2017/07/18(火)22:48
ノヴェラ第3期の名曲 「追想(Eternal Love) 」
果たしてこのバンドをNOVELAと呼んでいいのだろうか、、、、と、いまでも迷う
楽曲の作者は依然平山照継さんだしリズム隊はあの名盤『聖域(サンクチュアリ)』を作り上げた第2期メンバーのままだし……
でも明らかにサウンドが違う
交代したボーカルに目をつむってもサウンド自体が以前のNOVELAとは全く違ってた
やはり平山さんのハワード・ジョーンズに代表されるニューウェイヴ・サウンドへの傾倒だろうか
正直そのイメチェンが不完全のままレコードになっちゃった感は否めない
ただ以前このブログに(2回も ←笑)書いたように平山さん作詞作曲の「電話の後で…」と平山さん作詞&新メンバー岡本優史さん(Key.)作曲の「追想」だけは本当に素晴らしい仕上がりとなっている
聴き手の心の奥に広がる想い出の湖に静かに波紋が広がるような風景
当時”七色の声”と言われていた新ボーカルの宮本敦さんの声もここではその魅力を引き出しているしピアノの表現力に才能を感じる岡本さんの本領発揮された楽曲
また平山さんは以前からマイク・オールドフィールドに影響を受けたと発言しているがこの曲でもその伸びやかなトーンに片鱗が見え隠れする
心が震える名曲だと思う
NOVELAと同じ土俵で聴いてしまうといろんなもったいなさが生まれてしまう
やっぱりNOVELAという名前を使い続けたのは失敗だったかな、、、と思ってしまうロマネスクであった(だが次作で一気に楽曲がこなれ新NOVELAが作り上げたかったサウンドが開花している)