|
カテゴリ:おすすめアルバム
昨年のリリース前に”これは良さげ♪”と紹介したアルバム ⇒ 11月20日 Yesterday And Today: A 50th Anniversary Tribute To Yes 輸入盤 【CD】 で、12月に発売されたのでそれ以来ずっと聴いてるわけだが…… これが予想以上に良くてヘビロテしている 予想通り今までのトリビュート盤に比べボーカル曲が多めなのである意味YESっぽくない印象を受けるが逆にそれがこのトリビュート盤の良さに繋がっているとも言える 1曲目の「Machine Messiah」こそ緊張感のあるYES節炸裂の素晴らしい出来で往年のYESファンも満足のいく一曲に仕上がっているが3曲目からは牧歌的なジョンの優しさ満載な雰囲気が漂う 「Turn of the Century」は前回のブログでボクが予測した通り間違いない出来栄えであった、が後半のギター協奏曲部分がごっそりカットされており(つまり前半のボーカル部分のみのカバー)面喰らう しかし続く「Sweetness」が穏やかで実に気持ちのよい流れだ これを歌っているのはWILCOのPat Sansoneという人でボクは全く知らなかった人だった(不勉強でゴメン)のだが、素晴らしいのひと言である ジョンのような透明感とは違うがとても優しく包み込むような温かさがある 例えば、YESよりもStarcastleの方が好きって人には堪らないかもしれない さて、その次に続くのは「Soon」 ジョンの美声を語るときによく引き合いに出される名曲のひとつである これを演奏するのがCurved Airなのだがこれがハマッている ていうかこのアルバムのベストトラックだと思う 原曲の良さ(優しさや切なげさや浮遊感など)を見事に再現している ボーカルもジョンとは違って慈悲深いというか母性愛を感じさせてくれる ここまでの前半戦ですっかりこのトリビュート盤の虜になってしまうが、後半も悪くはない まぁちょっと普通というかサプライズ感の無さは否めないけどね ハケット様の「Cinema」はボクの期待が大きかったせいかそのまんま過ぎてちょっと拍子抜け 「Acoustic Medley」と「Yesterday and Today」(←初期のオフコースみたい)は前半のあの3曲と並んで素晴らしい仕上がりである 「The Fish」はさすがBilly Sherwoodって感じで凄く頑張ってる 元IT BITESのFrancis Dunneryの「Starship Trooper」も期待が大きかっただけにちょっと肩透かしだったが最後は盛り上がったのでひと安心 まぁとにかくこれがアナログLPだったらA面ばかり聴いていた可能性が高い(笑) なんというか結局Curved Airに持っていかれた感じ 【Curved Air - Melinda,More Or Less (1972) 】 やっぱり良いね~ このバンドはメンバーチェンジが激しくてリスナーが振り回されている感が強いが復活後の2014年の作品『North Star』はなかなかの力作だったので次の作品が楽しみである(出るかどうかはかなり微妙) では最後に本家YESの「Soon」も聴いてみましょう 【Yes Soon - Symphonic Live】 小田和正さんが”キーを落として歌うくらいなら引退する”的な発言をしたがそれはこのジョン・アンダーソンにも共通するよなぁ 本当に声帯だけは歳をとらない仙人である お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年03月07日 14時55分00秒
コメント(0) | コメントを書く
[おすすめアルバム] カテゴリの最新記事
|