道 ～過去・現在・未来～ 【今】

🇸🇦ムハンマド・ビン・サルマン皇太子

国際的に承認されたパレスチナ国家の樹立を要求

アラブ首脳が一堂に会するのは
11月にリヤドで臨時首脳会議が開催されて以来初めて


アラブ連盟は
2024年5月16日木曜日



声明
イスラエルが戦闘休止と人質解放を巡る間接交渉を「妨害している」と主張
国際社会の警告や人道への影響を顧みず
ガザ最南部ラファで軍事作戦を拡大していると強く非難

間接交渉は
加盟国のエジプトとカタールが仲介している

アラブ連盟には
21カ国とPLOが加盟




イスラエルとハマスによるガザ紛争をめぐるサミットで
🇵🇸パレスチナ地域に国連平和維持軍の駐留を呼びかけた

22カ国からなるアラブ連盟が発表した
「マナーマ宣言」は
2国家による解決策が実施されるまで
「占領下のパレスチナ地域に国連の国際的な保護と平和維持部隊を駐留させる」ことを求めた

宣言はまた
「すべてのパレスチナ派閥が、ファタハ運動が支配するパレスチナ解放機構の傘下に入る」ことを求め
PLOを「パレスチナ人の唯一の正当な代表」とみなすと付け加えた

また
ガザでの 「即時 」停戦と
パレスチナ領土での強制移住の停止を求めた


「我々は
ガザにおける即時かつ恒久的な停戦、強制移住のすべての試みの停止、あらゆる形態の包囲の停止、完全かつ持続可能な援助へのアクセスを可能にすることを要求する」と最終コミュニケは述べた

さらに
「商業船への攻撃を強く非難」し
「航行の自由、国際貿易、世界の国々と人々の利益を脅かす」とし
「紅海とその周辺地域における航行の自由を確保する」というアラブ連盟のコミットメントを改めて表明

🇧🇭バーレーン
ハマド・ビン・イサ・アル＝カリファ国王
サミットの冒頭
中東和平のための国際会議の開催を呼びかけた

国王はまた
サミットのホスト国として
パレスチナ国家の完全承認と国連加盟の受け入れに対する同国の支持を再確認

国王は
パレスチナ国家の樹立がこの地域に良い影響を与えるだろうと強調

国連総会は
パレスチナの国連正式加盟を圧倒的多数で支持し
国連安全保障理事会に再考を求めた

193のメンバーで構成される国連総会による投票は
先月米国が国連安全保障理事会で拒否権を発動した後
パレスチナの国連正式加盟を支持する世界的な調査となった

🇧🇭バーレーン国王は
「🇵🇸パレスチナ人が直面していることは
国際的な統一姿勢を必要としている」と述べた


🇸🇦サウジアラビア
ムハンマド・ビン・サルマン皇太子はサミットの冒頭演説で
国際的に承認された
パレスチナ国家の樹立を呼びかけた


王子は木曜日にアラブ連盟首脳会議のために
マナマに到着したアラブの代表団の中にいた

演説の中で王子は
ガザの人道危機を緩和するための王国の努力を強調し
アラブ世界の問題に対するサウジアラビアの支持を繰り返した

国際社会に対し
停戦努力を支援し
パレスチナ市民への侵略を停止するよう促した


アラブ首脳が一堂に会するのは
11月にリヤドで臨時首脳会議が開催され
イスラエルによるガザでの「野蛮な」行動を非難した後では初めての事

サミットは
ガザでの出来事について議論し
停戦を提案し
パレスチナ国家を推し進めるために設定された


「王国は平和的手段による紛争解決を求める」と王子



🇵🇸パレスチナ指導者
ハマス非難

パレスチナのマフムード・アッバース大統領は
ハマスが10月7日の攻撃でイスラエルに「ガザ攻撃の口実」を与えたと批判した

「ハマスが分断終結を拒否しているのは
2国家解決策を終わらせようとするイスラエルの利益にかなうものだ」と指摘し
パレスチナ自治政府とガザを支配する過激派組織との間に長年にわたる緊張関係があることを指摘

