2005/11/06(日)22:36
シカゴ 「素直になれなくて」
「HARD TO SAY I'M SORRY」(シングル盤)
CHICAGO
(1982年)
元祖ブラス・ロックの第一人者シカゴの通算16枚目となる『CHICAGO 16 ラヴ・ミー・トゥモロウ』からの大ヒットシングル。
元々彼らは政治色の強いブラス・ロック・バンドで、その硬派な音楽性は当時の若者の鬱憤を晴らすのに好都合のサウンドだった。 しかしサウンドの要であったテリー・キャスの事故死などにより低迷を続ける時期があった。 レコードセールスも落ち込みレコード会社を移籍(つまりはクビですね)、心機一転を計ったのがこのアルバムだった。
新メンバーにビル・チャンプリンという有能なミュージシャンを迎え入れ、しかもプロデューサーにはデヴィッド・フォスターを起用。 これにより世界最高峰のAORサウンドを完成させた。
ゲストも超豪華!! スティーヴ・ルカサーにデヴィッド・ペイチ、マイケル・ランドゥなどテクニックのしっかりしたミュージシャンらが参加し脇を固めている。 いやぁ~、これでいいモノが作れないわけがない☆
この大ヒット・シングル「素直になれなくて」は極上のバラードで、きっと知らない人はいないんじゃないかと思うくらいポピュラーなナンバーですね。
正にフォスター節炸裂で、都会の甘く危険な香りがする大人の世界が繰り広げられています。 しかもバラードを歌わせたら天下一品だというピーター・セテラの歌も絶品。 (カラオケで歌いたいんだけどなかなか上の声が出ないんだよねぇ~><)
しかしこの曲はもろに80年代をあらわす曲だなぁ~。 荒々しいブラス・ロックから一転、その後のソフトなシカゴの印象を決定付けた記念碑的作品ですね。
今夜はこの曲をディスク・ジョッキーさんに捧げます。
どうぞお元気で…… (ο^ー')b