。。。
こんな調子でに酒の入った人々によって
わいわいざわざわと進んで行き、
そんなところへいても面白くない舅&姑たちは
さっさと奥の部屋へテレビを見るように!と
ほぼ無理やり押し込められ
その他大勢での馬鹿騒ぎが夜まで続きました。
おいおい、父の日だから舅を連れてきたんじゃないの?
なんて思うのは私だけなんでしょうね。
そして5時には帰りたいといっていた私ですが、
トランプでトゥルーコというゲームなどを始めて
なかなか抜けられない夫。
だんだん暗くなって7時、さすがに我慢の限界になった姑が
義姉Aちゃんに「いい加減に帰ろう!」
と何回か催促すると
帰りたくない義兄(義姉Aのパートナー、イタリア系)は散々ごねた挙句
「これが閉鎖的な日本人の習慣なんだよ、
ったく、彼らは飲み食いも会話も楽しまずに
部屋にこもってあとはさっさと帰りたがるなんて
あほだ、人生を楽しむ事を知らないんだ」
と、何もわかっていない発言をして
「今度は姑たち抜きでまたくるから、
これに懲りずにまた呼んでくれ」
と言い残し、舅と姑を連れて帰っていきました。
でもさ、今日は父の日だから集ったわけで、
ブラジル的騒ぎ方にまったく居心地のよくない舅たちを
部屋に押し込んで夜遅くまで馬鹿騒ぎしたいなんて
見当違いなんじゃないの?
キミ達はいつでも騒げるんだからさ、、
といいたいところでした。
さて、私ももういい加減にうちに帰りたかったわけです。
なにせ私一人で暑い日差しの中、あるいは寒くなってきた夜になっても
二人の娘の後を追いかけて疲れており、
だんなは酒を飲んであほ発言をしたりトランプに興じている
ただ彼らが帰る気になるのを待っているって、
私は一体なにをしているのか?!?!?!?!?!
というムカつきもあり、
何度も促したのですが、酔っていい気になっている
あほお父さんの旦那は「もう帰るもう帰る」を繰り返し
結句夜9時までえんえんと。。。。
まぁその間、酔っ払い発言をする夫を見ながら
義姉Bちゃんともお話ができてちょっと打ち解けたので
それはよかったんですが。。。。。
こうして大人たちが延々テーブルを囲んで騒いでいる間、
待っている子供たちはどうしているのかというと
大人たちは気にもかけずほったらかし、
仕方なく?居間で時間つぶしをしたり、
親たちの出す汚れた皿やコップを片付けたりしながら
文句一つ言わず大人のパーティー慣れしている模様。
すごいよなあ、と思いつつ、
やっぱりこういうブラジル人のパーティーには
遅く着いて早く引き上げるに限る!!!!
子供は9時には寝なきゃね、笑
多くのお父さん方には楽しいハメはずしになったことと思われ。。。