パレスチナ政府は
国際的・地域的パートナーから期待された財政支援を受けていないとし
イスラエルが依然として資金を差し控え
悲惨な状況を作り出していると指摘

🇵🇸パレスチナ指導者は
アラブ諸国の財政支援と
イスラエルに圧力をかけて
資金を解放するよう
米国に呼びかけた


「アラブのセーフティネットを活性化させ、国民の回復力を高め、政府が任務を遂行できるようにすることが、今、重要となっている」とアッバスは付け加えた

国際社会に対し
2国家解決策の実施に直ちに着手するよう促し
1948年のナクバから76周年を迎えたばかりの
パレスチナ人の強制移住を「全面的に拒否する」と繰り返した


🇶🇦カタールのタミーム・ビン・ハマド・アル・タニ首長
🇦🇪UAEのムハンマド・ビン・ラシド副大統領兼首相
🇰🇼クウェートのシェイク・アフマド・アブドゥラ・アル・アハマド・アル・サバ首相
🇸🇾シリアのバッシャール・アル・アサド大統領なども出席した。

🇵🇸パレスチナ自治政府
アッバス議長
2024年5月１６日
アラブ連盟の首脳会議で
自治政府が国際社会や周辺地域のパートナーから供与を期待していた財政支援を受けられていないと訴えた

アッバス氏
「アラブのセーフティーネットを活性化させることが重要になっている」と強調

🇵🇸パレスチナ自治政府の資金調達は
🇮🇱イスラエルが
🇵🇸パレスチナ人に代わって徴収する税収の送金を巡る対立で厳しく制限されている

国際的な資金援助も逼迫しており
🇵🇸パレスチナのシュタイエ前首相は
年間予算に占める国際援助の割合が３０％から
１％程度に落ち込んでいると述べた

イスラエル不法占領軍が限定的な地上作戦を始めたパレスチナ自治区ガザ南部ラファの人道状況について
🇮🇱ネタニヤフ首相
「人道危機は起きていない」との認識を示しました

🇮🇱ネタニヤフ
2024年5月15日
ビデオ声明を出し
イスラエル不法占領軍が
南部ラファなどで戦闘を継続していることについて
「人道的な義務を果たしながら行っている」など意味不明な現実とかけ離れた主張をした

南部ラファでは
エジプトとの境界にある検問所のガザ側をイスラエル軍が掌握したことで
人道支援物資の搬入が滞り
食料不足や医療施設の稼働停止など影響が深刻化しています
餓死する人々が多発している

ネタニヤフ氏
「指摘されていたような人道危機はまだ起きておらず
これからも起きないだろう」などと
現実的ではない
根拠もない主張をしてる

こうしたなか
中東アルジャジーラは
5月15日
過去24時間のガザ側の死者が82人に上ったと明かし
「ここ数か月で最も犠牲者の多い1日だった」などと報じました


🇮🇱イスラエル不法占領軍は南部ラファに加え
北部ジャバリアでも攻撃を強めている

イスラエル不法占領軍の戦車が市街地に進入し
激しい銃撃戦になっている

🇺🇳国連人道問題調整室（ＯＣＨＡ）
マーティン・グリフィス室長
2024年5月１６日
🇵🇸パレスチナ自治区ガザの食料備蓄が底を突きつつあり
飢餓が差し迫ったリスクになっていると警告

🇮🇱イスラエルによる
南部ラファでの作戦開始以来
支援物資の配布がほぼできない状況

ガザ南部に避難していた市民の約半数はイスラエルの作戦開始を受けて他の地域に退避しているが
ＯＣＨＡとして支援できていないと説明

南部で支援物資の搬入がほぼ停止し
新たな戦闘が支援の配布をさらに難しくしている

南部ラファに
食料は「ほとんど残っていない」とし
「人道支援活動は完全に行き詰まっている。
やりたいことができない」と嘆いた

グリフィス氏は
健康上の理由で来月退任する事が決まっている

🇿🇦南アフリカ
2024年5月１６日
🇮🇱イスラエルによる
🇵🇸パレスチナ自治区ガザでの
ジェノサイド（大量虐殺）を巡る国際司法裁判所
（ＩＣＪ）での訴訟の一環として
南部ラファへの攻撃停止命令を求めた

