φ(..) Daily Groovus

2007/11/17(土)00:51

新月が聴きたいっっっ!!

おすすめアルバム(233)

実は先日里帰りをした際、名古屋で行きつけの某CDショップで大人買いしてきた。 今日はそれも踏まえてのお話。 沖縄に移住する際、アナログレコードでしか聴けないインディーズや貴重盤などはCD-Rに焼いてきたハズなんだけど、数枚だけ完全に忘れていたレコードがあったのだ。 ボクはこれを聴きたくて聴きたくて…。 でも実家に連絡しても数百枚もあるコレクションからそのレコードを探し当てて送ってくれるような人間は居ず、ひそかにストレスの溜まる生活を強いられていた(苦笑) しかし今回幸か不幸か実家に帰る機会を得たのでここぞとばかりに4階の倉庫化した部屋に積み上げられた大量のダンボール箱を片っ端から調べて抜き出した数枚のレコード盤。 ただ残念なことに実家にはそのレコードを再生するプレイヤーも無ければ録音設備も無い(泣) よってこれらは沖縄に別便で送ることに…。 今の季節は大丈夫だけど来年の夏の温度と湿気がコワイ。 新月 『新月(1st)』 (クリックでDJロマネスクのレビューへ) その沖縄に送った荷物の中にこのレコードがある。 内容は上記リンクページで確認していただきたいが、とにかく日本の叙情溢れる音楽が詰まった1枚である。 このジャケットを手にしてムラムラとしてきた。     「あぁ、そういえばライブCDが出てたなぁ…。 聴きたいっっっ!!」 もう居ても立ってもいられなくなって翌日ある友人と食事をする前にCDショップに行こうと決めたのであった。 そのCDショップは新品・中古ともに在庫が充実しており、中には廃盤となったレア物さえも普通に売ってたりするボクの大切な秘密基地なのだ。 で、これがそこで入手した新月の『ライブ1979』である。 モノクロのジャケットが素敵過ぎる!! この音源は実は以前リリースされた『赤い目の鏡』(1994年リリース)の別録音盤で、オープンリールで録られたものなので音質が向上している他、収録曲の差し替えなどもあり、いわば再編集リマスター盤と言ってもいいかも。 まぁ何よりも日本のプログレ史上最上級の“和プログレ”の名曲とされる「鬼」や「白唇」がライブで聴くことができるのが嬉しい。 しかもこのライブはアルバム『新月』の発売記念ライヴなのである。 日本のプログレ史の大きな1ページの貴重な記録なのだ。  もちろん前出の代表曲の素晴らしさは言うまでもなく、さらに未発表曲「少女は帰れない」や後半畳み掛ける怒涛のプログレッシヴな大作「赤い目の鏡」~「殺意への船出パート2」は息を飲む緊張感に身震いする。 とにかく当時こんなにも音楽意識の高いバンドが存在していたことに驚くと共に公式アルバムが1枚しか残っていないという悲劇に涙するばかりだ。 しかも昨今の日本のプログレ発掘隊(?)の努力によりこのような貴重な音源をまとめたボックスがリリースされる運びとなったことは感謝と敬意を示したい。 『新●月●全●史 [DVD付完全生産限定盤]』 販売価格 12,282円 (税込) ジャパニーズ・プログレッシヴ・ロック史上、 伝説的なバンドとして今日まで語り継がれるバンド「新月」のヒストリーを語るべく、 レア音源に秘蔵ブックレットを加えたコレクターズ・ボックス・セット 「新●月●全●史」が遂に完成!! リマスター&新録音源を収めたCD5枚+PV収録のDVDの計6枚組。 本作はバンドが「新月」として活動する以前の「HAL」「セレナーデ」時代の レア音源も追加。さらに、新月というバンドの歴史の総てが判る豪華ブックレット付き。 買っとくか?  

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