2006/09/22(金)14:03
ビジネス実務法務試験 2級 (37)
ビジネス実務法務試験 2級
第37問
A社は中古販売業者を営んでいる。ある日、運送業を営むBからA社に、3ヶ月前に業務用にA社から購入した中古のブレーキが故障しているのでその修理代を負担してほしいとの申し出があった。なお、Bの主張によれば、購入後今まで当該中古車には一度も乗っていないので、この故障は購入時点か存在していたものだとのことである。この場合に関する次のア~オの記述のうち、その内容が適切でないものの組合せとして最も妥当なものを1~5の中から1つだけ選びなさい。
ア 本件中古車の所有権移転時期は、特約がない限りは契約締結時であり、契約締結時に代金の支払も中古車の引渡しも行われていないとしてもその時期に変わりはない。
イ Bが購入翌日に検査してブレーキの故障を発見していた場合、この故障は購入時点ですでにあったことが明らかであり、BのAに対する請求は拒否される余地はない。
ウ Bは上記の請求の前日に検査してブレーキの故障を発見した。この場合、Bは購入してから検査をするまで一度も車に乗っておらず、購入時からあった故障だとしてもBの主張として認められない可能性がある。
エ BのAに対する主張として認められる可能性のあるものとしては、上記の請求のほかに本件中古車売買契約の解除がある。
オ 仮にBの売買契約解除が認められた場合において、Aが中古車の受け取りを拒否するときは、Bは自らの費用で当該中古車を保管しなければならない。
1 アイ 2 アエ 3 イオ 4 ウエ 5 ウオ
解答 3
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