🇵🇸パレスチナ人の
「せん滅」が続いていると訴えた

南アは
先週
ラファを保護するための追加の緊急措置を要請。

これを受けＩＣＪが審理を実施した

南アは攻撃停止命令のほか、国連関係者、人道支援団体、ジャーナリスト、調査員らがガザに自由に出入りすることをイスラエルに認めさせるよう要請

イスラエルはこれまで
先に出された裁判所命令を無視し
違反してきたと訴えた

ラファ検問所
ガザ地区とエジプトとの境界にある支援物資の主要ルート
だが
イスラエル不法占領軍はイスラム組織ハマスが検問所を軍事利用していると主張し5月7日に制圧

その後もガザ側では断続的に戦闘があり
閉鎖が続いている

人道危機が悪化の一途をたどり
境界沿いの緊張が高まっている

人道危機が指摘される
🇵🇸パレスチナ自治区ガザ地区で
約２２０万人の住民の半数が
今年７月半ばまでに壊滅的な飢餓に直面するとの予測
2024年5月１１日発表

総合的食料安全保障レベル（ＩＰＣ）と呼ばれる分類手法でまとめられた予測で
ＣＮＮがグラフで示してみた

栄養失調の状態は
「危機」
「緊急事態」
「壊滅的」の各段階に分けられている

予測の対象期間は
今年３月１５日から７月１５日までとなっている

「危機」は住民の
１２％
「緊急事態」
３８％
「壊滅的」
５０％と予想された


戦闘や人道支援物資をガザへ搬入する検問所封鎖などが原因で
ガザ住民の大半は日々の食料確保もままならないでいる。

食料の空中投下や海上ルートを通じての物資輸送なども試みられているが
量的には十分でないとも指摘されている





世界食糧計画（ＷＦＰ）
2024年5月１０日
ガザ南部にある複数の検問所経由での人道支援物資の搬入は過去３日間、実施されていないと報告

ガザ最南端に位置する
ラファ市で開店しているパン屋は一つだけと指摘

同市にはガザ全域で居住先を追われた住民ら
約１４０万人が殺到

イスラム組織「ハマス」の殲滅（せんめつ）を掲げる
🇮🇱イスラエルは
ラファへの本格的な地上侵攻の地としており
ラファ侵攻は激化


ＷＦＰは
検問所の再開放がなければ支援業務は停止し
住民らが得る食料は払底するだろうと警告した

🇺🇳WHO
🇵🇸ガザ
「子供が餓死している」　
現地視察の結果を報告

2024年3月4日
世界保健機関（WHO）のテドロス・アダノム・ゲブレイエスス事務局長
イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が続くパレスチナ自治区ガザ地区で
子供たちが餓死していると述べた

WHOのチームは
先週末
ガザ地区北部のアル・アウダ病院とカマル・アドワン病院を訪れた

テドロス事務局長によると
昨年10月初旬以来の視察

テドロス氏は今回の視察で
「ぞっとする調査結果」をソーシャルメディアに投稿

それによると
食料不足により子供10人が死亡するなど
「深刻なレベルの栄養失調」が見られた。
また
複数の病院が破壊されていたという


「ぞっとする調査結果」
テドロス氏は
アル・アウダ病院とカマル・アドワン病院の視察で
「深刻なレベルの栄養失調や子供の餓死、燃料・食料・医療品の深刻な不足、破壊された病院の建物」が確認されたと報告

同地区北部では推定3万人が
食料やきれいな水がほとんどない中で暮らしている

「食料不足により子供10人が死亡した」と
テドロス氏は投稿

WHO
「ガザ北部への定期的なアクセスを確保しようとしているものの」
前回から数カ月たっての訪問となったと
テドロス氏は述べた

「アル・アウダ病院の状況は特にひどく
建物の一つが破壊されている」と付け加えた


飢餓は
「ほぼ避けられない」
国連の人道問題調整事務所（OCHA）の高官
ガザ地区での飢餓は
「ほぼ避けられない」と警告

この高官によると
同地区全体で少なくとも57万6000人（人口の4分の1）が壊滅的なレベルの食料不足に直面し
北部では2歳未満の子供の6人に1人が急性栄養失調に苦しんでいる

国連児童基金
（ユニセフ）
中東・北アフリカ地域事務所代表のアデル・ホドル氏
「栄養不良がガザ地区を襲い子供が亡くなるという
我々が恐れていたことが現実に起きている」とした

「このような痛ましく悲惨な死は、
人為的なものであり
予測可能であり
十分に防ぐことができる」と
ホドル氏は3月3日の声明で述べた

赤十字職員
“医療は機能不全”　
ガザ地区ラファ
2024年5月17日(金)

🇵🇸パレスチナ自治区ガザ地区の最南部ラファに開設された野外病院について
赤十字の職員がNNNのインタビューに応じ
ラファの危機的な状況を訴えました

ガザ地区ラファに
5月9日に新たな野外病院が開設されました

60台のベッドに外科や産婦人科、小児科などがあり、一日あたり200人を診察することができます

ガザの赤十字国際委員会で広報
ガザの医療は機能不全に陥っていると訴えました

赤十字国際委員会　
ヒシャム・マンナさん

「人々は汚水や廃水、大量のゴミで覆われた道路や歩道にテントを張って生活をしていて
これが公衆衛生上のリスクとなり
伝染病や悪性の病気を蔓延させています。
ガザの医療システムは崩壊しています」

また
女性や子どもの犠牲者が増え続けていると指摘


赤十字国際委員会　
ヒシャム・マンナさん
「3万5000人以上が殺害され
その70％が女性や子どもたちです。
がれきの下敷きになっている人や遺体が回収されないまま行方不明になっている人たちが
まだ何千人もいます」

こうしたなか
🇮🇱イスラエル不法占領軍
5月16日に
イスラエル不法占領軍が
ラファに追加の部隊を配置し
今後ラファでの作戦を拡大させた

さらなる人道危機への懸念が強まっています

🇯🇵川崎重工業は
🇰🇷韓国サムスン系のプラント設備会社から受注した
ガス圧縮機4基を
🇸🇦サウジアラビアに出荷したと発表
シェールガス田のガス処理施設向けで
生産された天然ガスは水素やアンモニアの原料となる

脱炭素を追い風に中東への出荷を増やす

🇸🇦サウジの国有石油会社
サウジアラムコが開発する
同国東部のジャフラ・ガス田の処理設備で使う

高温、乾燥といった過酷な環境でも安定稼働する点が評価された。

受注金額は非公表

同社の圧縮機は東南アジアやインドでも納入実績がある。

今回の出荷を機に、天然ガスの生産が進む中東での受注増を目指す❗

脱炭素への取り組みが進む中
同社は天然ガスのほか
水素の液化や二酸化炭素の回収・貯留（CCS）などの分野でもガス圧縮機の需要があるとみている

みずほFG
水素製造分野に2兆円融資
2024年5月16日(木)

みずほフィナンシャルグループ（FG）は16日
2030年度までに水素製造分野に計2兆円融資すると発表
脱炭素化に向け
水素の製造企業やプロジェクトを支援する
みずほFGはサステナブルファイナスを計100兆円実行する目標を掲げており
今回の取り組みはその一環
傘下のみずほ銀行が融資するとの事

🇺🇸米ブラックロック
🇸🇦サウジに投資会社設立
2024年5月12日

世界最大の資産運用会社の米ブラックロックは
サウジアラビア政府と
複数の資産クラスに投資する会社をサウジの首都リヤドに設ける。
サウジの政府系ファンド
パブリック・インベストメント・ファンド（PIF）が
最大50億ドル（約7800億円）を拠出する

新会社は
ブラックロック・リヤド・インベストメント・マネジメント

10兆5000億ドルの資産を運用するブラックロックの完全子会社となる